前回のエントリー 「 キョロ充である事は社会的義務の一つである 」 のコメント欄で次の様なやり取りがあった。
数年中にみんながコンテンツを作る時代になるでしょう。
我々の新たなる目標はそれをしなくても生き延びる事が出来る社会を構築する事だと思います。
(底辺)
コンテンツを皆が作る時代…。
イメージが湧きそうで湧きません。
コンテンツを皆が作る時代と言うテーマで分かりやすい解説をお願いいたします。
(読者の方)
御質問に応えて、このエントリーでは「コンテンツを皆が作る時代」について解説をしておきたい。
趣旨については、過去のエントリーで何度か触れているのだが、大切な事なので何度も繰り返し掘り下げておく。
この話題に興味のある方には下記のエントリーに目を通される事を推奨する。
IT革命。
「インターネット普及による社会の急激な変化」を指す言葉である。
更に具体的に「変化とは何か?」掘り下げれば、「人間個々がインターネットを通じて社会と直結する社会形態の誕生」を意味する。
既存の社会は国家も含めた巨大組織を維持・運営する為に幾つもの巨大なピラミッドが構築されていた。
強く豊かなピラミッドの一員となるか、自前のピラミッドを運営するか、この二つが社会生活上の必勝法であった。
自前のピラミッドを維持運営する事には非常に大きな困難が伴うので、多くの庶人は強く豊かなピラミッドの一員となる事を望んだ。
(そのピラミッド内で出世して上位の役職に就ければ、尚善しとされた)
何故、組織を維持・運営する為にピラミッド型組織が必要かと言えば、上意下達の為の手段が他に無かったからである。
例えば、経営者が1万人の労働者に命令しなければならない事業を起こしたとする。
一人の人間が1万人に一括して命令を下す事は現実的では無かったので、10人なり100人なりの小部隊を指揮する中間管理職も雇用していた。
事業に中間管理職が必要だった訳ではない、事業の維持に中間管理職と云うコストを掛ける必要があったのである。
そして、ネットインフラの発展により、それらの中間管理職は日々不要化の一途を辿っている。
現在の多くの会社業務にしたって、少し気の利いた人間が仕組みを作れば半数以上の人間が不要になる。
中間機能の不要化は個々の人員に限った事ではない。
中間的な業務を独占していた業界も、当然沈む。
典型的な例を挙げれば「マスコミ」である。
無論、依然強大な存在であるが、その神通力が落ち続けて居る事は貴方も重々承知の筈である。
若い方は御存知ないかも知れないが、昔のドラマや映画は「悪党の企みをマスコミに暴露」して物語を解決していたのである。
今ではその役割はネットが担っている。
それどころか、マスコミが犯して来た悪事すらクリック一つで簡単に知る事が出来る様になった。
(例えば「朝日新聞」と検索するだけで、1ページ目からグーグル先生が頑張ってくれる。
先生の偉い所はグーグル批判記事もちゃんと検索すれば閲覧出来る点である。
もっとも、本当にヤバいグーグル批判は封殺されているに違いないのだけれど)
既得層にとってもさぞかし恐ろしい革命であろうとは思う。
つまり、産業革命と真逆の現象がIT革命であるのだ。
産業革命の起こしたイノベーションは、新身分システムと多くの雇用を生み出した。
そしてIT革命の起こしたイノベーションは、既存の身分特権と多くの雇用を奪っている。
つまり産業革命式の身分を保有していた者が最もワリを喰っている。
ホワイトカラー・正社員・国家資格保有者・高学歴幹部候補生。
名称は何でも良いのだが、ピラミッドの中位に居た者達が恐ろしい速度で没落している。
今後、この現象は更に進行するだろう。
誰もがダイレクトに情報を探すので、情報仲介業者のマスコミは大きく弱体化した。
誰もがダイレクトに知識を獲得するので、知識仲介業者の士業者は素人に同情される存在となった。
誰もがダイレクトに意見を発表するので、意見仲介業者の出版業界は壊滅的な打撃を受けている。
要は非物流分野における中間搾取層(これは悪意に満ちた表現だが)が淘汰され続けているのである。
「誰もが(広義の)マーケットにダイレクトに関与し得るようになった。」
これがIT革命の本質の一つである、と底辺は解釈している。
誰もがコンテンツを作る時代
コンテンツcontentとは「中身」と云う意味である。
コンテナcontainer「容器」の中に入っている、コンテントcontent「内容物」から。
(こんな小知識までクリック一つで入手出来る時代になったのだから、どれだけの知識仲介業者がダメージを受けたかは想像に難くない)
そして、現代IT語では、メディアの中身の音声・画像・動画・・プログラム・テキスト等を指す。
知的産業から発生する全てと言っても過言ではない。
問題は技術の進歩によって、これらの制作・販売に人手が不要になってしまった事である。
無論、人手を必要とし続ける者も居るだろう。
そういった高コストな者をスタンドアローンの天才が各所で駆逐しているのが現状である。
(5人の零細企業と自宅ニートが同じ商品を作った場合、コスト面では絶対にニートが勝つ。
零細企業が社長とパート一人の二人体制にまでその身を削っても、コストではニートが勝つ。
ニートと云う単語が和訳された年度には既にカリスマニートと呼ばれていた底辺が言うのだから間違いない。)
「外注と云う形で雇用は守られる」
と云う意見は業界によっては勿論的外れである。
発注者は外注市場にもダイレクトに関与出来るからである。
相手が第一人者であろうと大先輩であろうと、ネット上で連絡可能な限り、万人が発注出来る。
(受注するか否かは受注者の勝手であるが)
すると、業界によれば、発注能力(カネや企画力)のある人間と受注能力(名声や技術力)のある人間しか要らなくなる。
これで恩恵を受けている人間は多い。
社員を雇わずに済んでいる社長や、仲介業者を通さずに仕事を取れるようになったフリーランサーは恩恵を受けている。
少なくとも「無駄な人間関係」から解放された。
(そして、恩恵を受けている者は絶対にその事実を口外しない。)
問題は、恩恵を受けている人間よりも受けない側の人間の方が遥かに多い、と云う点である。
カネも企画力も名声も技術もない人間は、それらを持った人間から「無駄な人間関係」と見做されて切られているのが現状なのである。
考えるまでもない事だが、10年後はもっとこの格差が拡大している。
産業革命世代はこれからも減り続け(ちゃんと減ってくれるよね? 団塊の皆様。)、デジタルネイティブは成人し続けるからである。
この変化が続けば労働者はどうなるか?
止むを得ず、自らがコンテンツの発信者になり、或いは自らをコンテンツ化せざるを得なくなるのである。
(他に生計を立てる手段が無ければ、適性の無い者だってyoutuberになる事を強いられるだろう。)
これが前記事のコメント欄で底辺が述べた「コンテンツを皆が作る時代」である。
「皆がクリエイターになって、ハッピーになれるのですか?」
と尋ねられた事もある。
勿論、答えは「否」である。
クリエイター同士だって世界規模で比較されるのだから、トップの魅力的な人材以外は淘汰されるだろう。
大体、人間が群生生物である以上、創造性のある人間など少数派に決まっているではないか。
創造性などはミームにおける突然変異に過ぎないのだから。
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この手の話題に興味がある方はドーキンスの著書を一読される事を推奨する。
「21世紀のマキャベリ」、キリスト教勢力がそう捉えている男である。
皆がコンテンツの作り手に回らざるを得ない状況、と云うのは皆が発信者として闘わされる状況を意味する。
これを楽しめる人間は恐らく少数派だろう。
そして、語弊を恐れずに断言すればコンテンツとは、漫画やアニメの様な狭義の表現物だけを指す訳ではない。
就活生のエントリーシートだって立派なコンテンツである。
現に、誰もがエントリーシートを作り、マーケットからの選別を受けているではないか。
誰もが自身の能力・経歴・意志をエントリーシートと云うフォーマットのコンテンツとして表現する事を強いられ、そして殆どの者には能力も経歴も意志も無いので無残に黙殺されている。
今はまだ雇用段階のみの話だが、最終的にはこれが日々の作業・一回一回のアクションにまで適用される。
技術的に可能だからである。
底辺の様なボンクラですら、この手法を利用しているのだから、ベソスとかワタミの様な連中が悪謀を思い付かぬ訳が無い。
何度でも言うが、これはロクな現象ではない。
オーウェルがこの現状を見れば、「1984より悪化してるじゃないか!」と我々人類の後裔を叱責するだろう。
人類の夢は競争の輪廻からの解脱であるが、支配者の希望は労働者を過度に競争させて自分が必要以上の利益を貪る事である。
そして支配者には、賢き消費者たる我々底辺人民も含まれる。
まさしく、これは、「万人の万人に対する競争」なのである。
問題は「闘争ではないので社会はこれを抑制しない」と云う点にある。
(社会と云う機能は、構成員のダンピング合戦による参画を好ましく考える。)
話を元に戻す。
「コンテンツを皆が作る時代」とは、そうしない者が生き残れない時代を指す。
何時その時代が来るのだろうか?
来年か? 再来年か? 10年後か? 明日か? もうとっくの昔に訪れているのか?
到来タイミングには個人差があるだろう。
具体的に何時かは解らない。
醜男とハンサムでは、貧乏人と金持ちでは、田舎者と都会人では、強いられるタイミングは違って当たり前だからである。
恵まれていない者は急げ、としか言いようがない。
万人が万人に対して並列的な競争を強いられる時代の必勝法として、よく挙げられる手法は「尖る事」である。
ニッチ化する事・目立つ事・面白い人間になる事などなど。
(勿論、底辺もこれらは主張し続けている)
確かにこれらの戦略は正しいのだが、大抵の人間には、ニッチを探す感度も無ければ、目立つ為の魅力・才覚も無く、面白味もない。
社会が救済しなければ(或いは絶滅するまで騙し懐柔しなければ)ならないのは、この層である。
この層が、「コンテンツを皆が作る時代」を生き延びるには、ひたすら利便性や明確性を強調しなければならない。
・直ぐに応対しますよ!
・この分野の知識は豊富ですよ!
・こちらから出向きますよ!
これらのサービス部分を提示するのが利便性の強調である。
・1時間1000円ですよ!
・送料は500円一律ですよ!
・1時間は相談時間を保証しますよ!
と云う具合に、条件・基準を数値化して表示する事が明確性の強調である。
何も無い、と仰る方はこうやって生き延びて欲しい。
便利で解り易ければ、そこに商品価値が生まれるからである。
勿論、こんな生き方は余りに辛い。
IT革命は99%の者に甚大な痛苦を与えている。
この現象が加速すると、更に新しい形の不幸が生まれるだろう。
故に、21世紀人個々に課せられた課題は、99%の痛苦を和らげる方法を模索する事であり、新しい形の幸福を提示する事なのである。
痛苦の軽減方法は犬の首輪賞で模索中である。
どうか底辺に力を貸して欲しい。
新しい形の幸福などは思い付きもしない。
せめて新型道化の底辺でも見物して御一笑頂きたい。
[subscribe2]
ニンゲンカンケイガー
セイジカガー
ゼイキンガー
ロウジンガー
耳が痛いけどどうしようもないからまず自分が生き残ることだけを考えたいです。
でも耳が痛いことを言う人のほとんどは、なぜか決まって全力で人様の人生を心配しているふりして批判します。
周囲の人も最近「世の中おかしくなったな」なんて言いますが、人類史と比較すると大しておかしくなんかなっとらんし、まして自分らがさも「安定を享受している」かの様な言い草に猛烈に違和感を感じまする。
オバマやプーチンが核ポチすれば世界はひっくり返るしそうしなくとも、狩猟したり農耕したり殺しあったりしてた方が圧倒的に長い人類がここ数十年なんとなく手に入れた保険だの株だの雇用だのの制度の方が相対的に異常だってことは自明ですし。
サイコロ振ってる回数と出目が違うだけなのに。
2015年5月29日 11:58 PM | 匿名 |
弱者が強者に勝つ唯一の方法は徒党を組むこと。つまり徒党を組むことで効果を最大限に発揮できる産業があれば良いのではないだろうか?
2015年5月30日 5:09 AM | 多那 |
私も含め、収奪される側の人間は社会の諸相に対し対応力が低いのが特徴ですから、
一回一回のアクションまでコンテンツ化されますと、対応の中で必ず襤褸が出ます。
また、女性との縁が薄い諸氏には身近だと思いますが、(私もそう)
同じアクションをしても「存在が気に入らない」などという
巫山戯ながらも人間の本質から不可避な「相対評価」への対抗策も
併せ練り上げることが必要不可欠のように思えます。
困難かとは思いますが、一回一回のアクションを、マニュアル化できたらベストなのですが。
2015年5月30日 7:31 AM | 匿名 |
11:58様へ
>なぜか決まって全力で人様の人生を心配しているふりして批判します。
これこそが彼らにとっての「自分が生き残ることだけを考えた結果」です。
自分が生き残る事だけを考える → 社会に必要とされない
全力で人様の人生を心配している → 社会に必要とされる
つまり、結果として他人様を心配する人間の方が生存率が高いのです。
(その良し悪しは関係なく)
腹の底で何を考えても良いのですが、シニカルな思考が外部に漏れてしまうと損ですので留意して下さい。
多那様へ
>徒党を組むことで効果を最大限に発揮できる産業
世界三大詐欺の国家・宗教・通貨はこの様な発想の基に生まれました。
ですので、無名人が生き延びるにはこの3つに積極参加して、構成員として主張できる権利を確実に抑えて行く事が重要だと思います。
7:31様へ
一つ一つをマニュアル化するのはしんどいので、外部に対してステレオタイプ化する方が良いのかも知れません。
例えば、意識高い系の人々がそれらを記号として演じているように。
2015年5月30日 10:00 AM | teihen |
コンテンツを発信しなければいけない時代は、もうとっくに来てますよ。
だからこそ才能の欠片もない私すらアウトプットし続けなければならないわけで。
全てが一括で閲覧できる社会において、必要なのは一点の突出のみ。
優等生的な平均ステータスを好むのは結婚相手を求める女性のみで、
過酷な競争社会は零細企業や個人にそれを求めていない。
それがわかっていない経営者から没落していくのが、今の社会です。
2015年5月30日 11:12 AM | 幸福賢者 |
回答記事を書いてくださりありがとうございました。
コンテンツを作らざるをえない状況というのは、過酷な気がしました。昔の地域の商店であれば地元だけでも成り立ちそうですが、ネット上でのビジネス展開は半端なコンテンツでは小遣いにもならないんじゃないでしょうか。
顧客は全世界、ライバルも全世界、かなりの水準のコンテンツを作れるかがポイントですね。
2015年5月30日 8:44 PM | 次郎 |
幸福賢者様へ
本当に全てをソート可能な社会になってしまいましたものね。
10年後を想像するだけで寒気がします。
次郎様へ
大した回答にはなってなかったと思いますが、私なりに掘り下げてみました。
とりあえず小遣い稼ぎで良いので挑戦せざるを得ないと思います。
苦しい時代ですが、お互い頑張って生き延びましょう。
2015年5月30日 10:03 PM | teihen |
初めまして。いつも恐る恐る拝見させていただいています。
コンテンツ発信は最近主流になってきているので自分も興味がありました。
ふなっしーやヒカキンを見ていても、創作、発信が職人や芸能人だけの特権でなくなったというのはよくわかります
いずれ自分で発信するにもあるいは就職するにもよかろうと思い、派遣でちょっとスキルを身につけてしまおうと考えて最近就業したのですが甘かったです
自分が使い物にならないという事実を突きつけられ、重い気持ちが日々募っています。
正社員が没落していく時勢なので、一時的にでも派遣という形態を利用してやれなんて思っていたのにこのザマです・・・
とは言え生活費を稼ぎながら自分で発信をする下準備をするには、今は仕方ないのかもしれません
今の自分には生活費という足かせがあるので、発信者になるまでの道のりが遠い気がしています
2015年5月30日 10:33 PM | 匿名 |
10:33様へ
貴方が使い物にならない訳ではありません。
労働者から搾取することでしか収益を上げる事が出来ない雇用者が多いだけなのです。
貴方達の世代は優秀です。
少なくとも私を含めた昭和世代の青年時代は、現代の基準では派遣の面接すら通らない低レベルな人間が非常に多かったです。
老人は幸運を自分の実力と錯覚し、貴方は不運を力不足と誤認しているだけです。
世界に騙されないで下さい。
貴方に落ち度はありません。
2015年5月31日 9:18 AM | teihen |
良いコンテンツを作る能力がない人間が多数であるという事実を考えると、投資をするという手段が救済策なのかなぁと考えてしまいます。
IT革命によって情報が得やすくなり、様々な売買のコストも下がっている訳ですから今後挑戦して行きたいです。
良きコンテンツを作るための努力と競争をさせる側に回る努力を並行してやれたらベストですよね。
2015年5月31日 3:47 PM | 学生 |
底辺さん
ありがとうございます
時勢とテクノロジーが生活のすべてを決定していると思えば、確かに不運といえるかもしれません
ただ原因が不運とはいえ、結局コンテンツ作成側に回る余裕ができていないのが現状なので、そこをなんとかしたいです。
底辺氏の記事を読ませていただいていると、やり方というかとっかかり方はなんとなく分かるんですが・・・
自分みたいな人間はゴロゴロいるんでしょうが、とにかく看板出さないことには話になりませんよね
2015年5月31日 10:02 PM | 匿名 |
1つ質問があるのですが、底辺様はシニカルな思考を外部に漏らさない為にどんなことに努めていますか?
シニカルな思考をする自分自身を殺してひたすらピエロに徹するのは精神的にキツイような気がするのですが。
2015年6月1日 2:00 AM | 匿名 |
3:47様へ
とても良い発想だと思います。
補足させて頂くと、「投資」とはお金だけで行う者ではありません。
有望な分野を調べたり、有望な人と仲良くしたりする事も立派な投資です。
あまり資金に恵まれていない若い方にこそ、この事実を知って欲しいと考えております。
10:02様へ
皆が自分の看板を出せないのは、時間の不足が原因だと思うのです。
それは他人に搾取されてるからでもあり、自分でドブに捨てているからでもあります。
コツとしては、自分好みのジャンルで生計を立てている人を多く見つける事です。
そして、部分でもいいので模倣して下さい。
得る金額は1円でも良いので、他者から報酬を得る事に専心してみて下さい。
その過程に、貴方のオリジナルが生まれます。
ただ、根を詰め過ぎない様にして下さいね。
2:00様へ
変わり者の私が真面目にしていてもどうせ笑い者になるだけなので、ただ真面目に生きて真面目に発言しています。
それが私なりのピエロの徹し方です。
シニカルな思考は所詮漏れてしまうので、どうしても考えがそちらに傾斜してしまう時は
「俺はこんな下らない事を考えてしまう人間だ、申し訳ない。」
と予め相手に詫びて、その至らなさを一緒に笑い合えるように持っていこうと努力しています。
漏れる事と自戒を込めて開示する事は全く別ですので。
私にはこんな事しか出来ません。
貴方も貴方の為に貴方のベスト(疲れない程度に)を尽くして下さい。
2015年6月1日 9:09 AM | teihen |
はいはい、知識仲介業者が通りますよっと。
ええ、もう死に体ですとも。
すでに業界はコンサル・セミナー・DVD販売で氾濫しております。
趣味の範囲におけるコンテンツですが某SSの感想サイトやってました。
ブーム終焉とともに作品も減り、今は停止中ですが。
今は趣味と仕事をかねて、ツイッターで特定トピックRSSをコピペツイートしてます。
これらに共通することは、銭に変換する手法を知らないという点ですね。
pixivのように、作品販売のプラットフォームがあれば良いんですが。
2015年6月2日 12:06 AM | 1000$ |
1000$様へ
或いは、貴方がプラットフォームを作る順番が回って来たのかも知れません。
2ちゃんねるも元を辿れば個人が作ったものですし。
自分で作れなくとも、作ろうとしている人を応援したりも出来ます。
換金手段が解らないのは落ち度ではありません。
時代の転換期は皆がわからないからです。
私には反省点があります。
危機感を煽る事に偏り過ぎていました。
これからは成功例や新分野を紹介し、可能性を提示する事にもっと力を注ぎます。
2015年6月2日 10:19 AM | teihen |
コンテンツが重視されるようになった。という事は、
これまで「何を商売にするのか?」と言うテーマに対して回答が絞られたとも捉えられます。
仲介業・中間層これらの立ち位置ではなく、ダイレクトに最終顧客(利用者)へ提供するようなスタイルが模範解答の一部ではないでしょうか?
これまで底辺氏が主張してきたように、かつては市場が小さいために無視されてきた
より専門的、より尖った、よりユニークな、財貨サービスの提供がIT革命により可能になったわけです。
いわゆる、恐竜の尻尾の中の頭や、ロングテールと呼ばれるものですね。
逆説的に考えれば、
顧客にとってありがたい・面白いも価値を提供できるのであれば
あえての中間業者というスタイルもありなのかもしれません。
大丈夫か俺は。
2015年6月2日 8:04 PM | 1000$ |
1000$様へ
皆がソートされる時代では、これまで評価されにくかった面白さや親切さの要素も評価されるようになります。
業界内での逆転の話も聞くようになっては来ているので、貴方の様なエネルギッシュな若手選手にとってはチャンスなのかも知れません。
>仲介業・中間層これらの立ち位置ではなく、ダイレクトに最終顧客(利用者)へ提供するようなスタイルが模範解答の一部ではないでしょうか?
これは賛成です。
ただ、実践の困難さも重々承知ですが。
(例えば、書籍の編集者がいきなり名作家・名講演者になれるかと言うと疑わしいです。 ダイレクトに客を掴む能力があれば既にそうしている筈なので。)
2015年6月2日 8:59 PM | teihen |
もちろん、名選手名監督に非ず。の格言のように
従業員、個人事業主というピン芸人として収益を上げてきた方が
オーナー側に回り、コスパを上げようとするわけですから
これはもう生き方を変えるに等しいわけです。
ご指摘いただいたように、相当な困難を伴うものと理解しております。
思えばSS感想サイトも、SSを書けない事への代用から始まったものでした。
ただ、人様にオープンにするわけですから
面白い、有難い、内容にするよう意識はして書きましたね。
2015年6月2日 11:10 PM | 1000$ |
中、高、大とSSを読み漁り青春をドブに捨てた僕は1000$氏のサイトに興味津々ですね。
誰とは言いませんが感想サイトやその延長で収益を上げている方もいるのですから良い時代になったものです。
2015年6月3日 5:11 AM | 匿名 |
成功例や明るい分野などの記事を読めると嬉しいです。
状況の厳しさを自覚した上で、何か明るい要素も知ってみたいです。
2015年6月3日 10:16 AM | 匿名 |
1000$様へ
ピン芸人から監督になるのは全くの不利ではありません。
今までの財産は生きるとは思いますので。
ただ、性格的に利己に走られい人は、敢えてコストパフォーマンスの良くない親方になっても良いと思うのです。
5:11様へ
本当ですよね。
現代は、一昔前であれば想像出来ない方法で収益を上げている方が多いです。
10:16様へ
今までは暗い警告に偏り過ぎておりました。
私の反省すべき点です。
2015年6月5日 9:33 AM | teihen |
Googleには、多様性を謳いながら社員には多様性を否定した管理をしていた可能性がある、という前科があるので、会社としては信用しきらないスタンスでGoogleのサービスを使ってます…
(まあ、所詮は高々一法人なんだから高望みは危険だと考えておくべきでした)
グローバリズムや男女平等はやはり体裁の良い搾取の形態では?と本質的に気付けて晴れやかな気分です
(もちろん、人前では多様性や移民、男女平等バンザイ!という雰囲気を察しつつ過ごしていますが)
2019年4月24日 3:29 PM | みょうは |