営業のコツについて手短に。
底辺も独立前にサラリーマン経験があり、営業部の所属だったので、ある程度は語れると思う。
(初年度から新規開拓成績が社内1位だった)
営業成績を伸ばすコツは、会社を裏切る事である。
機密漏洩や物資の横流しまでする必要は無いが、
心理の上で会社を裏切り、顧客の側に付くのが営業のコツである。
この原理はスパイの奥義でもある。
所属の異なる他人の信頼を勝ち取る
と云う一点において営業マンも諜報員も変わらないので、
スパイマニュアルは大体営業に応用出来る。
熱意の割に営業成績が上がらない人間は、会社の立場に立ち過ぎているケースが多い。
顧客から見れば、営業マンの重心がどちらに偏っているのかは一目瞭然なので、
社益に重心を置きすぎる営業は拒絶される。
逆に会社の利益を無視してでも、顧客に迎合する営業スタンスを取れば、
顧客の反応は良い物になる。
(ITブラック企業のスケジュールが滅茶苦茶なのは、そう云う営業をしているからである。)
この手法は自社の経営者・査定者の目が節穴の場合に通用する。
通常であれば、営業マンは営業成績の為の営業はしても、会社の為の営業はしない。
営業成績は自分の利益に直結するが、会社は他人の持ち物であるからだ。
何も全て顧客の利益に立つ必要は無いが、
「会社の意向を無視してでも、貴方に味方しますよ」
と云う気配を匂わせるだけでも相手の反応は違って来る。
底辺が営業マンだった頃の優先順位は
自分の利益>自分の時間>>>(越えられない壁)>>>顧客の利益=会社の利益
であり、
「自分は会社の構成員ではなく、会社と顧客の利害調整役である。」
とも思っていた。
それが利益に繋がっていたし、
他社の営業を見渡しても、顧客しか見えない・会社しか見てないと云ったタイプで成功している営業マンは今の所見た事がない。
【補足】
他で散々語られているので掘り下げないが、
常に聞き手である事を心掛ける事は重要である。
このエントリーに辿り着いた方の中には上記の2冊を読まれた方が非常に多いと思う。
良書であるので、未見の方は参考にされることを推奨する。
【補々足】
「一人自営の為の売り上げ激増マニュアルと思ったのに、期待外れだった!」
と仰る方へ。
底辺は一人になっても、この手口を使っている。
自分の上に胴元が居るかの様な口ぶりで
本当は禁止されてるんだけど、貴方の為にルールを捻じ曲げてますよ
と話を持っていけば、大抵の場合渋っている(もしくは渋っているフリをしている)顧客とのクロージングが円滑に進む。
その上、困った様な表情を作りながら関西弁で
「言わんとって下さいね? 言わんとって下さいね? 僕と社長だけの秘密ですよ?」
と頭を下げれば、嘘みたいに成約してしまうのだ。
尤も、この小芝居は底辺の奥義であるので、
あまり広めて貰っては困る。
言わんとって下さいね? 言わんとって下さいね? 底辺と貴方だけの秘密ですよ?
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やはり底辺君は関西人か・・・
2013年5月15日 3:01 PM | 匿名 |
底辺君は働いてたのにどうして不働(はたらかず)を貫くことにしたの?
2013年5月15日 7:03 PM | 匿名 |
>言わんとって下さいね?
ワロタww でもコミュ力高いんやろうな・・・
2013年5月20日 3:41 PM | 匿名 |