誰にでも出来る商売について ~特別な技能を必要としない簡単な副業~ - 無限の地平はみな底辺

誰にでも出来る商売について ~特別な技能を必要としない簡単な副業~

2016.3.22|ビジネス 起業

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世界は日々複雑化している。

市場は段々細分化している。

職業は増々専門化している。

 

「だから、個人は何らかの専門性を身に着けるべきである。」

と云うのが底辺の持論である。

 

貴方の耳にも、そこまで的外れな主張には聞こえない筈である。

だが、スペシャリストへの道は疲れる。

そういう「イシキノタカイ」生き方は人を選ぶし、何より生物としての摂理に反している。

 

そこで今回は、タイトルにもあるように。

「誰にでも出来る商売」 「特別な技能を必要としない簡単な副業」 を紹介する。

 

 

高齢化社会・核家族社会の申し子

 

まずは、底辺が素晴らしいと感じるまとめサイト記事を見て欲しい。

 

【朗報】ニートだがジジババ相手に買い物代行業始めたら儲かり過ぎワロタwww

http://inazumanews2.com/archives/47132693.html

 

ニートだけどスッポン釣りだけで生計をたててはや半年が過ぎた

http://58ch.doorblog.jp/archives/32864911.html

 

意識の高い起業論・学習論がどうしても肌に合わない場合は、こういうスタンスの生き方をしている人間をロールモデルとする事を推奨する。

 

結局、生業は自分に出来る事が一番である。

例えば、先述のエントリーの趣旨とは相反するが福沢諭吉。

彼は学習適性が高い人間だったから「学問のススメ」を執筆した。

彼にはそれが向いていたのだ。

 

福沢は作中で「勉強をしないと飴や米菓子を売り歩く下らない人生を送る破目になるぞ!」と若者を恫喝している。

(この男は慶應義塾の塾長だからそう言っているが、もしも菓子材料屋の社長の立場であれば逆の事を言っただろう。)

無論、時代背景や人類社会の摂理を鑑みれば福沢の論は概ね正しい。

ただ、万民が正しさに適性を持つとは限らない。

故に、底辺は「智恵分別なくして生涯飴やおこしを売る者」が生き残る道を模索したいと考える。

 

もしも貴方に「唯学問を勤て物事をよく知る者」としての適性が無いのであれば、上に紹介した2記事の様な事例を真面目に探して欲しい。

 

 

 

 

 

閑話休題

 

底辺が「女騎士触手」の続きを中々書かない理由。

福沢論はラノベではなく、ライフハックエントリーの中でこそ語るべきであると考えているからである。

 

 

 

学問は成功の絶対条件ではない。

 

カルフォルニア在住のレナ・シャマウトは時間10ドルで留守番代行業を営んでいる。

修理業者や配送業者の到着を待つ仕事である。

レナ女史は中学校までしか出ていない上に、専業主婦の経験しかなかった。

だが、自分に出来る生業を自分で発見し、自分で起ち上げた。

ITベンチャーが群雄割拠するカルフォルニアではあるが、誰もが意識の高い事業を営んでいる訳では無い。

 

情報の仕入れ元は先日読んだ「スーツケース起業家」の訳者タカ大丸あとがき。

 

 

 

誰にでも出来る商売について

 

「誰でも」「貴方でも」と置き換えれば全ては解決する。

自分を正当に低く見積もれば、貴方の生業は見つかる。

 

知るべきは己のレベルである。

それを踏まえた上で、自分と同レベルの人間の中から成功者を見つけ、似た様な切り口で攻めれば良い。

 

底辺は、日本人民全てに対して「学問のススメ」を一読する事を強く推奨する。

彼の主張のほぼ全てに賛同しているからである。

その上で、「飴やおこしの売り方」こそを真剣に学ぶべきであると主張する。

 

万人に基礎教養を与えて、国家における知的層を保とうとする現在の制度は正しい。

そして同時に。

万人は基礎野生を身に着け、底辺的な人生をいつでも選択可能な準備をしておくべきである。

人民個々が、「生業とは階級では無く、生存上の便宜に過ぎない事」を認識した時。

その時ようやく、日は再び昇るのである。

 

 

 

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コメント一覧
  • 今回の記事もありがとうございました。
    自分の「生業」を掘り下げて、もっと稼げるようにできれば、と思います。


    2016年3月23日 9:05 AM | ヤス |

  • ヤス様へ

    自分の得意分野と社会の需要が重なる部分を探して下さい。
    そこをどれだけ早く見つける事が出来るかによって、人生は変わります。


    2016年3月23日 9:25 AM | teihen |

  • 以前、人づてに聞いた話なのですが

    ある引きこもりの人が
    ある小さな生き物を
    部屋で大量に飼っていて

    数百匹に一匹生まれる
    遺伝子異常?の個体を
    マニアに高値で売っていて
    引きこもりなのに
    家族の中で一番稼いでる

    と。

    売るときは、
    配送業者が家まで来てくれるから家から出る必要もないんだそうで。

    何の生き物なのかは、
    本人(知らない人だけど)のために伏せますが、
    知ってる人は知ってる金の稼ぎ方ですね。

    でも、小さな生き物が大量にいるのとか
    気持ち悪いと思ってしまいます。死骸もこまめに取り除かなきゃいけないでしょうし。

    エントリー内のリンクにあった
    すっぽん釣りの人もそうですが、
    みんなが生理的に嫌がることを、嫌だと感じない人は
    市場の需給バランスの面で有利だなあ
    と思いました。


    2016年3月23日 5:10 PM | Name * |

  • >自分を正当に低く見積もれば、貴方の生業は見つかる。

    いつもながら、痺れる名言です。
    ことは、生業だけに留まらず、投資にも生かせる我々底辺が稼ぐ為の本質だと思います。


    2016年3月23日 7:25 PM | 山中 一人 |

  • 5:10様へ

    素晴らしい実例ですよね。
    教えて下さりありがとうございました。

    >みんなが生理的に嫌がることを、嫌だと感じない人は

    でも、これって皆多かれ少なかれ、「世間と違って自分にとっては嫌がらない事柄」を持っているんですよね。
    突破口はそこにあるのではないでしょうか?



    山中一人様へ

    起業家が肝に銘じなくてはならないことなのですが。
    事業も投資の一環なんです。
    (投資もまた事業であるように)

    故に自分のスペックを知る事は、自分の預金残高を把握するのと同じ位大切な事なのでしょう。


    2016年3月23日 10:05 PM | teihen |

  • 仕事に穴を開けてはいけない、
    というのが社会人としては当然のことではありますが、

    個人でやっている買い物代行業の人が
    万一、急病で倒れたら
    受注済の案件はどうなるのでしょう?

    と考えてしまいます。

    予約をいれていた開業医の先生が当日に体調不良で出勤できなくて
    検査技師兼受け付け担当の人からキャンセルの電話がかかってきたことがありますが

    完全に個人事業だと、体調の悪いときに、顧客への連絡などのフォローをしてくれる人がいないですよね。

    しかも、一日に10件以上受注してるとなると、全員に連絡をいれるのが大変ですよね。
    宛にしてくれていたお客様に迷惑がかかって、信用にも関わるし。
    自分が万全の状態のときにはうまくいく仕事でも、
    自分に何かあったときのことも想定して
    仕事を選んだ方がいいですよね。


    2016年3月24日 9:15 PM | Name * |

  • 9:15様へ

    仕事に穴が開くこともある
    というのが社会人としては当然のことではあります。


    組織よりも個人の方が不完全なのは当たり前ですので、自分が稼働できなくても周囲や自身のビジネスに損害の出ないビジネスを考案するべきなのです。

    「どうすれば不測の事態を起こさないか?」ではなく「どんなやり方なら事態の変動に対する耐性が強いか」を見つける事に集中して下さい。
    敢て極論するならば、起業とは自分にとって有利(都合の良い)な環境を作る事なのです。


    2016年3月25日 9:34 AM | teihen |

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