13年遅れでジョー・クーマーからの手紙が届いた。
文面は以下の通り。
[ 名前 ]
ジョー・クーマー
[ メールアドレスc ]
???@yahoo.co.jp
[ 本文(大)c ]
こんにちは! 底辺 様。
あなたは、突然、全財産と地位・名誉も無くしてしまいました。
残っているのは、インターネットと自分のマーケッティングのノウハウだけです。
ただ、これから1ヶ月間、電話とインターネットが使えるだけです。
秘書もパートナーもいません。
インターネット・マーケティングのノウハウがあるだけです。
そんな、自分を救い出すために、あなたなら、これからの30日間をどのように使いますか?
ジョー・クーマー
[ スカイプアドレス ]
未記入
当初、このメッセージを受け取った時、底辺はこう感じた。
「クーマーの二番煎じなら、せめてもう少しマシな文体の並びにすればいいのに。」
と。
そして、クーマーの原文を思い出す為に検索したら、自分の過去記事が出て…
この駄訳のコピー元が自分である事を知った次第である。
底辺の趣味はネットサーフィンなのだが、底辺の知りたい情報を検索すると大体底辺の記事が上位に表示される。
大袈裟なタイトルに釣られて思わずクリックすると、それは底辺の書いた下らない記事だったりする。
子供の頃に掘った落とし穴に突き落とされる気分である。
今、底辺は「無限の地平はみな底辺」の検索ブロックを真剣に検討している。
そして、この場を借りてあなたに謝罪する。
下らないタイトル詐欺記事を量産してしまって誠に申し訳ございません!
底辺からの回答は下記の通り。
親愛なるジョー・クーマー様へ
わたしであれば、
「あなたの御活動の趣旨に賛同しております。 肯定的に周知したいと考えているのですが、
と打診します。
※要するに名声向上を補助するサービスですね。
で、返信の中には ビジネスっぽい提案(取引ですね)もあるでしょうから。
その中で一番好ましいスタイルを採用。
軌道に乗り始めたら、【報告】という名目で全員に打診。
これでゼロからでも最小労力で形が作れます。
底辺
そっけない返信だが、このクーマー氏に意欲があれば、何かの形を作れるだろう。
で、ここからが本題。
まず、底辺に打診してきた、「このクーマー氏」の手法にミスはない。
※本物であればJoe Kumar`sと署名する筈なので、以降彼のことはjr氏と表記する。
ヤフーのフリーアドレスは幾らでも取れる上に、自分の気配を完全に殺しているから、底辺をはじめとした受信者の不興を買うリスクがない。
で、ネットでノウハウを公開している様な連中は自己顕示欲が強いので、リアクション率もそこそこあっただろう。
このjr氏は、ノーリスクでアイデアを収集出来た訳である。
ただ、底辺が手口と返信内容を公開した為、jr氏に独占的利益は発生しない。
jr氏に過程を独占させなかった理由は、彼の質問が不特定多数に対する物だったからである。
故に、底辺も回答を不特定多数に公開した。
(逆に、底辺に対する質問・相談に関しては、ほぼ質問者のみに回答を提供している。)
今回の手法を使用してjr氏が利益を最大化する方法を提示する。
それは、スパム性を隠蔽した上で個人としての相談を対象者に持ち掛ける事である。
元祖クーマー氏がこの手口でのボロ儲けした2003年は、米国下院で反スパムが可決された年度であり、すなわちスパム絶頂期であった。
(差出人ビル・ゲイツを装ったウィルスメールなども流行った。)
それから13年。
スパム的手法に対してのみならず、それを行う者の評価もマイナスすることが社会の不文律となっている。
(少なくとも、底辺は自身のメルマガすら最小限に留めている)
現在、2003年の元祖クーマー氏と同じ手口を取ることはやや危険である。
少なくとも、身バレ時に買うヘイトは2003年時より大きい筈である。
それに英語圏の人間と日本語圏の人間の礼儀感覚は全然違う。
どうせメールを送るのであれば、それは個対個の私信の体を取るべきなのである。
せっかくネットがあるのだから、無一文の人間は自分に何かをもたらしてくれそうな人間に積極的に打診していくべきである。
但し、そのアプローチがスパム的であってはならない。
(スパム性があると感じ取られてはならない)
こちらに提供物がない時は、敬意なり賛意を提供するところから始めることを推奨する。
これは、「単なる太鼓持ちになれ」と云う意味ではない。
自分が敬愛・賛同する価値のある人間と繋がりを求めよう、という意味である。
そして敬意には2種類が存在する。
公表したものとそうでないものである。
「わたしはこの人物を支持します。」
と云う主張は極めてリスクが大きい。
当該人物に対する憎悪や嫌悪に連座することを意味するからである。
(故に人気者に対する支持声明は価値が軽く、嫌われ者に対する支持声明は重い。)
つまり私信で支持表明するのではなく、支持を公開することにより、対象に対してより大きな価値提供を図るということである。
ゼロから価値が生まれている構図がお見えになるだろうか?
これが無一文の人間が自身の価値を蓄積していく第一歩である。
現代では、そこまでしてようやく2003年クーマー氏と同等のリターンを得られる。
産業社会において金銭による初期投資が財産構築のポピュラーな手段であったように、
情報社会では意思表明による自己開示が財産構築(但し築かれるのは産業社会とは異なる形の富である)の主な手法である。
※情報社会で築ける富は産業社会のそれとは別個の性質を持っている事だけはお忘れなく。
これが2016年人である底辺が、数多のクーマーjrに贈る回答である。
あなたの往還相手に幸あらんことを!
[subscribe2]
記憶が正しければ3年以上こうしてコメントさせていただいているのですが、底辺氏へ継続的に価値提供が行われたのか不安でなりません(本気でこう思っています)。
2016年7月12日 1:36 AM | 1000$ |
1000$様へ
ブログへのコメントはネット世界におけるの価値提供の最たるものだと考えております。
(この様に、私がコメント内返信することでコンテンツに厚みが増す効果がありますしね。)
統計を取っている訳ではないのですが、1000$様は一番コメントを下さっている筈です。
私は一番感謝しておりますよ。
特にハンドルネームでのコメントは、いざ連絡を取り合うときに非常に有効です。
「コメントさせて頂いている1000$なんですけれど…」と云う風に切り出せば、すぐに話が通じるので。
縁を持ちたいと思っている相手のブログに、積極的にコメントを付ける手段は非常に好ましいものだと思います。
2016年7月12日 9:04 AM | teihen |
こんにちは。
その後も元気にやっております。
お久しぶりです。
底辺様のブログ記事もそうですし、
世の一般的な書籍もそうですが、
0から1を作ろうとするテーマの
話は沢山見受けられます。
例)金持ちになろう系
例)有名になろう系
例)自由を掴もう系
等。
だが、その発展型や完成型の
話のブログ記事や本が世の中に
あまりにも少ないのは、やはり
アーリーリタイアや一財を成した
後のアフターストーリーや、
仕組みを形成後の話の需要が
少ないからなのでしょうか。
毎度毎度、エントリーからやや
逸れた発言で申し訳ないですが、
ふと疑問に思いました。
(最近そういうテーマの話を
探しているのですが見つかりません)
2016年7月12日 5:25 PM | SHADOW |
SHADOW様へ
成功者には2種類います。
1、人の話を聞かない。
2、人の話を聞く。
まず、1のタイプの人に何を訴えても聞いてくれません。
また、2のタイプの人は一般向け情報を凡百の著者以上に読み尽している観があります。
故に成功者向けの書籍は執筆し辛いのではないでしょうか?
また失敗には下限がありますが成功には上限がないので、ターゲットを絞りにくい様に思います。
2016年7月12日 9:53 PM | teihen |
>底辺様
返信ありがとうございます。
成る程、そういう観点から言うと、
情報の取り扱い方も色々と
考えさせられますね…!!!
2016年7月12日 10:10 PM | SHADOW |
SHADOW 様へ
>だが、その発展型や完成型の話のブログ記事や本が世の中に
あまりにも少ない
これは
「~お姫様は幸せに暮らしました。終わり」
と物語に区切りがついていないからではないですか?
マネーの虎の社長陣のほとんどが番組当時の経済情勢の変化に自分の事業を適応できず、一般的なイメージの幸せとかけ離れている状態にあると思います。
成功と失敗の期間が区切れるのはその人が天に召されるまでですから、
現世で前進する以上、まずはひたすらに試験問題を解き
審判の門で人生は成功か否か答え合わせがなされるのでしょう。
ホリエモンなんかイメージしすいですね。
ライブドアの価値を大きくすることに心血を注ぐも法に触れて転落。
しかし持ち前の切り口から獄中から会員制有料メルマガで収入を得る。
今はライブドア時代に培った自分自身のキャラクターで商売していますから。
調べてみると破たんした虎たちも、再起をかけて前進しているようです。
http://yutaihaitoukabu.net/2015/07/20/moneynotoranosonogo/
思うにビジネスとは成功する方法はなくとも、失敗しない方法はあるのではないでしょうか。
ところで、ユダヤ教徒の答え合わせには
「お前は正直にビジネスをしたか」
という問いがあるそうで。
2016年7月12日 11:41 PM | 1000$ |
>1000$様
仰る通りで、確かに人生というのは、
一時的に栄えても、その後何があるかは
全くわからないですよね。
結果的に成功していたか失敗して
いたかは死んだ後に決まるのかも
しれませんね。
そうやって考えると、
常に前進を続ける事、
常に己の刀を研ぎ続ける事の
必要性が考えられますね。
「お姫様は幸せに暮らしました~。」
ですが、仮に現在の私の状況で言いますと、
「~食い扶持に困らなくなりました。終わり」
ではなくて、その次の社会へ何かを還元
する事や貢献する事を考えるフェイズなの
かもしれません。
そうやってストーリーは生きていく間は
ずっと続いていくのかもしれません。
と、勝手に考えさせられました。笑
2016年7月13日 4:08 PM | SHADOW |
私もFX関係の検索をすると自分のブログが出て来て嫌になりますね。
自己ブロック機能があれば、嬉しいかも。
タイトル詐欺は不評を買うので、反省したいところ。
スパムがやたらテンプレなのは、ふるい分けだと思いますね。
スパムを判別できる人が引っかかると後々面倒なので、わざとバレバレにしているのではないかと。
2016年7月13日 6:11 PM | 幸福賢者 |
1000$様へ
1000$様は
私たちブログの読者にたいしても度々、
真摯なコメントをしてくださいますね。
今回もそうですが
自分に対するコメント以外でも
間接的に勉強させていただいています。
ありがとうございますm(__)m
2016年7月13日 6:47 PM | 矛盾 |
幸福賢者様へ
タイトルに見合ったコンテンツを提供する能力を身に着けられるよう精進します。
「キャッチーなタイトルを付けられる」ということは、需要は理解出来ている事を意味するので。
矛盾様へ
私も1000$様の姿勢はネット社会の理想形なのではないかと感じております。
コメントを下さる皆様の御一人御一人に、本当に勉強させて頂いております。
2016年7月14日 10:13 AM | teihen |
財産とは決して資産や預金残高のことだけではない。
はずなのにどうしてこうも金というものはつきまとうのでしょうか。
その恩恵をもっと授かりやすい場所を探さなければならないとわかっている一方、気持ちとしてはもっともっと遠ざかりたい。
必要最小限で家族睦まじく慎ましく生きたい。
あーでも金が以下ループ
2016年7月15日 1:04 AM | Name * |
1:04様へ
「金というものはつきまとう」という悩みを持たれる方の大半は「出費」が付きまとうことに悩んでおられます。
(実入りの多さで悩む方は見かけたことがないので)
そういうタイプの方が、生活を改善する為には税金と保険関連を真剣に見直すことが打開策となるでしょう。
多くの場合、人間を貧困化させるのはシステムへの無頓着であるからです。
実は役所等の無料相談も使い方次第でかなり有効です。
制度を知らないことで不必要な出費を強いられていないかどうかを、一度ご家族の方と検討してみて下さい。
2016年7月15日 10:41 AM | teihen |
少額短期保険は、
制度として始まってまだ10年くらいで、
知ってる人は知ってるけど、
知らない人は知らないんですよね。
少額の掛け金ですむから
低所得者には助かりますね。
その分、一人の人が複数の少額短期保険加入した場合、
合計保障額の上限が決められている等の制約はありますが。
私もさほど詳しくないんで、参考リンクを貼っておきます。
●ウィキペディア少額短期保険
→https://ja.m.wikipedia.org/wiki/少額短期保険
●少額短期保険の取り扱い保障額(保障限度額)※保険の種類によってちがう
→http://www.shougakutanki.jp/general/index.html
なお、街にある「ほけんの窓口」等の、
複数の保険会社の商品を取り扱っており、
比較検討しながらお客さんの保障の相談に乗ってくれる窓口では、
今のところ、ほとんど少額短期保険の取り扱いをしてないんですよね。
2016年7月15日 7:03 PM | 矛盾 |
矛盾様
御教示に感謝します。
知っている制度の数が多ければ多いほど、立ち回りは有利になりますからね。
一人一人が自分に有利な制度を知り、より快適に生活できる世の中が来るといいですね。
2016年7月15日 8:55 PM | teihen |