トレードで世界は成り立っている。
現状がフェアかアンフェアかと云う議論はここではしない。
世界はトレードで成り立っている。
それが労力でも成果物でも知識でも時間でも何でもいいのだが、
人間は何かを交換して己の糧を得ている。
「カネ」は交換の為のツールの一つである。
カネが無限にあれば、他者がトレードに差し出してもいいと思う物は大抵手に入る。
今回はそのカネを楽に稼ぐ方法を紹介する。
と言っても答えは半分書いてしまった様な物だ。
人間は己が欲する者をカネと交換して生きているのだから、
「カネを多く払いたい」と云う願望とカネを交換すれば儲かる。
別に底辺は突飛な発言をしている訳ではない。
稼いでる人間は意識・無意識を問わず、皆やっていることである。
「カネを多く払いたい」と云う人間は本当に存在する。
払った金額にステータスを見出す人間や、商品検索時に高い物から検索する人間も居る事は、
貴方もよく知っていると思う。
カネを楽に稼ぐ方法は高値を付けることである。
人間の命は一人一回しかないので、己に対する人件費(生存コスト)に大差はない。
せいぜい100万ドル前後の僅かな誤差である。
故に、些細なコストカットが儲けに繋がるとは思えない。
売値を高額にする方が楽に儲かる。
何故なら、価格には下限があるが上限は存在しないからである。
自分の出来る仕事を基準に価格設定を行う事は間違っている。
人間は皆何も出来ない盆暗なのだから、「出来る事」から価格算定すれば、生存ギリギリラインの収益しか上がらない。
価格設定は物理的に可能な上限目いっぱいで行うべきである。
そして、商品やサービスは上限額に合わせて充拡するべきである。
抽象的な話ばかりでは申し訳ないので、底辺自身を実例にして具体的な話をする。
弊サイトの右カラムに底辺自身が執筆した電子書籍の紹介が並んでいる事は理解出来ると思う。
その中の1冊に、
金持ちになる為の裏マニュアル! ~ネットゲーム攻略法を現実世界に応用して月収60万円稼ぐ男の極めてシンプルな手口~
と云う書籍がある事が確認出来るだろうか?
この書籍の定価が2万円である。
2万円と云う価格はアマゾンキンドルにおける世界最高額になる。
この書籍の執筆コンセプトが「飛び抜けた高値を付ける」であった。
最初から高く売る事を目的にしていたのである。
内容は、値段に合わせて作成した。
2万円と云う端金の為に無用な敵を作りたくなかったので、読めば2万円以上儲ける事の出来る内容を書かせて頂いた。
(おかげで、重複を避ける為にブログで書ける記事内容が制限される破目になった)
制作秘話などどうでもいい。
問題は、2万円と云う価格設定に反対する者の論拠である。
「高過ぎる」
「2万円なんて売れる訳がない」
「ぼったくりだ」
との理由から反対する者が何人か居て、底辺が驚いたのを覚えている。
反対者達に、
「では幾らが妥当なのか?」
と質問すると、「1000円から2000円まで」との回答が返ってきた。
1000円~2000円の根拠を尋ねると、
「その価格なら自分でも買えるから」
との事。
残念ながら2万円の書籍は2万円を支払う人間を対象に執筆させて頂いたものであり、2000円層は始めから対象ではない。
価格設定の本質に関してはこの問答が全てである。
大半の消費者は自分に損益の無い価格でサービスを享受しようとする、
そして、その要求は供給者の都合を斟酌しない。
別に批判している訳ではない。
そう云うものである。
稼ぎたければ、自分の価格で物を売らなければならない。
大抵の物を売りに出せば、「高い」と言われる。
300円以下の牛丼や100円のハンバーガー「高い」と苦情を出す者もいるからである。
故に、貴方は貴方の商品を不当に値下げしてはならない。
顧客は価格帯毎に存在する。
故に、楽に稼ぎたいなら牛丼層やハンバーガー層を相手にするべきでは無い。
まず高値を設定して、その高値を獲得する為の肉付けに注力するべきなのだ。
電子書籍の話をしよう。
2万円の書籍も普通に売れている。
キンドルの印税率は35%であるから、1冊売れる毎に7000円が底辺の収益になる。
(外資のアマゾンに1万3千円を流出させてしまっているので、別のプロジェクトで外資を獲得する事にする。)
7000円と云う金額は、底辺が日雇いの引っ越し人夫をしていた時の日当である。
搾取の様な金額だが、自分の労力に7000円の値札を付けた底辺が悪い。
楽にカネを稼ぐには、
・自分が価格設定権を持つ
・高値を付ける
・高値で集客する為の肉付けをする。
この原理を知って実行するだけで良い。
稼げない人間は(無論、底辺自身も含めて)、皆この逆を行って貴重な時間や労力をドブに捨てている。
故にカネを稼ぎたいなら、稼ぐ原理に自分を当て嵌めて活動するべきである。
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底辺君は実践で理論を裏打ちしているから記事に実感がある
参考になった
2013年4月28日 6:10 PM | 匿名 |
記事では金持ち相手にすると儲けられるって印象だけど、本当に儲けたいならあらゆる層あらゆるニーズに応えるのがいちばん良いと思うな。(あらゆる層を相手にする=集客そのものだから)
大体この記事の中で一番儲けてるのは牛丼層やハンバーガー層を相手にしてるアマゾンだし。底辺君の売り上げから労せず2/3を取ってったんでしょw
そもそも2万円の本はそんなに沢山は売れてないんでしょ?
中身が分からないものに射幸心や好奇心で金払える層はそういないし、情報優勢を保つために多くの人に出回らないことが前提だから、底辺君がこの本で稼げる限界は決まってるんじゃないかな?
もっと言うなら底辺君がこの本出す事がそんなに美味い商売とは思えないな。
要は底辺君のノウハウを切り売りしてるようなものでしょ?
少なからずライバル増えるじゃない?それでいて得られるお金はほんの僅か。
僕も人に売れるノウハウはあるけど2万じゃ売りたくないな。
本当に価値のある情報は2万じゃ安いんだよね。でも話題づくりには成功してると思う。
2013年4月28日 8:50 PM | 匿名 |
8:50様へ
メルマガで書こうか迷ったのですが、8:50様がメルマガに登録されていない可能性を考慮して、コメント欄に回答します。
牛丼屋やハンバーガー屋も儲かるのでしょうが、大衆を相手に稼ぐのはしんどいです。
しかも人手が必要になってくる。
金持ちを相手にする必要はなくて、本文中でも書いたように「金を払いたがる人」を集めた方がお金は儲かります。
http://kanchigai.biz/%e9%87%91%e6%8c%81%e3%81%a1%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e7%82%ba%e3%81%ae%e3%81%9f%e3%81%a3%e3%81%9f%e4%b8%80%e3%81%a4%e6%96%b9%e6%b3%95%e3%82%92%e5%a4%a7%e5%89%8d%e7%a0%94%e4%b8%80%e3%81%8b%e3%82%89.html
↑のエントリーでも少し書きましたが、ゴールはセミナー・コンサルなんですよね。
底辺も本業はそちらなのです。
金持ち云々と云うのは相手の都合なのであまり意識していません。
あくまで、こちらの提示価格に応じるか否かを重視すれば良いので。
8:50様も指摘しておられますが、電子書籍は儲かりません。
利率云々ではなく、マスを相手にした商売だからです。
つまり、底辺自身が儲ける為には底辺に価値を見出してくれる人間と出会う必要があるのですね。
書籍のいい所は、最良の広告である事です。
通常、広告を打つとお金が掛かりますが、電子書籍を出版するのは無料の上に、お金まで入ってくるのです。
ノウハウを犠牲にしたとしても、ノウハウの水準の力量や方向性をアピール出来るのはありがたいです。
次回から、長文の補足や返信はメルマガで行う事にします。
マスには伝えたくない事も多いので。
2013年4月28日 10:18 PM | teihen |
>底辺さま
どうやら金を払いたがる人=金持ちと勘違いしていたようです。2000万ならまだしも2万は払おうと思えば誰でも払える金額ですよね。
でも金を払いたがる人が一体どういった人達なのか分からない。。。
2013年4月28日 11:22 PM | 匿名 |
>でも金を払いたがる人が一体どういった人達なのか分からない。。。
底辺です。
それでは、次のメールマガジンはこのテーマで書いてみます。
多分、来週以降の発刊となると思います
2013年4月28日 11:24 PM | teihen |
質問はメルマガで答えるってこと?できればブログでかいて欲しいのだけど
2013年4月29日 12:34 AM | 匿名 |
いや、違うな。楽に金を稼ぐには・・・
まず自分の金運を高めること!
2013年4月29日 2:07 AM | 感性No.1 |
12:34様
ブログは不特定多数相手なので、深く掘り下げて話をするのに抵抗があるのです。
特に自分の実体験を語ったり、今の商売と絡めて話す場合は、メルマガの方が発信者としては書き易いと云う側面もあるので。
2:07様
この時代の日本に生まれてこれた事が、私自身は金運だと思っております。
後は活かせるか否かです。
2013年4月29日 1:34 PM | teihen |
と言うことは底辺君は将来的にはメルマガの有料化を目指してるのかな?
ホリエモンとか岡田としお(デブの本の人)みたいな有料ブロマガとかfreeex。
でもそれには世間に顔出しして信者を獲得して(多くの人間に好かれる)いかないと厳しいと思うな。
底辺君素養はあると思うけど。セミナーコンサルなんて有名になってナンボの世界だね。
しかも実績を残した人間の方が圧倒的優位みたいだし。
確か
株でぼろ儲けしました→株の本出す→投資セミナー開くって人がいたような?
2013年4月29日 7:03 PM | 匿名 |
はてぶスパム乙。
キャプった。
2013年4月29日 7:31 PM | aaa |
ジョンが見つけた!
2013年4月29日 9:25 PM | 匿名 |
>と言うことは底辺君は将来的にはメルマガの有料化を目指してるのかな?
有料制のメルマガは読者の負担が大きいので、精々巻末に広告を貼るくらいじゃないでしょうか?
(それにしても大して儲かるとは思えませんが)
底辺のサイト運営やメルマガは本業の肥やしですね。
真面目にやってみなければノウハウも身に付きませんし。
2013年4月30日 12:33 AM | teihen |
非常に興味深い記事を拝見致しました。
私、一般層相手の市場が飽和に嫌気が差し、ニッチな狙いばかりで時間を無駄にしておりました。
富裕層を限定対象した”トレード”も存じておりましたが、相応の資金力やコネクションが無ければ通用しないものばかりと勘違いしてましたが、電子書籍が例のようにササッといけるのですね。
価格設定権、高値、肉付けのキーワードがありましたが、それら全てを他者に提供し、活躍出来る場所を作り出す事は可能だと思いますか?
例えばネットショップのようにフレームだけ用意し、後は自由にトレードさせる、クラウド上だけの市場システムです。電子書籍がキンドルで提供されるように。
私が直接富裕層相手のサービス提供するのではありません。恐らくほとんど提供者はバラバラに存在し、売りたいものを売って成功してるだけですから…
そうではなく、富裕層専門の市場を作りたいです。
もちろん現在も宝石商のように固有の市場が多く存在します。提供者も市場もある。それならそこで良いという人なら結構です。ただその多くは富裕層相手の”稼ぎはそこそこの人々”です。
その一方で市場参入したい人や、新しいサービスを始めようという色々な人々がいます。
そして重要なのが稼ぎたい、稼ぎつづけたいという願望です。
その望みを叶えつつ、富裕層の為だけの特別な場所をつくりたいと思ってます。
2013年5月2日 5:14 PM | ぱすてる |
ぱすてるさん
個別の案件に近い話題であれば、
メールして頂ければ相談に乗りますよ。
2013年5月2日 7:43 PM | teihen |
米欄が盛りあがっとるな
2013年5月15日 3:04 PM | 匿名 |
これかなりレベル高い話ちゃうか?
2013年5月19日 10:45 PM | 匿名 |
すごくわかりやすかった
2013年6月1日 4:38 PM | 匿名 |
底辺自身が儲ける為には底辺に価値を見出してくれる人間と出会う必要があるのですね。
なるほど
2013年6月9日 9:11 PM | リア充 |
一人称底辺やから解読が辛いwwwww
2013年6月17日 5:51 PM | 匿名 |
すみません、底辺様。
私は44歳の自営業者なのですが先年から家業を継いで田舎の家具屋を営んでおります。
不景気でいつ潰れてもおかしくありません。
この記事を拝見してこれだとおもったので質問します。
普通の古い家具を高く売るにはどうすればいいでしょうか?
贅沢は言わないのでまずは在庫を現金にかえたいのです。
本当に困っていますどうか底辺様助けてください。
2013年6月25日 12:08 AM | ジョン・レノン |
ジョン・レノン様
コメントありがとう御座います。
情況は大まかに理解出来ました。
私はかつて行商で地方の商店を回っていたので、お気持ちはお察しします。
ただ、このコメントの文面だけでは解を出すには情報が少ない様に思えます。
メールを頂ければ対応致しますので、気兼ねなく御連絡下さい。
2013年6月25日 9:51 AM | teihen |
楽じゃねえ・・・
2013年8月11日 11:13 PM | 匿名 |
なるほど!
私も勘違いしていたようです。
>「カネを楽に稼ぐ方法は高値を付けることである。」
そうやったんですねぇ~。
目からうろこです。(ホンマです)
ありがとうございます。
2017年9月13日 1:52 PM | kEIICHI |
「法外な買値や売値を提示することを決して恐れてはいけない。高すぎる売値を提示しても先方との交渉で下げていけばいい。決して忘れてはならないのはいったん低い売値を交渉の中で上げていくのは不可能である。」
ウォーレン・バフェットも底辺氏と同じ事を言っていますな
2018年3月31日 1:41 PM | Name * |
1:41様へ
交渉って自分の条件を良くするために行うものですからね。
相手が自分の条件を良くしてくれる為に調整してくれることは絶対にないのです。
2018年4月1日 8:20 AM | teihen |