時間のない初心者がコンテンツを作る方法/スキルを身に着ける方法 - 無限の地平はみな底辺

時間のない初心者がコンテンツを作る方法/スキルを身に着ける方法

2016.12.28|ビジネス 起業

このエントリーをはてなブックマークに追加
Check

Pocket

 

事業家は、多かれ少なかれ蓄積したノウハウ・専門知識を販売して暮らしている。

見方を変えれば、「独立開業出来ない方にはノウハウ・専門知識が不足している。」とも言える。

勿論、開業前はそれなりの勉強をするべきであると、底辺は考えている。

ただ、多くの起業志望者(特に給与所得者として生計を立てておられる方)には時間が無い。

相談でも、「準備したいのだが本当に可処分時間が無い」との訴えをよく聞く。

 

そこで今回のエントリーでは、『時間効率の良い起業へのアプローチ』について掘り下げてみる。

時間のない方は、学習過程をコンテンツとして公開して起業の端緒とすべき。

と云う趣旨で語る。

 

 

 

学習記録を公開すべし

 

株式投資やアフィリエイトの世界では特に顕著なのだが

その世界の初心者が、学習・実践の過程を公開するというコンテンツがある。

 

「ゼロから始める~体験記!」

「~にチャレンジしてみました!」

 

的な読み物である。

多くのマニュアルが初心者を対象にしている以上、初歩段階を追体験出来るコンテンツには高い価値があるし。

何より、失敗も制作材料となり得る利点が大きい。

教科書の執筆に間違いは絶対に許されないが、教材使用体験談においては失敗こそがメインコンテンツとなるからである。

 

だから。

もしも、「何かのコンテンツを作りたいが、その時間がない。」

と云う方に対しては、御自身の可処分時間に応じた規模の学習体験記を作成・公開する事を推奨する。

 

利点を挙げていくと下記の通り。

 

ファンを獲得し易い

・業界参入の足掛かりとなり得る

・小銭稼ぎのチャンスが生まれる

・コンテンツ作りの練習になる。

・挫折した時に、そのまま完結出来る。

 

↑ こんな所である。

 

事例紹介

【金持ち兄さん】

http://rich-navi.com/

 

もう10年以上前の話であるが、彼とは何度か往還を交わしたことがある。

無精者の底辺とは対照的に、極めてマメな人物であった。

彼が成功者となったことは自然の成り行きではあるし、彼の手法・過程は万人にとって好ましい学習材料である。

学生時代からネットお小遣い稼ぎサイトを立ち上げ、資産を築いていく過程は実に素晴らしい。

 

 

【加藤ひろゆき】

https://www.kenbiya.com/column/cashflow101/




不動産投資の世界ではかなりの有名人である。

底辺も彼の手法を参考にして、収益物件を一件購入したことがある。

元はアメリカで俳優業を営んでいたが挫折して無一文で帰国。

そこから低額不動産投資で生活を向上させていく様は読み物としても面白い。

彼は黎明期から成長過程を公開している訳ではないので「学習記録の公開」にはカテゴライズし難いが。

文章・ストーリーの組み立て方が、極めてそれに近い。

 

 

完成品は幾万幾億の試作品・廃棄物の上に生み出されている

最近。

とある相談者の方とyoutuberの話題となった。

その方はyoutuberのことを「下らないゴミばっかり上げてる連中」と表現した。

この発言は「だから自分は動画コンテンツなど作りたくない」という文脈に繋がる。

 

底辺の意見はこれと異なる。

「下らないゴミを作ることを怠ってきた者に、素晴らしいものは生み出せない。」

と、考えている。

 

だからこそ、未熟で構わないので、とにかく試行錯誤することを推奨している。

以前にも記事にしたが、失敗を怠る以上の失敗はないからである。

どんな失敗をしても構わないが、失敗を怠る失敗だけは犯すべきではない

 

だからこそ、参入コストが低いジャンルが眼前にあるのであれば、とりあえず飛び込んでみる事を推奨する。

このエントリーのタイトルは「時間のない初心者がコンテンツを作る方法/スキルを身に着ける方法」であるが…

参入コストの低いジャンルでコンテンツを作ってみることが、その最善手である。

何故なら、自前のビジネスで食べていく為には一定の発信力を備える為の練習が不可欠だからである。

そして、どのみち練習が必要なのであるのなら、練習過程を商材(即ち、学習過程の公開)として売り物にした方が効率が良い。

 

最初から一人前の事業は作れない。

どんな立派な事業家も最初はみな未熟者である。

だから現時点で何も持たないのであれば、まずは細切れの時間を練習に充てるべきである。

勿論、練習の為の練習は莫大な徒労感を伴うので、学習過程を公開することで一挙両得を狙うべきである。

 

 

学習過程と言っても色々あるので例を挙げてみる。

 

・ツールの使用レビュー

・マニュアル書籍の検証

・webサービスの利用体験記

・その道の先達へのインタビュー集

 

↑ これらであれば、発信者がプロでない事に対するメリットがあるし。

何より、細切れの時間を活用出来る。

 

未開拓の分野は無限に存在する。

もしも貴方が自分の事業・コンテンツを持ちたいと欲するのであれば、この様なアプローチからキャリアを始めてみては如何だろうか?

 

最後に

 

何度も繰り返して来たことなので、貴方も聞き飽きたとは思うが…

IT革命以後の現代社会は、『誰もが情報発信可能な社会』である。

ピストルの普及が『誰もが誰かを公平に殺せる社会』を作った様に、スマートフォンの普及は『誰もが万人に訴え得る社会』を実現した。

つい最近までの常識では信じ難いことであるが、個々が放送局機能を保有してしまっているのである。

今後、世界の人民はますます発信技術を向上させることだろう。

明日の人類社会が今日以上にプレゼン能力を要求されるものとなる事は火を見るより明らかである。

そんな中で貴方一人だけ何の発信能力も発信内容も持たないのは非常に危険である。

例えるなら、ガンマン闊歩する荒野で貴方だけがピストルを持たずに戦いに挑むような話である。

愚の骨頂と言っても過言ではない。

現代社会で発信能力を持たない、とはそれくらい危険なのだ。

 

これが、常々底辺が貴方に発信能力を身に着けることを強く推奨する論拠である。

別に「仕事を辞めろ」とか「博士になれ」と言っている訳ではない。

底辺はただ、貴方が何らかのパーツを持っていると云う事実を、世界や貴方自身に対して伝達して欲しいだけなのである。

 

いつか。

全てのパーツを万人が認識し合ったいつか。

我々は、我々が未来と呼ぶ世界に辿り着くだろう。

 

[subscribe2]

コメント一覧
  • 底辺様

    お久しぶりです。

    先日は大変お世話になりました。

    あれから、勉強だけは続いております。

    YouTubeはネタが尽きたのと、労力や出費をかけずにクオリティを上げる方法が思いつかず、更新できていません。

    来年には開業届を出せるくらい回復している予定です。

    さて、今回の記事に関しまして、過程を売るということの具体的な所まで書いていただけて、非常に助かりました。

    早速ブログのアカウントを取りました。

    金ができたらワードプレス×エックスサーバー×独自ドメインに切り替えたいと思います。(それすら維持できないほどの極貧)

    小前研一なんていつなれるのやらという心持ちですが、カスなりに振り絞ってアウトプットしていこうと思います。

    いつもありがとうございます。


    2016年12月29日 12:38 AM | 居古阿凪英知 |

  • 居古阿凪英知様

    お久しぶりです。
    少しずつでも前進されているようで安心致しました。
    もしも、今回の記事が参考になっているとすれば嬉しいです。

    独自ドメイン云々は、今はあまり考えなくて構いません。
    世の中全体が体裁よりも中身を評価する風潮になってきているので、発信内容の向上に専心した方が高く評価されることでしょう。

    今の状況は困難かと思いますが、その困難さにもコンテンツ価値はあります。
    例えば、現状お金がないからこそ、
    「無料でもフォーマルに見えるサイト環境を模索してみた」
    のような趣旨のコンテンツを作っても、リアリティが確保される訳ですし。

    宝は、いつも貴方の足元に在ります。
    どうかそのことだけを頭に留めておいて下さい。


      小々前研一より


    2016年12月29日 9:31 AM | teihen |

  • 発信力の重要性を
    このブログを拝見していて
    感じております。

    私も不動産ポータルサイトの
    コラムコーナーに応募して
    掲載して頂いたり、趣味の
    ブログを書いたりしていますが、
    書く事が純粋に楽しいなと
    思っております。

    小さい頃からパソコンや
    WEBの世界、読書が好き
    だったのでこれらの要素を
    組み合わせて今後何かをできたら
    良いなと最近は思っております。


    2016年は底辺様には大変
    お世話になりました。
    来年もよろしくお願い
    いたします!(二回目)


    2016年12月29日 9:52 AM | 53∞ |

  • 53∞様へ

    こちらこそ今年はありがとうございました。

    寄稿、素晴らしいと思います。
    それを足掛かりにして世に出た方は多いので。
    応援しておますので、来年は更なる飛躍の年にして下さい。


    2016年12月29日 12:20 PM | teihen |

  • 「下らないゴミを作ることを怠ってきた者に、素晴らしいものは生み出せない。」

    響きました。くだらないプライドは捨て、つまらない自分を世に発信していきたいと思います。

    良いお年をお迎え下さい。来年もご教示の程、よろしくお願い申し上げます。


    2016年12月29日 7:18 PM | antz |

  • antz様へ

    吉田兼好も
    「初心者の段階から上手な人に混じって酷評に揉まれた人だけが名人になる」
    と述べております。
    何かのヒントにして下さい。

    互いに良い2017年を創っていきましょう。


    2016年12月29日 9:04 PM | teihen |

  • 改めて発信することの重要性を認識する記事でした。

    性格上、発信に対して中々前向きになれず、
    未だtwitterでの自己発信でさえ習慣化が
    出来てないのが現状ですが、恐れず気負わず
    出来ることを継続していこうと思います。

    来年も底辺様のブログから多くのことを学び、
    実行に移したいです。応援しております。

    よいお年をお迎えください。


    2016年12月30日 11:48 AM | ティミドウルフ |

  • ティミドウルフ様

    いきなりの発信が難しい場合は、自分が素晴らしいと感じた人物やコンテンツを賞賛・推奨することからスタートして下さい。
    この切り口であれば、低リスク・コストで世間との接点を増やすことが可能です。

    ティミドウルフ様も良いお年をお迎え下さい。


    2016年12月30日 4:26 PM | teihen |

  • 「下らないゴミを作ることを怠ってきた者に、素晴らしいものは生み出せない。」
    「初心者の段階から上手な人に混じって酷評に揉まれた人だけが名人になる」

    まずは折れない心を身につけたいものです。

    いつも素晴らしい記事をありがとうございます。
    来年も更新楽しみにしております。


    2016年12月30日 5:42 PM | Name * |

  • 5:42様へ

    コメントありがとうございます。

    折れない心は、誰かを守る過程で養われます。
    一言褒めたり庇ったりするだけでも、相手は少し守られ救われます。
    心を凍らせる以外の方法で折れない心を養う方法はそれだけであると私は考えます。
    お互い、いつか強くなりたいですね。

    どうか良いお年を!


    2016年12月30日 7:51 PM | teihen |

  • やるやる詐欺を続けてそれでも結局できなくて嫌になって投げ出してこのブログに来るとギリギリの所でいつも引き止めてもらってます。

    底辺さん今年もありがとうございました。
    来年こそはと去年も一昨年も言っていましたが、来年こそは少しでも今より前へ進みたいと思います。


    2016年12月31日 1:22 PM | Name * |

  • 1:22様へ

    全ての成功者は「元・やるやる詐欺師」であり
    全てのやるやる詐欺師は「未来の実現者」です。
    どうか胸を張って未完の現在をお過ごし下さい。
    未完であることを苦悩すると云うことは、あなたがそれだけ強い志を持っている証拠です。
    その事実だけは忘れないようにして下さい。

    来年を今年よりもっと良い年にしましょう。


    2016年12月31日 1:36 PM | teihen |

  • あけましておめでとうございます。
    時間をかけずに資産を増やす方法をご教示いただいた点について、直接的な方法論の効果のみならず、その前提となる発想法がとても参考になりました。
    今年は奴隷身分脱出の端緒を作りたいところです。


    2017年1月1日 11:10 PM | Name * |

  • 11:10様へ

    あけましておめでとうございます。

    現代は、発想法や知識の有無で人生が大きく変わってしまう時代です。
    ですので、「努力」ではなく「工夫」や「アイデア創造」にエネルギーを割くことを意識して下さい。


    2017年1月2日 8:42 AM | teihen |

この記事にコメント

*

WordPress › エラー