前フリ
何かと、そのテンプレ性が嘲笑の対象となりがちなライトノベルであるが。
あのワンパターンには全て意味がある。
異世界モノが多いのは、現実世界で評価されていない層をマーケティング対象にしている所為だし。
ハーレムモノが多いのは、現実の異性から好かれない層を(以下同文)
親友キャラが必ず登場するのは、実際には友達が居ない層を(以下同文)
主人公に特殊能力が備わっているのは、無能な層を(以下同文)
読んでいる人間が十分自覚しているので深くは掘り下げないが。
要は、ライトノベルもまた欲望充足の為の代替装置、偽物なのである。
(当然、電通や角川は客層を完璧に理解した上でこの仕掛けを世に出している。)
必要な満足・充足が自然に得られない時、人間は文明の利器で補う。
それは例に挙げたラノベだったり、タバコだったり、お酒だったり、エロ本だったり、アイドルライブであったり、深夜の暴走行為であったり、
流行のスイーツだったり、宗教だったり、ライフハックセミナーだったり、貯蓄型国債であったり、カラオケだったり、政治運動だったりするが。
まあ、何だって構わない。
人間は多くの偽物によって、その精神を保護(麻痺)されている。
この原理さえ知っていれば良い。
99%の人間はボンクラで、本当に欲しい物を獲得する能力もなければ、それどころか本当に欲しい物を思い浮かべる知能すらないので
市販の代替品で精神安定や快楽物質の分泌権を購入している。
あなたが何に対して中毒だったり依存しているのかは知らないが。
きっと何らかの代替品にコスト(時間的・金銭的)を掛け過ぎているのだろう。
それが仕事だったり信仰だったり学問だったり、世間的に肯定されがちな分野であれば。
中毒になっても咎められ辛いので、あなたが苦に感じる可能性は低いだろうが…
世間一般で軽侮されるようなジャンルであれば、多少の生き辛さはあるだろう。
治療方法
ナントカ中毒のツールは、それが何であれ全て代替品である。
敵を倒したり、異性を獲得したり、自由に栄養源や休息を確保する能力のない者が
低コストでそれらを成し遂げた時と同等の脳内物質を分泌させる為の代替品である。
(恥じる必要はない。 他の連中も貴方と同じく無能で億弱である。)
そんな貴方に対して、
オタク趣味は止めろとか、地域ボランティアに顔を出せとか、
ファッション誌を読めとか、街コンに出てみろとか、強制するつもりはない。
(上記4つを実践すると色々な問題が解決してしまうのも事実なのだが。)
世の中はそういう仕組みで動いていることを俯瞰で認識していれば良い。
中毒や依存症や世間の冷遇は何ら変わらないかも知れないが、仕組みを知ることで一段上の脳内ステージに立つことが出来る。
(結果、脳内物質の分泌があなた優位に運ぶ。)
大抵の愚者が己の立ち位置を知らないように、大抵の賢者は己の立ち位置を把握している。
要は立ち回りの賢愚など、自身を俯瞰で認識出来ているか否かの違いでしかない。
あなたの中毒はこれからも治らない。
アル中は一生酒浸りに決まっているし、矯正された不貞など存在しないし、ニンテンドー世代は一生ゲームが手放せないし
そのタバコをやめた所で有害物の等価摂取が行われるだけだし、博打を止めたところで博徒的な弱い性根が治る訳もない。
今、あなたを悩ませていり困らせている中毒・依存症は絶対に治療出来ない。
だが、この様にギミックを知ることにより。
心に一分の余裕が生まれる。
(全治など望んではいけない。 それは弱者たる人類にとって分不相応な願いである。)
その一分の隙間が、あなたを少しだけ楽にする。
他の考える時間や知力が僅かに増える。
この発想こそが、人類あなたへの救済措置である。
その嗜好品を無理に絶つ必要はない。
あなたがそれを摂取しているのには、それなりの理由があり、効能がある。
ただ、自覚が芽生えるほどの弊害があるのであれば、摂取理由を分析してみて欲しい。
底辺は、あなたに対してはあまり悲観していない。
この手の屁理屈文章を読んでいる時点で、多かれ少なかれ自己制御の資質はあるのだから。
世界には魅力的な偽物が溢れている。
死なない程度に楽しもう。
[subscribe2]
無理して問題を取り除くのではなく、和らげるという考え方が西洋医学に対する東洋医学のように感じました。
もし医学に関する知見も持っていらっしゃるのならぜひ記事にしてもらいたいと思います。
2016年12月14日 10:49 PM | ハンタ |
元カノと不倫してますが、別れると思います。
別れる時は悪人になるに限るので、凹みます。
でも また次別の人と不倫する気がします。
これは 中毒でしょうか?
中毒の原因はストレスですか?
2016年12月15日 12:00 AM | aibo |
私の親は博打が好きで酒と煙草をやります。
結果的に自分も似たような嗜癖が身に付いて
しまいました。気が付いたら真似してしまったのか、
脳の構造が近いのかどうかはわかりませんが。
(飲む・打つは少しするけど何故か「買う」には興味が
湧かないのは何故でしょうね?はて。)
こうやって呑気にツイートしているのは、
きちんと手を付けてはいけない大切なお金を決めて
いて、これらの嗜癖で下手な借金などをしてないから
ですが、昔は一歩誤れば転落しそうでした。
(現在は昔よりはコントロールできています。)
人生を振り返れば皆何らかのコンプレックスを抱えて
いて、代替品で誤魔化しながら生きてますよね。
本当に人からモテないような人はオタク趣味へ。
何かが社会的に満たされない人や漠然と人生を
生きるのが不安な人は物質系の嗜癖へ。
と逃げている気がします。
私は身体を壊さない程度に、酒と煙草の量を
増やさない事と、博打で大切なお金を削り過ぎない
よう暮らす日々です。笑
きっと、この癖は簡単には治らないものなのだと思えば、
少し気が楽になりますし、治らない前提で如何に生活を
コントロールするかを考えて生きるしかないのでしょうね。
2016年12月15日 5:22 AM | 53∞ |
ハンタ様へ
私は無学なので、医学に関する造詣もありません。
ただ、東洋古典には「中毒」の対極に位置する「中庸」を説いたものが多いので
それらを皆様に紹介することにより、お役に立てれば嬉しいと考えております。
2016年12月15日 9:24 AM | teihen |
aibo様へ
人類は雑婚型の生殖構造を持つ生物です。
従って、あなたは生物学的には間違ってはいません。
ただ、多かれ少なかれ社会は個々の動物性を抑止することで成立しております。
その本能と理性の齟齬こそがストレスになっているのかも知れませんね。
ざっくりとした解決方法は2つ。
1、社会倫理(と我々が呼称するもの)に合わせる。
2、「私は動物的な人間だから、この生き方しか出来ない」と自己開示。
社会の中で本能枠としての立ち位置をキープする。
2を選ぶ場合は、あなたの社会的な財産を周囲に還元してバランス(文明人に対する補償措置)を取って下さい。
2016年12月15日 9:31 AM | teihen |
53∞様へ
嗜好って遺伝することが多いですよね。
親子であるということは、相手の遺伝子を受け継ぐ上に類似の環境で育つので、思考パターンが被るのはある意味必然だと思います。
あくまで感想ですが、あなたは自己管理が出来ている方だと思います。
ですので、きっとこれからも悪いようにならないのではないでしょうか。
心の健康を考えれば、深く考えずに酩酊して手短に済ますのが最良の人生なのかも知れませんね。
昔の人は大抵そうでしたし。
2016年12月15日 9:42 AM | teihen |
底辺様。
お返事ありがとう
ございます。
確かにおっしゃる通り、
謎な身分と生活スタイル
ですけれども、最悪の事態に
なるイメージが現段階ではあまり
無いです。老後とかは謎ですが
体が動いて頭が動く内は下手を
打たない気はしています。
(勿論周りに助けられてますが)
今人生を振り返れば、
社会で生きる上で完璧を
求めて生きていた若い頃、
10代の頃の方が精神的に
追い込まれていました。
(結果故障しました。)
今は悪い癖もありますが、
キチンと自分なりに健康に
生きてますし、仲間にも
恵まれてるかなと思います。
不完全で変な癖もあるけど、
配られたカードの中で、
何とか努力と工夫して生きる
のが人間なのかもしれないな。
とふと気付きました。
今回も気付きのある
エントリーをどうも
ありがとうございました!
2016年12月15日 10:44 AM | 53∞ |
昔、知人に
失恋でショックを受けて
ベッドから起き上がれなくなり
非正規の仕事にいけなくなった人がいました。
それも、不倫の恋でした。
その人は一人親で
10代のお子さんがいました。
お子さんはもうアルバイトもしていて
母親が放っておいても自分の生活をしていました。
しかし、まだ未成年は未成年。
これから将来を決める大事な時期に親がなにやってんだ、と思いました。
不倫が絶対によくないとか、そういう風には思いません。
みなそれぞれ事情があるし。
ただ、不倫というのは、リスクを伴うことは大人ならわかるはず。
不倫の恋に失敗して傷つく、それは仕方ない。違法行為ではないしその自由はある。
でも、子供との生活の基盤を守ることよりも、自分の恋が優先となってしまうことは
今よりも若かった、当時の自分には受け入れられなかった。
なので、その人に
「もっと慎重に恋愛してくださいよ、このままホームレスになるんですか!?」等
辛辣な言葉を投げ掛けました。
(自分より少し年長の相手でしたがおかまいなしに)
当然、相手にはキレられて「顔もみたくない!」といわれました。
ただ、その人には、所帯が別とはいえ、
心配してくれる親兄弟(多少のお金も借りていたらしく)がいるから、
他人である自分が少しくらい辛辣なことをいっても大丈夫かな、とも考えてのことなんですよね。
完全に孤立した人相手には、さすがに言えない。
おかげで、以後、自分はその人の周辺の人間関係に近寄れなくなりました。(職場の関係ではないからまだいいけど)
中毒のない人生は味気ないものですが、
中毒で人生を破綻させないよう
家族に迷惑かけないようにしていきたいと思います。
2016年12月15日 1:32 PM | Name * |
53∞様へ
自由人は「寿命特化の生き方をしている勤め人」とは対極の生き方をしております。
信長と同様、「人間五十年基準」を胸に秘めている限り、実はあまり困りません。
仮に51歳で貧窮したとしても、それは余生なので貧窮を楽しめばよいのです。
わが国には鴨長明という偉大な先達も居ることですし、伸び伸びと楽しんで生きましょう。
2016年12月15日 3:45 PM | teihen |
1:32様へ
世の中には恋愛(本能)至上主義の方が一定の割合で存在します。
そうでない人種が何か言っても通じないケースが多いと思います。
トラブルを避けるためにも、心の中で他者にラベリングして価値観が相反する相手からは黙って距離を置きましょう。
自省型・他罰型・理性型・本能型。
以上4タイプの組み合わせて大抵の生き方は分別できるような気がします。
お互い益ある人生を歩みたいですね。
2016年12月15日 3:52 PM | teihen |
俗な質問で恐縮ですが、狙った事柄へ中毒する方法はあるのでしょうか?
妄想と記録では中毒にまで至れません。生産的な事柄で報酬がドバドバ与えられればいいのですが。
2016年12月15日 4:07 PM | Name * |
4:07様へ
中毒化したいアクションを行う際に、快適な環境下で行うことです。
例えば、「読書中毒になりたいのであれば、座り心地の良い椅子の上で読む習慣を作る」などですね。
無論、その手の奇策に十分な効力があるとは私も考えておりません。
ただ、成功者はそうやって1パーセントずつ成功率を上げて最終的に勝利を掴んでおります。
2016年12月15日 8:43 PM | teihen |
底辺様
返信ありがとうございます。
>トラブルを避けるためにも、心の中で他者にラベリングして価値観が相反する相手からは黙って距離を置きましょう。
むしろ、自分が周囲の人からこれをされてきたのかもしれません。こういう性格ですから。
年を重ねて、自分なりにトラブルを回避する姿勢を
身に着けてきたつもりなのですが、改めて、肝に銘じておきますね。
>自省型・他罰型・理性型・本能型。
なるほど、確かに!!
一人の人に、この4つの要素がすべてあるけれど、
それぞれレーダーチャートの形がちがって
本能型のパーセンテージが一番多い人は本能型に分類される、ってことなのかなと思いました。
>お互い益ある人生を歩みたいですね。
そうですね。暖かいお言葉をいただきましてありがとうございます。
2016年12月15日 10:24 PM | 1:32 |
バリバリ仕事をしているような人でも、定年などで暇になると、お酒や出会い系、ギャンブルなどで身を滅ぼす人がいるらしいです。
最近、「定年性依存症」という本を知人から借りて読み終えたところだったので、この記事の更新は絶妙なタイミングでした。
本の著者いわく、現役時代に仕事以外の生きがいを見つけることが重要とのことですが、人生常に迷子状態の私には、仕事依存症はとても恵まれた状態のように思えてしまいます・・・。
結局自覚を持つことが大事なんですね。
4:07様のコメントで言われているように、自分の依存対象を常に自分でコントロールできたら素敵です!!
2016年12月17日 5:56 PM | Name * |
5:56様へ
生物の寿命は「働けなくなるまで」です。
永く生きたい方は使命を持ち続れば良いですし、気力の尽きた方は享楽にふけるのも構わないと思います。
>人生常に迷子状態の私
考える能力のある方ほどそうなるので、あまり気に病まないようにして下さいね。
お互い、素敵な人生を歩めれば良いですね。
2016年12月17日 8:05 PM | teihen |
生産的にドーパミン、セロトニン出したい。
楽しく心配せず飯食ってくのがいい事だと考えます。
このブログの中毒者より。
2016年12月18日 11:45 AM | 1000$ |
1000$様へ
あなたの商品・サービスを披露していくことが一番の道です。
人間(特にオス)は、自分の為に狩猟している時が最も充実するように出来ておりますので。
掲載可能なリンクがありましたら、弊ブログで紹介致しますので
いつでも気兼ねなく声を掛けて下さいね。
2016年12月18日 2:52 PM | teihen |
オタク趣味でも、本当に自分の求めるモノがあると良いんですが、
巷にある既製品では、どれも物足りなくなるのが難点です。
かと言って自分で二次創作する程の暇はないのが辛いところ。
リアルの仕事も趣味も少しづつ不満があって、満足しきれてないと実感します。
二次創作する程の可処分時間を増やすしかないんですかねえ。
2016年12月24日 12:25 AM | Name * |
12:25様へ
「二次創作」はハードルが高いので、「二次創作」の企画書や感想を書く、程度でも大丈夫ですよ。
忙しい時は、最小コストで自前の物を生み出すことを意識して下さい。
完成品でなくても大丈夫です。
後々必要になりそうな物のパーツから準備していって下さい。
2016年12月24日 4:16 PM | teihen |