フリーランスが今すぐ仕事を獲得する方法 - 無限の地平はみな底辺

フリーランスが今すぐ仕事を獲得する方法

2017.6.27|テクニック ビジネス

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結論を先に書く。

 

フリーランスが、すぐに仕事を得ようとするのなら

「今までの取引先に対して、『今空いているのですが、何か任せて頂けるお仕事はありませんか?』と打診することである。」

 

 

エントリー終了。

今すぐ、営業を開始されることを推奨する。

 

 

【類似記事リンク】

フリーランスがオンラインで仕事を取る方法
 

 

 

蛇足を描き足しておく。

発注者があなたに仕事を任せないのは、振る仕事がないからだけの理由ではない。

様々な理由に基づいて、あなたに仕事が降りて来ていないので、一般的なケースを挙げていく。

 

 

・他の業者が先に手を上げたので、他に対して積極的に募集してなかった。

・前回の発注から間が空いていたので、発注先リストから漏れていた。

・愛想が悪いので、こちらからの発注を嫌がられているのかと誤解していた。

※だって、聞かれなかったから…

 

 

まずは、上記の項目を検討して気付きを得て欲しい。

多分、底辺が解説するまでもなく、多くの方が正答へ思い至った筈である。

 

項目を個々に掘り下げていく。

 

 

 

「他の業者が先に手を上げたので、他に対して積極的に募集してなかった。」

 

フリーランスが仕事を失うよくあるケース。

単にあなたの競争相手が真面目に営業していただけ、と云うパターンは古今東西例を見ない。

競合相手全員が熱心に売り込んで、魅力的な条件や熱意ある提案をしているのに、肝心のあなたが挨拶や報告を怠っているのであれば…

発注者があなたを切っても仕方ない。

 

しかも、「取引先を乗り換えた」と云う事は、発注者にとってあなたは現取引先の下位互換として認識されてしまっている可能性がある。

 

逆に言えば。

「手が空いた時・新しいスキルを身に着けた時・新しいサービスを開始した時・知名度や名声を向上させるようなイベントをこなした時。」

などに、近況報告を兼ねた営業を行えば、すぐに仕事を取れるか否かとして、相手の脳内に『稼働している発注先』と印象付けられる可能性が高い。

 

 

「前回の発注から間が空いていたので、発注先リストから漏れていた。」

 

あなただけが相手を取引先と捉えてるパターン。

相手はあなたのことを「そういえば昔、遣り取りがあったかなぁ…?」程度にしか思っていない。

やはりこれも、ちょっとした近況報告で回避可能なパターンである。

 

 

「愛想が悪いので、こちらからの発注を嫌がられているのかと誤解していた。」

 

クリエイター系・IT系に特に多い失敗例。

こちらは普通に商談しているつもりでも、相手が「この人、当たりキツイな… きっと嫌われてるんだな。」と感じているケースはある。

当然、相手はあなたと取引する事自体をストレスに感じているので、代替者を発見した瞬間にあなたを切ってしまう。

 

 

 

「時候の挨拶・仰々しい美辞麗句・ささやかな自己開示。」

 

あなたが下らないと感じている要素こそ、相手が求めているものである可能性はある。

馴れ合いや愛想やユーモアや交情をビジネスに持ち込みたくないとの信条を持っておられる方も多いかも知れない。

だが、そういうスタンスは「金だけ寄越せ」と言っているような印象を与えかねないことだけは覚えていて欲しい。

 

※人間は、相手が自分に敵意を持っていないと云う確信を持ちたい生き物なのである。

 

 

 

※だって、聞かれなかったから…

 

これだけは覚えていて欲しい。

発注者にも指示待ち人間は居る。

信じがたいかも知れないが、そこそこキャリアある経営者でも、リアクションしか出来ないタイプの方も存在するのだ。

 

それこそ途方もなく親切で、乞えば幾らでも助けてくれるタイプの発注者も少なくはない。

彼らは、「仕事ありませんか?」と尋ねるだけで、あなたの為に仕事や役割を作ってくれたりする。

 

※有能なリーダーは、部下を喰わせるためにだけ仕事を創造することが出来る。

 どうせなら出来る人間にくっついている方が、人生は捗る。

 

とりあえず、尋ねてみよう。

発注者のレスポンスを見比べれるだけでも、フリーランスにとっては大きな収穫である。

 

 

 

 

無論、業種によって損益分岐点は大きく異なるかと思うが

基本的にフリーランスは仕事が途切れない限り食って行ける。

(そうでないなら、あなたのやっている事は仕事ではないのだ。)

 

なので、こまめに営業してミッションを確実にこなしていって欲しい。

その実績・経験こそが明日の営業材料となるのだから。

 

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コメント一覧
  • 今回の記事もありがとうございました。
    「時候の挨拶・仰々しい美辞麗句・ささやかな自己開示。」
    自分は愛想が悪くて、すごく苦手なんですよね…
    それでも、これらを何とか身につけられるように、頑張っていきたいです。


    2017年6月27日 9:03 PM | ヤス |

  • 水商売をやっていた時の営業の感覚と似たものがありますね。
    「最近、飲みに出てないんですかー」
    ↑こんな幼稚でヒネリのない営業電話でも
    結構な確率で近日中に来てくれたりしてました。

    忘れさられないこと、大事ですね。


    2017年6月27日 11:58 PM | DicE |

  • ヤス様

    お気持ちはわかります。
    ですので、苦手な方はせめて
    「自分が相手を嫌がってないし、仕事を貰っている事を喜ばしく思ってる」
    ことだけでも伝えるよう心掛けて下さい。

    礼儀作法が発達したのは、誤解による無駄な闘争を避ける為ですので。


    2017年6月28日 7:51 AM | teihen |

  • DicE様へ

    そうなんですよね。
    結局、年賀状にしても暑中見舞いにしても
    「忘れられない為に」
    と云う点が重要なのでしょう。

    それを怠って、多くの事業者が忘れられてしまたことでしょう。


    2017年6月28日 7:53 AM | teihen |

  • 今回も役立つ記事、ありがとうございます。
    私もしばらくお客さんを訪ねないと、もう来ないのかと思ったと言われてしまいます。
    同業者にとられたらもったいないので、こまめに訪ねないとだめですね。


    2017年6月29日 9:35 AM | しげる |

  • しげる様

    理想はこちらが新スキルを身に着け続けて
    「こんなことも出来るようになりました」
    と小まめに定期報告出来ることですよね。

    なかなか難しいことですが。


    2017年6月29日 6:00 PM | teihen |

  • いつも楽しく拝見させていただいてます。

    若い頃に不動産屋の御用聞きのような仕事でお小遣い稼ぎをしてる時期がありました。
    「社長ー。僕に出来るような案件ありませんかね?」
    こんな感じで不動産屋を回ってたら毎回、ある社長さんは自分になんの得もないのに
    わざわざ仕事を作って(しかも結構な額)私に振ってくれていました。
    若さと面の皮が厚い私の様なずうずうしくて何の報恩性もない性格だからできたんだと思います。

    底辺様に「コミュ力もゼロ、人見知りで行動力もない人の営業方法」の様なタイトルで一筆書いていただけたら幸いです。

    他に類似したタイトルで既に執筆されていたら申し訳ありません。


    2017年7月9日 2:58 AM | over |

  • over様へ

    実例提示ありがとうございます。
    これは多くの方のヒントとなると思います。

    コミュ力の件、了解しました。
    あなたへの回答も兼ねて執筆致します。


    2017年7月9日 9:29 AM | teihen |

  • 泥臭い営業を甘く見てはいけないと言うことですね。
    「コツコツと」が実を結ぶとは限らないけれど、
    何もしないよりは、数億倍有益ですよね。
    私も、頑張ります!
    いつも、有益な記事をありがとうございます!!


    2017年9月13日 9:42 PM | Keiichi |

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