ヒルズ族と云う単語を作ったのはどうせ電通で、
不動産屋からアホみたいに搾取したに違いない。
満鉄時代から彼らのやり口は全く変わっていないのだ。
前フリ終わり。
「ネオヒルズ族になりたいのだが、成功報酬で必ず御礼するので助けて貰えまいか」
との相談を受けた。
「そう云う話はネオヒルズ族の方に持っていった方が喜ばれますよ。」
と無難に回答したのだが、その方(底辺よりも二回り年上の紳士)は、
「あいつらは信用出来ない!!」
と激昂して、底辺にネオヒルズ商法に対して非を鳴らし始めた。
どうも、ネオヒルズ商材を数十万円で購入したらしい。
詳しくは聞かなかったが、与沢翼氏とかそこら辺であろう。
「何故、相談相手を底辺に?」
と尋ねるのと、
「良心的だから」
と仰るので、
「良心と仰いますと?」
と更に質問してみた所、
「だって、底辺君の商材は安いじゃないか!」
との回答が返ってきた。
言語化されていないだけで、彼の中では結論が出ているようだったので、
底辺はこう回答した。
「その価格差は販売コスト(主に広告費)に基づくものです。」
「彼らは『ネオヒルズに居住』と云う点も含めた膨大な広告費を客単価で回収しているのです」
「あれはそう云う種類のビジネスなんです。」
「私の電子書籍が安いと言っても、市販の書籍よりは相当割高ですよ。」
「そう云った御商売をどうしても起ち上げたいと仰るなら助力させて頂きますが、
それこそ本物のネオヒルズ族の方に相談されてみては如何でしょうか?」
お互いに結論は出たので、話はこれで終わりである。
1、ネオヒルズに住んでいる(儲かっている)との設定を練る。
2、お洒落動画やお洒落サイトで金持ちアピール
3、ネオヒルズ族に憧れそうな層を逆算して煽り広告を作成する
4、ネオヒルズ的なスタイルを維持できる金額で商材やセミナー券を売る
別に彼らを揶揄してこう書いたのではなく、
底辺が「ネオヒルズ族になりたい」と云う依頼を受けてしまった場合は、
とりあえず1から4までの流れを基礎知識として理解して頂くであろうからである。
ちなみに底辺はネオヒルズ族が厳密な意味で何なのかは知らない。
それと知らずコンサルを請け負ってる可能性もあるが、ダイレクトな面識はない。
ただ、youtubeに上がっている「自称・ネオヒルズ族」の動画は全てと言っていいレベルで視聴させて貰っているので、
知らないなりに、概要は掴めているように思う。
これだけ売り上げていると云う事は、「何らかの需要がある」事を意味しているので、
「ネオヒルズ族」と云う言葉が消滅したとしても、類似の商売は生まれ続けるであろう。
故に、ネオヒルズ的な成功を掴み取りたいのならば、1から4の流れさえ体得していれば如何なる様にも応用可能である。
ここで底辺の結論を出しておくと、
旧ヒルズ族=ヒルズに住める位の付加価値企業を産みだした。
ネオヒルズ族=「ヒルズに住んでる」と広告を出して集客している。
これが底辺の分析による、新旧ヒルズ族の違いである。
底辺に相談してきた紳士もフンフン頷いていたので、それなりに正鵠を射ているのかも知れない。
別にどちらが良くてどちらが悪いと語るつもりはない。
ただ、目指すなら目指すで、
「それは何で、自分は何をしようとしているのか?」
を俯瞰で知っておくべきである。
(全ての職業・事業に言える事ではあるが)
底辺よりも遥かに才覚も資本もあって商売が上手く行っていない方と話していると、
大抵が御自分のビジネスや御自身の立ち位置を根源から考えた形跡がない。
彼らが失敗するのは、ただそれだけが原因と言っても過言ではない。
風俗業のオーナーに才覚人が多いのは、その所為である。
彼らは蔑まれ笑われる事で、自分の立ち位置や存在意義を嫌でも意識させ続けられる。
そのプレッシャーが独自の哲学や結論を産む。
彼らの才覚はその長年の自問自答に基づいている。
(無論、純粋に何も考えてない方もおられる)
話が逸脱してしまった。
旧ヒルズ族とネオヒルズ族は別箇のものである。
結果としてのヒルズか、手段としてのヒルズかの違い。
更にはっきりと言うと、
事業の報酬としてのヒルズ暮らしか、集客の為のヒルズ暮らしか。
である。
何度でも言うが、ネオヒルズ的な商売を良いとも悪いとも思わない。
ネオヒルズ業者の動画を見ていると、彼らには他の選択肢が無かった様に思えるからだ。
ただ、底辺から貴方へのお願いなのだが、
ネオヒルズ的な商売を起ち上げるにしても、商材の購入者側に回るとしても、
「それは本質的には何なのか?」
位は自分で考えて自分の言葉で結論を出して欲しい。
いつか貴方がヒルズに住める事を祈っている。
信じて貰えないかもしれないが、いつだって底辺の祈りに皮肉はない。
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「起業家になりたい私、カッコイイ」 人間の心を開放するアイテム ”起業家ライセンス” 与沢翼とニューヒルズ族の問題の本質は第三者にあり
底辺君に頼むことはできるの?
商売としてはネオヒルズ流が儲かりそうな気がするんだけど。
2013年10月11日 11:05 AM | 匿名 |
底辺の人間がゼロから金を稼ぐ方法の購入者です!
個人的な感想ですが半額くらいなら良心的な価格の内容だったと思います!
2013年10月11日 11:19 AM | uy |
「成功報酬で必ず御礼する」
こういう事を悪びれずさらっと言えるこの人はネオヒルズ商法に向いているのではw
2013年10月11日 12:47 PM | 匿名 |
11:05様へ
頼まれれば底辺なりにサポート致しますが、他に適任の方が大勢居られると思います。
「低コストでヒルズっぽい商売をしたい!」
等の捻りの利いた依頼なら私の領分だとは思いますが。
uy様へ
半分は私の皆様への良心であり、残りの500円は皆様からの私への慈悲だと解釈しております。
12:47様へ
ええ。
販売者も購入者も、この様な感性を持たれている方が多い印象を受けました。
結局は、商売とは感性の似た者同士の中でしか成立しないのかも知れません。
2013年10月11日 3:36 PM | teihen |
叶姉妹みたいなもんだね。
実際はセレブではなく芸人だけど、セレブ風を売りにすることで稼いでいるんだよね。
2013年10月11日 10:12 PM | 匿名 |
>半分は私の皆様への良心であり、残りの500円は皆様からの私への慈悲だと解釈しております。
こんな切り返しがサラっと出てくるあたりが底辺君なんだよな。
あなたが一番ネオヒルズ的な才能を持ってると僕は思うんだけどね。
2013年10月11日 10:56 PM | 匿名 |
金持ちキャラ芸人…とはまた違うか
2013年10月13日 8:39 AM | 1000$ |
ブランド商法というか帰属欲求をくすぐる感じかな
2013年10月14日 2:42 PM | 名無し |
10:12様へ
説得力ある売り方ですしね。
本当に稼いでる人がノウハウ販売を行うのが一番好ましいのでしょうけど。
10:56様へ
いやいや、私は底辺を這いずり回っているだけです。
1000$様へ
ある意味芸人ですよね。
自分と云う商品を自分で宣伝している完結性からは学ぶべきだと思っています。
2:42様へ
「ネオヒルズ一派に入りたい」
と云う方は確かに多いです。
ただビジネス構造上、上が下を搾取し易くなっているので、
希望者の方は注意して欲しいのですが・・・
2013年10月14日 3:44 PM | teihen |
理屈で考えれば、それも商売の一つだし、それなりの才覚が必要だから学ぶところは多いにある、とは分かるのだけど、金持ちへのやっかみとはまた別の「ネオヒルズ族への嫌悪感」が拭えず、自分の未熟さを痛感しています。
2013年10月14日 6:50 PM | 無能 |
6:50様へ
それは詐欺的なものに対する嫌悪であり、至って正常な感情だと思います。
何の疑問も抱かないよりは遥かに真っ当な感性ではないでしょうか?
2013年10月15日 9:23 PM | teihen |