貴方の就活が上手く行かない理由

b0016623_2265647


この記事は前回の記事であるキャリアと人脈とコネと専門性と起業する才覚もない人間が辞職やリストラを機に転職する方法の補足である。

いつもはコメントに対しては個別に返信しているのだが、この記事に対してのコメントがどれも相当な長文であり、スペース的に個別返信が困難であるように感じたので、記事の形で補足しておく。

 

特に話題になっていたのが、「就活生と大学の専攻内容への習熟度」に関する部分であったので、その点についてだけ加筆しておく。

 

 

 

 

大学の専攻分野について

 

この部分が舌足らずだったようなので、ここだけ掘り下げる。

特に「専攻分野が下らなく無価値だった場合」の話。

 

この文章を読んでおられる方の中にも、

「専攻が無意味だった」

「下らない事ばかりさせられた」

と仰る方はおられると思う。

そこは妥協して欲しい。

 

教授の側も、

「講義は無意味だった」

「下らない学生の世話ばかりさせられた」

と思いながら学生に付き合っているのだからお互い様である。

 

さて、少し考えてみて欲しいのだが、

意味がないと言えば、会社の仕事も意味はないので、

大学に不満を述べるタイプの人間は就業しても、

「業務が無意味だった」

「下らない事ばかりさせられた」

と必ず周囲に溢して、職場にネガティブな影響を与えるだろう。

少なくとも企業はそう考える。

 

企業活動に最も不要な人種は内部の評論屋である。

面接はそういった評論屋や批評屋を排除する為に行われる。

与えられた環境(これがあるだけでも相当恵まれている)に対して、どの様なスタンスを取りがちな人物なのか?

それが面接の目的なのだ。

 

 

面接を行うのは面接官ではない

 

事実誤認をされている方も多いので一言だけ言わせて欲しい。

貴方の面接を行うのは、「面接官」ではない。

貴方を面接するのは、貴方の上司である。

貴方が入社した時に、貴方を管理しなくてはならない立場・年齢の方が貴方を面接している。

面接官はゲームに出てくる「打倒すべき敵キャラ」でもなんでもなく、貴方の上司なのである。

無論、直接的に貴方が彼らの部下として配属される事はないかも知れない。

だが、貴方の最初の上長の同僚や上司が貴方を面接している事に変わりは無い。

そして、面接を受ける貴方は「お客様」でも「コメンテーター」でもなく、面接官の部下である。

 

 

この考え方について賛同は強要しない。

しかし、貴方の隣の就活生は、その様な殊勝な心構えを持っていて、貴方の比較対象として存在する。

この厳然たる事実だけは覚えておいて欲しいのだ。

貴方の人生を不当な損失から守る為にも、である。

 

 

 

やらされてる事は全て下らない

 

仕事にしろ研究にしろ、他人の手伝いはつまらないに決まっている。

金を持った人間が、仕事や研究の中で自分のやりたくない部分を誰かに委託するのが雇用行為なのだから。

貴方が就活するのは、下らなくて無意味で疲れる作業に従事して賃金と社会的地位を得る為である。

そして面接官は下らない仕事に人生を捧げ続けてきた大先輩である。

現に今だって、貴方の相手をさせられている。

 

だから、貴方が仕事なり研究の意味や生甲斐を求めるタイプの人間ならば相手は警戒する。

配属されてからの貴方が会社の業務に意義や意味を見いだせなかった場合に、どんな社員になるかは想像に難くないからである。

 

無論、会社のカラーにもよるが、殆どの会社は「面白くない仕事」をする人間を集める為に求人を出す。

業務の中には面白い部分や生産的な部分もあるかも知れない。

だが、企業を企業たらしめているのは、面白くない部分・非生産的な部分である。

入社した貴方には、貴方に取って低劣で無意味な仕事が割り振られるかも知れない。

ゲーム会社に入社してもゲーム制作に触れずに経理しかやった事のない人間も居れば、

映像会社に入社したのに映像作りはやらせて貰えず、銀行回りだけをさせられる人間も存在する。

企業は貴方に意味や意義や生甲斐や成長の機会を与える為に求人を出す訳ではない。

カネを払ってでも他人にやらせたい作業があるから、その従事者を探しているのだ。

 

商売の事を「商い」と呼ぶ。

飽きない(アキナイ)からである。

自分で事業をするのはそれ位楽しい。

どれだけ卑しく、どれだけ醜い仕事であっても、己が構想したビジネスプランに注力する事は実に楽しい。

 

逆に言えば、他人のビジネスに雇用される事が面白い訳がない。

商いと異なり、必ず飽きるだろう。

下らなくて当たり前なのだ。

 

就活とは苦役代行業者としての貴方の営業活動なのだ。

 

 

体育会系について

 

よく聞く不満に、

「スポーツ馬鹿が採用されて、自分が採用されないのはおかしい!」

と云う物がある。

古い漫画を読んでも似た様な描写があるので、割と普遍的な憤懣なのだろう。

結論から言えば、企業の欲しいのが、「頑丈で頭の悪くない馬鹿」である。

 

仕事や命令に一々疑問や反発を感じる人間は奴隷に向いてない。

だから採用されない。

それだけの話である。

従順なフリや愚鈍なフリや権威に弱いフリをしても無駄である。

その分野で、野球部やラクビー部の出身者に競合するのは不可能である。

 

「センパイのレイプがバレたから、揉み消しの為に関係者を恫喝して回ったッス!」

 

↑ こういう連中にまともな教育で育った人間が従順性や盲目性で勝つのは不可能だと思う。

(勿論、体力でも)

口には出さないが、企業がソルジャーに要求しているのは、この様な共同体への盲目的な参画姿勢である。

今からスポーツをやれとは言わない。

市場における自分の無価値性を客観的に捉えて欲しいのだ。

 

 

混同しないで欲しいのだが、企業は貴方の運動神経は問題にしてない。

足切りレベルの身体能力さえあれば、そこは問題視されない。

貴方がスポーツ万能だったとしても、運動部に所属せずに、運動部的なメンタルを持たないならば、

その部分は加点対象になりにくい。

逆に身体能力が大した事がなくても、メンタルが運動部的であれば採用され易い。

大学の応援団が大企業に引っ張られがちなのも、これが理由である。

 

 

総括

 

貴方がそれなりに優秀であるにも関わらず、就職出来ないのは貴方の武器である、

思慮や思考能力や哲学や善性や感受性や社会知識やアイデアや分析力を

企業が求めていないからである。

それどころかマイナス要素であろう。

 

TVのお笑い番組に喝采し、

カップ麺を美味そうに頬張り、

パチンコや風俗に散財し、

悪友との悪事写真を「うぇーい」とネットに載せ、

先輩に諂いながら後輩を苛め、

新聞の記事を全て鵜呑みにし、

人生の意義など断じて自身に問わない。

 

そう云う逸材を大抵の企業は欲しているのである。

 

 

 

部品でもなく奴隷でもなく、人間として就職したい

 

無論、一定レベルより上の企業には「自律型」の人員の需要もある。

そう云ったマトモな企業に就業したい人間は、求人の有無に関わらず、

自分で働きたい分野を決め、

貢献出来るスキル知識を身に着け、

目標の企業にアプローチしてみる事。

(クリエーター業界ではよくある)

求人を出していない企業は一番簡単に入れる。

(イレギュラーな応募にわざわざ応対してくれるのは大抵経営者なので。)

ソースは底辺。

 

 


 


 

 

 

 

 

 

 

 

Tagged with:     ,

About the author /


25件のコメント

  1. あしや

    仕事にしろ研究にしろ、他人の手伝いはつまらないに決まっている。
    どれだけ卑しく、どれだけ醜い仕事であっても、己が構想したビジネスプランに注力する事は実に楽しい。

    当たり前のことだけど、言われて、ハッとしてしまいました。
    自分の今の仕事がつまらない理由をはっきり言われたような気がしました。

    起業する上で参考にしたいので、底辺様が起業を始めたときの背景とか、運転資金がいくらとか、仕事の取り方などを具体的に書いてくれるとうれしいです。

  2. 匿名

    あんなコメ欄にアンサーしなくていいと思うけどねえ
    底辺君は律儀だなあ

  3. 9:37 PM

    底辺様のサイトなのにコメント欄を私的に利用してしまいすみませんでした。
    無駄に長いコメントを読ませてしまいました。読者の皆さんすみませんでした。

  4. 匿名

    >9:37様
    読者同士で議論が始まったのは、底辺ブログが新しいステージに入った気がして
    読者の一人ひとりが底辺から抜け出すための考えを促している
    いい影響のように私には感じました。
    (底辺さんが望んでいることかどうかはわかりませんが)

  5. 名無し

    お疲れさまです
    正論は受けが良くないから言ってくれる人が少ないと

  6. 匿名

    底辺氏のキレの良い文章は面白いけど、底辺氏が優しいのをいいコトに自分語りとどうでもいい会話はじめる連中は何なの、カモ?

  7. teihen

    あしや様へ

    運転資金や仕事の取り方については、電子書籍の執筆やコンサル時に必要な場合は情報提供しています。
    起業背景に関しては、ブログ上でおいおい語るかも知れません。




    8:41様へ

    自分のブログに寄せられたコメントは、結局は自分自身への問いでもあると思いますので。



    9:37様へ

    いえ、私も勉強になりました。
    9:37様の今後の人生が良い方向に向かう事を願っております。



    1:05様へ

    どんな形であっても発信性を持つ事はその方の為になると思います。
    最終的にはこんな場所ではなく、各々のコンテンツで発信して頂ければと考えております。



    1:54様へ

    お疲れ様です。
    誰かが言った方がいいと思ったので記事化しました。



    11:53様へ

    自分語りに関してはその方の個人情報が漏洩してしまわない限りアリだと思います。
    文章を書く時に、主張と私事が混同してしまうのは仕方のない事なので。

  8. 匿名

    >6

    >自分語りとどうでもいい会話

    底辺氏の日記の内容と関連のあることを語っているのだから別によいのでは?

    日記の内容について具体的にどう思ったかを自分の経験談をふまえて語る人がいるわけで、
    それを参考にするひとだっているかもしれない。
    >どうでもいい会話
    と感じるのはあくまであなたの感じ方にすぎない。
    嫌ならあなたがコメントを読まなければいいだけの話だ。

    あなたが、それこそこのブログを自分のためのものと錯覚している故の自己中心的発言に思える。

    あなたの他にもこのブログの読者がいるし、
    読者同士時に議論し励まし合うことのなにが悪い?

    第一、「自分語り」というが、自分の経験談をふまえない意見こそ中身を伴わず薄っぺらなものではないのか?

    もし、あなたがリアルでも、ここでの発言と同じように、「自分にとってどうでもいいこと」を主観だと気づかないまま他人に接しているのだとしたら、それは社会性の欠如だ。
    現に底辺氏のブログを通した「読者同士」の社会という概念が存在することをあなたは理解していなかった。

    あなたが自分を社会の中の底辺層だと感じてこのブログを読んでいるなら、まずはその自己中心性を改善し社会性を身に付けないと難しいのでは?と思う。

  9. 匿名

    底辺君もこのブログで妙なのに気に入られちゃって大変だね
    コンサルの客とかこういう手合ばっかでしょ
    こんなの真面目に相手にできる底辺君はやっぱ只者じゃないわ

  10. 匿名

    「妙なの」ってどんなのですか?

    直接商売や就労につながる話よりも、自分語りしたがっているような人ってことかな?

    でも、まず自分語りからでも、時にはこういう場で他の誰かから意見を貰うことも含めて、の自己分析からはじめるのが、社会に適応する方法を知る手段となりうる場合もあるんじゃないかな?

    自分だけで自己分析しても、
    自分はあくまでどこまでいっても自分の考えしか持ってないから、
    思考がぐるぐる回るだけで終わりかねないよ。

    「妙なの」とか言われることを恐れずに
    人に問いかけることができる人の方が、
    底辺から抜け出せるような気がするな。

    「人に問いかけること」が必要なく社会に適応できているなら、そのひとは底辺や弱者ではないと思う。

  11. 1000$

    「学生時代に何したらええですか?」
    と学生によく聞かれるのですが、底辺さんならなんと答えますか?

  12. 匿名

    自分語りの何が悪いのか頭が悪い私はわからないです。

    自分語りのコメントを書き込み、誰かがそれに対して解決の糸口となるコメントを返す。

    このサイトの主旨に合っていると思いますし、誰にとっても利益になると思い込んでいました。

    11:53様は何が問題と考えていますか?

  13. 匿名

    まあ、ここで長々と「出来ないこと」の言い訳、自分語りをしてる人は底辺から抜け出せないだろうねえ

  14. 匿名

    底辺君が優しくお返事なんかするから自分語りのコメント乞食が跋扈してるんだよね
    以前は管理人からのコメント返しなんて無かったんだし、もういいんじゃない

  15. 匿名

    底辺さんが望んでることかどうかはわかりませんが。

    たしかに、底辺さんは忙しい身だし、必ずしもコメントを全員に返さなくてもよいのかもしれないです。

    その代わりに読者同士で討論しあうのもありなんじゃないですか?
    (個人情報が漏れない範囲で)
    その方が、読者皆で事例共有できるし、

    コメント欄見て解決してしまう分、底辺さんが各自から個人相談受ける件数が減れば
    底辺さんの負担も減るんじゃないですかね?

    そしたら底辺さんは自分が個別相談にのらなくてもある程度読者の悩み事などを知ることができるうえ、、底辺さんの元には底辺さんしか相談できない「コンサル」の部分の相談が集中する、という形ができあがらないかな?

  16. 無能

    読者同士の討論とやらで解決に結びつけばいいけどね。

    大抵は「どっちが正しいか」っていう討論のための討論になりがちだよね。

  17. 幸福賢者

    素晴らしいブログですね。
    何時間も見入ってしまいました。
    相互リンクをお願いしようと思いましたが、募集していないようですね。
    残念。

  18. 匿名

    13の人へ

    では、「ここで自分語りをしているような人は底辺から抜け出せない」
    という貴方の意見に至る根拠について、
    語ってはいただけないでしょうか?

    経験に基づく根拠があってその意見がでてくるわけなんですよね?

    それを貴方にお話していただけて事例共有できたら、
    読者の多くが底辺から抜け出すための参考になるかもしれません。

    それも含めて、「読者同士話し合うことのには有益性がある」
    ということだと思います。

    でも、ある種の発言が、もっと厳しい現実にさらされているひとからみて「言い訳」「甘ったれ」にしかみえないというのもわかります。

  19. 匿名

    コメ欄で何やろう構わないけど(俺は読まないから
    こんなのにレスしたり答える形でのブログ記事書いたりする形で管理人さんのリソースを消費させるのはいかがなものかな
    居酒屋で呑もうっていうクライアントの申し出にポスティングで応えるお人だよ
    この人の時間を奪うのは非常に申し訳ない気持ちになるよ

  20. 匿名

    自分語りね。だって自分が大好きなんだもん。しょうがないじゃん?

    >1:05 PMさん
    なんだかワタミの渡辺さんみたいな口ぶりだなぁ。
    出来ないっていうのには出来ない理由があるのであって、言い訳ではないですよ。問題は出来ない理由であって、それを解決するために行動するのは正しいと思いますね。

  21. teihen

    底辺です


    私が他人のブログのコメント欄を見ない人間な所為なのか、自ブログに長文コメントを書かれる事を苦痛に感じません。

    コメント返しにしても、自分に負担の無い範囲でしかしてませんので、気になさらないで下さい。

    討論に関しては、コメント欄で議論して頂いても結構です。
    (中々、意見を率直に言い合えるスペースってないですものね。)



    —————————————————————————-


    >「学生時代に何したらええですか?」
    >と学生によく聞かれるのですが、底辺さんならなんと答えますか?


    勉強をするように薦めてあげて下さい。
    学校の規則をきちんと守った上で課題をきちんと修了する事は、実は一番困難な事です。
    それ故に、大半の人間が
    「学生時代に(勉強以外に)何したらええですか?」
    と困難から逃避します。

    学生が本業である学業を修めぬままに他のどんな偉業を成し遂げたとしても、それは単なる逃避です。

    学生の方にとっては、きっと受け入れ難い助言だと思います。
    ですが、この助言こそが現役の学生の方にとって必要な物だと私は考えます。

  22. 匿名

    読者同士の討論でたとえ完全な解決に結び付かなくとも、
    討論のその過程を読むだけで何かしら参考になる人もいるかもしれません。

    また、管理人さんのリソースを消費させることについては、
    「管理人さんがコメント返ししたければする、コメントの内容について新たに日記をあげたければそうする」
    で良いのでは?
    そこは管理人さんの判断でいいと思うのです。

    何が一番時間を奪うかといったら、「底辺さん相手でなくてもいいことを気軽に底辺さんにメールで相談してしまうこと(コンサルと違って底辺さんはお金をとれないし)」だと私は考えるのですが。。。

  23. 匿名

    21のコメント読む前に22を投稿してしまいました。失礼しました。

  24. 9:37 PM

    >12:43 PM さん
    >何が一番時間を奪うかといったら、「底辺さん相手でなくてもいいことを気軽に底辺さんにメールで相談してしまうこと(コンサルと違って底辺さんはお金をとれないし)」だと私は考えるのですが。。。

    これに関してですがどの記事だったか忘れましたが底辺様は人の時間を拘束するに当たって無料はありえないということを仰ってます。自分は底辺様に底辺様の言い値でコンサルティング料金を払いましたし、他の方でコンサルを受けられた方も拘束時間やコンサル内容によって料金を支払っていると思いますよ。他の方のは推測ですが底辺様は定額の料金を取るコンサルもやっておられるようですし、、、。

  25. 1000$

    底辺さん。ありがとうございます。
    大学が大多数にとって「遊びにいくところ」になってしまっている現状において
    勉強以外は逃避である。とは、ある種の帰結だと膝を打つ次第です。
    確認ですが、当然ながら勉強とは世に言う単位の取得のみを目的とした効率性のみを重視したものではないですよね?
    学生時代は徒党を組み、担当講義を決めてノートを作り、テスト直前期に配布と対策ミーティングという単位取得”作業”に精を出していたこともあります。
    文字通り作業なので血となり肉となる勉強は担当科目だけでしたが…

あなたのコメントを投稿

メールアドレスは表示されません。*(アスタリスク)は入力必須項目です。