漫画主人公の成功例から学ぶ、社会人の勝ち方



まずはお詫びを一言。

例によって大袈裟なタイトルを付けてしまった。

理由はある。

相談者の方と過去記事の

ライフハックの奥義は全てアトリエ系ゲームが教えてくれている件について

についての話題になった時に電子書籍化を強く勧められ、断り辛い雰囲気になったのでキンドルで一冊出させて頂いた。

 

 

 

底辺はとりたて自分の思考法を特殊だとは思わないのだが、その方にとっては衝撃的だったらしく、

上記の記事の掘り下げをせがまれたのである。

曰く、

「皆が楽しく盛り上がっている娯楽コンテンツをカネ儲けの視点のみから見ている事は驚愕に値する」

そうである。

薄々想像出来るかも知れないが、相談者の方は東京の方で底辺は関西人である。

その方にとっては金銭観でのカルチャーショックがあったのだろう。

自分でも確かにカネカネ言い過ぎるのは品性に欠く事を反省はしている。

だが、仕方がないのだ。

漫画を読んでもマネーハック的視点でしか読めない人種も存在するのだから。

 

 

 

日本の労働人口の中でサラリーマンが占める割合は75%。

公務員は7%である。

つまり、労働者の8割強が勤め人である。

自営業者の比率は15%に過ぎない。

日本の中では少数派である。

ところが、漫画主人公の職業ではその比率が逆転する。

主人公には事業主(それも個人事業主)が多い。

(少年漫画の主人公は学生が多いが、それでも在学の身で~屋や~士を名乗っている)

その中でも好まれる型が

「ある分野のスペシャリストの活躍を描いた作品」

である。

青年漫画だと、これが大体ロングセラーになる。

スペシャリストがマネタイズに成功している様子は、そうでない者から見れば面白いのである。

(底辺はスペシャリストでもなければ面白くも無いので興味を持たないで欲しい)

無造作に羅列する。

 

 

 

王様の仕立て屋

 

ナポリを舞台に伝説の仕立て職人の弟子・織部悠が様々な難依頼を解決する話。

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) 王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
大河原遁

集英社

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ギャラリーフェイク

 

天才贋作家・藤田玲司が悪徳商人呼ばわりされながらも、美術界で大活躍をする話。

藤田が細野不二彦の理想を投影し過ぎていて見てて辛い。 ある意味魔法科学校の劣等生レベルの俺ツエ―作品

ギャラリーフェイク(1) (ビッグコミックス) ギャラリーフェイク(1) (ビッグコミックス)
細野不二彦

小学館

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万能鑑定士Qの事件簿

 

博覧強記の美少女鑑定士・凜田莉子が知識量を武器に怪事件の真相を暴く話。

凜田がアホの子から猛勉強してチートスペックを身に付ける経緯は感動物。

万能鑑定士Qの事件簿 I (カドカワコミックス・エース) 万能鑑定士Qの事件簿 I (カドカワコミックス・エース)
神江 ちず,清原 紘,松岡 圭祐

角川書店

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ゼロ

 

上述の藤田と同様の贋作士・榊零が主人公。 完璧超人過ぎて鼻につく。 

同じく上述の鑑定士・凜田莉子は榊のファン。 更に気に入らない。

ゼロ 1 (ジャンプコミックスデラックス) ゼロ 1 (ジャンプコミックスデラックス)
愛 英史,里見 桂

集英社

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美味しんぼ

 

反日活動家のカリヤに文化人の地位を与えたロングセラー

子供の頃に美味しんぼを読んで左傾化した世代が、プロパガンダ暴露の反動で一斉に右傾化して社会問題になっている。

本当は紹介したくなかったが、カリヤをネタにしたエントリーが集客してくれているので義理を果たす。

金持ちになる方法は雁屋哲が教えてくれている!!

美味しんぼ (1) (ビッグコミックス) 美味しんぼ (1) (ビッグコミックス)
雁屋 哲,花咲 アキラ

小学館
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ブラックジャック

 

当時、老害扱いされていた手塚治虫に「神」の称号を与えた伝説の名作。

虫プロダクション倒産の年度に連載開始されただけあって、世界観は他作より一段とシニカルである。

作業場に無断侵入した編集者に激昂した手塚が作品を打ち切った。

 

ブラック・ジャック 1 ブラック・ジャック 1
手塚治虫

手塚プロダクション

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ゴルゴ13

 

最強スナイパー・ゴルゴ13の活躍(99%が殺戮だが)を描いた名作

底辺が予想をしておくと、

「策略によってデューク東郷の殺害依頼を引き受けさせられたゴルゴ13が依頼者一党を誅戮して去って行く」

と云う締めくくり方で終わる。

ゴルゴ13(1) ゴルゴ13(1)
さいとう・たかを

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エントリーの趣旨を忘れて冗長な漫画紹介を行ってしまったが、

「突出したスペシャリストが仕事条件を自儘に出す」

と云う趣向の作品は数が多く、人気も出やすい。

理由は簡単である。

現実世界の労働者・事業者の大半が代替品に過ぎず、自身の仕事を買い叩かれているからである。

そんな時に高値を平然と吹っかけて、

「嫌なら他の人に頼めば?」

と云う態度を取る主人公に自身を重ね合わせれば、さぞかし溜飲が下がるのだろう。

漫画家も幾らでも替わりが居る商売なので、描いている彼らも結構な感慨を持って描いてるものと推測する。

勿論、幾らでも代替品が存在する漫画家だが、一定のレベルに達すると冨樫・木多戦法を使用出来る様になる。

需給バランスこそが力関係を産むのである。

ハンターハンターは冨樫にしか描けないし、喧嘩稼業は木多か木多マニアにしか描けないのである。

(木多が急死したら梶原さん編は底辺に描かせて欲しい) 

だからこそ、彼らは強気な態度で居られる。

働かない事すらカードになってしまうのである。

 

無論、業種にもよるが、この手は誰にでも再現出来る。

その分野で貴方が突出した一番になれば、関係者は貴方を無下に扱えなくなるのである。

自分の能力に合わせて、特化する分野は狭めてもいい。

 

訴訟>離婚訴訟>熟年離婚訴訟>国際結婚カップルの熟年離婚訴訟>国際結婚カップルの親権を争点とした熟年離婚訴訟

 

能力が超人的に高い人間であれば、「訴訟」と云う膨大に広い世界で君臨出来るだろう。

無論、リターンも大きい。

だが、大抵の人間にはビッグワードを制する事は不可能である。

よって、自身の能力を見ながら少しずつ戦場を狭めていく。

自分が勝てる相手だけが残ったら戦場を狭める事を一旦停止して、その分野で自身を大いに喧伝する。

強そうな者を見掛ければ戦場を更に狭めて逃げる。

逆も然り。

凡人はこうやって特化するしかない。

 

 

漫画主人公から僕らが学ぶべき事

 

チート系の漫画主人公達は皆一様に博覧強記である。

プロット段階でその様に設定されているから博識なのだが。

ブラックジャックにせよゴルゴにせよ、劇中で他人の知識量に驚く描写は皆無に等しい。

大抵は逆で周囲が主人公の専門知識に愕然として主人公の株が上がるようなストーリー展開になっている。

現実世界でも、この成功法則を模倣できれば必ず勝利出来る。

(くれぐれもジャンル選定を間違えないように。 『底辺専門家です(キリッ)と名乗っても失笑されるだけなので)

無論、自分よりも専攻に詳しい人間は絶対に存在する。

その人間を凌ぐために専攻内に自身の専攻分野を創設するのである。

これにより我々の物語は失敗談から武勇伝に昇格されるのである。

 

難しい事は考えなくて良い。

中身も理念も必要ない。

特定分野の知識王になれば、人生に困らない程度の偽装は出来る。

本物になるのはその後で良い

 


 


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4件のコメント

  1. 匿名

    分野のエキスパートになったら、後は自分や自分の知識が如何に顧客の問題を解決できるか宣伝していかないと金にならへん。売り込みも大事ですね。

  2. 1000$

    いつまでも「知識のドーナツ」に頼っているのも限界が近づいてきたなあ。
    今の仕事がそもそも性格的に向くときと向かないときのギャップがあるのも…困る。

  3. 1000$

    そして買ってしまったKindle…
    ええ値段やと思います。

  4. teihen

    1:02様へ

    専門家漫画は問題解決モノなので特に役に立ちます。
    共通項は鮮烈な仕事ぶりが宣伝を兼ねる、と云う点。
    悪名が客を引き寄せるのですな。




    1000$様へ

    買ってしまわれましたかKindle…
    美味しんぼより役に立てる事を願っております

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