条件の良い職業・業種を選ぶ為の情報収集方法について 


結論

 

そこらのオッサン・オバサンと雑談する習慣を付ける事

 

 

前置き

 

勤め人にしても自営業者にしても、選んだ仕事によって人生の成功度・充実度に大きな差が出ている。
楽しい仕事や楽な仕事(同じ漢字が充てられている意味を各々考えて欲しい)を選んだ人も居れば、苦しく報われない仕事に忙殺されている人もいる。

要は、今回のエントリーは
「個人の才能や努力よりも選んだ仕事の方が人生の成否を決定する要素として重要である」
と云う仮説に基づき、条件の良い職業・業種を選ぶ為の情報収集方法について解説する。

 

例によって大したことは書いていない。

「広告(リクルート)はあなたから搾取する為のプロパガンダなので依存しないこと」

「バイアスの掛かっていない複数の大人の話を聞いて判断材料を増やすこと」

要は上記二つの結論を冗長に解説しているだけである。

 

 

 

全ては需給関係が決定する 

 

戦前の相場師・田附政次郎の名言に
「需給は全ての材料に優先する」
と云うものがある。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまり。
足りないモノの価格は上がり、余っている物の価格は下がる。

誰もが知っている事であるが、殆どの人間は人生にこの真理を反映することが出来ずに苦しんでいる。

・倍率何百倍の企業の面接を受ける
・既に飽和している業界で起業する。

などの行為である。
勿論、俯瞰で見れば愚行である。
当人も薄々自覚しながらの行動であろう。
それでも人間は進んで『供給過剰の投げ売り品』の一部になろうとしている。

何故なのか?

原因は簡単である。
彼らは、それしか知らないからである。

 

 

情報と広告

 

成功者は情報を集める。

自分の利益の為に集めた情報なので、その情報に基づいた行動は市場原理に合致している。

当然、儲かるのは本人である。

 

 

失敗者は広告を信じる。

他人が視聴者を騙す為に作ったプロパガンダなので、広告に基づいた行動は視聴者自身の利益を損ねる。

必然、儲かるのは広告元である。

 

 

豊かな人生を送る為には、その為の方法を知らなくてはならないにも関わらず。

多くの人は『豊かな人生を送る方法』と云う広告に惹かれて、広告元の商品を暴利で購入しているから貧しく苦しいのである。

結果、広告元のみは豊かな人生を送ることが出来る。

 

リクルートと就活生の関係を見れば一目瞭然であろう。

広告を情報と呼んで労働者に見せる。

労働者は情報収集しているつもりで、企業広告に対して労働力を売る。

 

例えば。

全求人企業の中でリクナビ登録しているのは全体の1割のみだが、広告しか知らない人はその一割を全てだと錯覚し仕事を探す。

結果として、苛烈な倍率闘争に放り込まれる。

おまけに、勝ち抜いたとしても貰える賃金からは予め掛かった広告費が抜かれている。

 

勿論、この構造を知った上で上手く立ち回り、人生を有利に進める者も多くいる。

では、どうすれば広告ではない「条件の良い仕事・業種」を見つけることが出来るのか?

 

 

定食屋での雑談に勝る情報源はない

 

利害関係のある相手ばかりと話していると、持っている情報が偏る。

おまけに、入ってくる情報は概ね社会的地位に比例するので、立場の弱い者は下位の情報ばかりを掴まされてしまう。

 

なので良質の情報(レアリティが高い)が欲しければ、利害関係の輪の外に居る人々から周辺的な情報を得るべきである。

具体的には、日頃から一人でも多くの他人(それぞれが異なる属性でなくてはならない)と雑談をしておくことが好ましい。

陳腐な回答に聞こえるかも知れないが、これは意外にハードルは高い。

コミュ力があってオープンな環境に居る人間でも、至難の業である。

よって、例によって凡人は分母を稼がなくてはならない。

 

「定食屋の雑談」と書いたのは、難易度がそこまで高くないからである。

もっとハードルを下げたければ居酒屋でもいいし、人と話すのが苦手ならば隣のグループの会話をに耳を傾けるだけでも良い。

要は、バイアスの掛かりにくい情報源を増やすことが大切なのである。

 

インターネット検索を多用しているにも関わらず、情報弱者に陥る人も居る。

これは、自分と云うフィルターを通した後の世界のみを見てしまっている事が原因である。

 

また、関係性の薄い他人との雑談は最も簡単なコミュニケーション訓練となる。

当然、コミュ力の有無は情報収集能力に直結するので、雑談(会話訓練)の習慣のある人と無い人とでは深刻な情報格差が生まれる。

職業・業種に限らず、選択のアタリハズレは、こういった要素が大きく左右しているのだ。

 

別に定食屋に拘る必要はないが、赤の他人と他愛のない話をする習慣は絶対に己を助ける。

1日だけ雑談したところで、さしたるものは得られない。

だが、習慣が10年続けば飛躍的な能力向上をあなたにもたらしているであろう。

 

総括

 

人生が上手く行ってないない人は、情報を自分で収集する努力を全く行っていない癖に

閲覧者を騙す目的で発行されている広告だけは熱心に読み込んでいる。

 

その悪習のツケは、職業・業種選択と云う最も金が絡んだ場面で払わされることになる。

現に、最悪の選択をしている人は往々にして世の中を知らないし、広大な社会の中でも最も辛く理不尽なポジションを与えられている。

(リクルートの無料誌しか読んだことがないのだろう。)

 

「そうならない為にも、日頃から利害関係の無い人と広範な会話(雑談)をするなどして、フラットな知識・情報のストックを増やしておきましょう。」

と云う話。

 

勿論、いきなりそんな事を言われても実践出来ないであろうから。

最初は定食屋や居酒屋などのオッサン・オバサン相手に話す事を推奨した。

それすらも出来ない人は、隣のテーブルで行われている(他人同士の)雑談に耳を傾けるところから始めては如何だろうか?

 

知能の高低は遺伝子が決定する。

特に初期値と上限値は、環境も含めた先天的な要因が全てを決めるので、あなたがどれだけ努力しても絶対に向上させることは出来ない。

地頭の性能が生まれつきなのは、実はあなたが一番よく分かっていることと思う。

(解らなければ、3秒でいいので親の顔を思い出して欲しい。 3・2・1・0  ね? 生まれつきでしょ?)

だが、頭をどう使うかは個々が自由に決めることである。

頭の足りない(判断力・分析力が劣っている)人間は、とにかく情報量のストックを増やして、分母の潤沢さで判断の精度を上げることを心掛けるべきである。

 

あなたが熱心に見ているそれがあなたを騙す為の広告であることは肝に銘じておいて欲しい。

 

目の前のブログも含めて、メディアには絶対に気を許さないこと。

あなたの人生がもう少し楽なものとなりますように。

 

 


 

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10件のコメント

  1. 53∞

    不思議と私は雑談する事に
    抵抗は殆ど無く、BARの
    スタッフさんやお客さんと
    話したりカフェの学生スタッフ
    などとよく雑談をします。

    そういう積み重ねが昔から
    あるせいか新しいコミュニティ
    に単独者で飛び込む事も慣れてます。

    仕事の面ではお金のストックと
    フローが程よい感じなので、
    サーフィンしていけば良いのですが、
    後は以前お話しした周りの人と
    如何に良好な関係を作っていけるか
    考えてみたいと思います。

    合わない人と壁を作ったり、
    敵味方を分けて人間関係を
    考えてしまうので、もう少し
    調整力をつけたいです。

  2. teihen

    53∞様へ

    成功者の方は、オープンな雑談好きが多いですよね。
    同スペックであれば人生の成否は(微細な)情報量の多寡で決まってしまうと思うので。

    53∞様の生活が順調なようなので安堵致しました。
    一度しかない人生、楽しんでいきましょう。

  3. hh

    他人に話せる話題を持っていないので雑談が苦手なのですが、
    この場合はどうすれば良いのでしょうか?

  4. teihen

    HH様へ

    ネタを持ってるか否かに関わらず、聞き手に回って下さい。
    褒める・慰める・相槌を打つ。
    自分がされて嬉しいことをするだけで構いません。

    これはスキルではなく心掛けの問題なので、他者と接する時は常に意識するようにして下さい。

  5. smoto

    素晴らしいエントリですね。

    金持ちは金を使って専門家から有益な情報を得るのに対し、
    貧乏人は無料の情報で判断してしまい人生の重要な局面で間違った選択をする
    というのが昔読んだ本に書いてありました。

    まさにその通りで、無料の情報や広告で貧乏人は判断してしまいます。
    このエントリのように定食屋など、利害のない人から情報を得ようという発想がない。
    だから更に貧乏になったりしてしまう。

    こういうことに気づく力、物事を俯瞰する考えや
    利害関係、なぜ?を繰り返すことが
    もっと上に行きたい人間に必要だと思いました。

  6. 名無し

    昔から雑談に苦手意識があります。目的のある会話なら苦ではないのですが。おそらく、私以外にもこういう人は特に若者に多いと思われますが、この問題の根本原因は何なのでしょうか。いくつか理由を考えてみました。

    ①情報化社会の今、情報を探す際にそれを探す目的が最初にあるように、会話にもそれを無意識に求めてしまっている
    ②単なる経験不足。経験を重ねれば自然に治る
    ③元々、会話を楽しめない性質の脳の持ち主

    底辺様の考えをお聞かせ願えたら嬉しいです。

  7. GIRA

    底辺様が常々言っている「無駄を受け入れろ」の、今回の話もまたその一部ですね。

    雑談は基本駄話ですが、ゴミの中に宝石、「それ」を宝石と見るかゴミと見るかは本人次第。
    そして見方の基準を増やすために、無駄を受け入れ色々やってみる必要があると。

  8. teihen

    smoto様へ

    広告の力は本当に恐ろしいですよね。
    しかも年々、狡猾さを増している気がします。

    お互い、己自身の見聞で生き残っていきましょう。

  9. teihen

    1:46様へ

    それは「お客様意識」に起因するのかも知れませんね。
    社会から「お客様」として大切(目的は搾取ですが)にされてきた人間は、感覚がマヒしてしまい優越状態に慣れてしまいます。
    優越状態に慣れた人間は、「会話をして相手を楽しませる」と云う本来なら下賤の行う奉仕作業に対して大きな苦痛を感じる様になってしまいます。
    それが根本的な理由である可能性はあります。

    加えてあなたの文章からはコスパ主義を感じますので
    或いは、雑談が苦手なのはそのせいかも知れません。

    富には無形と有形のものがあるように、そこに辿り着く為の方法にも金銭性のあるものとそうではないものがあります。
    その点だけ意識するように心がけていれば、雑談時の姿勢も自然と変わってくるでしょう。

  10. teihen

    GIRA様

    結局、判断は手持ちの情報内から行われますので、
    その分母を増やさない限り、良いルートは見つけようがありません。

    手持ちのカードは一枚でも多い方が有利に決まっているし、ゴミを持ってるからこそ隣のカードがエースであることに気付けるのです。

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