早起きが苦手ながらも早起きメソッドを活かしたい方へ


忙しい方に結論だけ

 

古来より語られている早起きメソッドの本意は

『夜型人間とは付き合うな。』

である。

 

故に。

体質的・根性的に早起きが出来ないにも関わらず早起きメソッドの恩恵を蒙りたい人間は、

夜型の人間から距離をおきつつ、早起き人種への賛同姿勢を保持し続けること。

 

 

 

この思考に至ったきっかけ

 

底辺は他者よりもライフハック本を読んでいる方だと自覚している。

(勉強家を気取るつもりはないが、少なくとも同世代の平均値は絶対に上回っていると断言できる。)

読んできた中で、最も多い記述は「早起きしろ!」だった。

 

勿論、底辺はこれを不満に感じ続けていた。

底辺の言い分はこうである。

「早起きなどしなくても、他の人間が朝に行う作業を夜にこなせば良いだけではないか!」

と。

 

賛同して頂ける方は多いと思うし、事実底辺が出逢ってきた多くの者は賛同してくれた。

何より、底辺だって朝は苦手である。

 

 

 

 

仮説

 

最近。

「早起きせよ」

の言葉の裏を読むようになった。

 

つまり、先人達が伝えたかった事は

「早い時間に起床せよ」と云う建前と併せて。

「夜遊人種とは同じクラスタに入るな」と云う真意なのではないか。

 

仮にそうだとしたら、今までの疑問は氷解する。

 

 

 

底辺は、以前のエントリーである

【参照リンク】 井原西鶴に学ぶ、元手も技能もない者が資産を築く方法
の中で引用した西鶴の金持ちになる秘訣五か条を思い出す。

 

「早起き五両・家業二十両・夜業八両・倹約十両・達者七両の計五十両を配分して商え」

(早起き10%・本業集中40%・夜間延長16%・節約20%・健康維持14%を配分して商売に励め。)

 

これは額面通り、早起き・家業専念・残業・節約・健康維持をせよと云うだけの意味ではなく。

「本業を疎かにして不健康な夜遊びで浪費する連中には近づくな。」

と云うニュアンスも大いに含まれているのではないだろうか。

 

 

あくまで、底辺の勝手な仮説に過ぎないが…

先人達に面と向かって確かめても、ニヤニヤするだけで絶対にはぐらかされるだろうが…

 

西鶴 「アンタも若いなぁ(ニヤニヤ)

 ↑  こんな感じ。

 

 

金持ち喧嘩せず、その可能性すら生じさせず

 

では何故、ハッキリとそう言ってくれないのか?

答えは簡単である。

アドバイスの受け手がそのままこれを口に出して、不用意に敵を作らない為に他ならない。

何せ、早起き人間よりそれが出来ない人間の方が絶対数が圧倒的に多いのだ。

言葉は選ぶに越した事はない。

 

あなただって、折角遊びに誘ってやった相手から

「売上の上昇率が鈍るからキミとは友達付き合いしないことにした。」

と言われたら腹が立つ筈である。

 

なので舌禍を招かない形のアドバイスだけが歴史の淘汰に耐え、今日まで残った。

「夜遊びする奴らとは付き合うな」「早起きしろ」の二通りの表現があれば、無難な後者が人口に膾炙するに決まっている。

 

 

プロセスを分解した解説

 

つまり。

「成功したければ早起きをせよ」

と云うアドバイスには三段構えの合理性が備わっている。

 

まずは第一段階。

額面通りの意味。

他者より早く起きれば、準備や勉強に時間を割けるので優位性が生じる。

ここまでは、誰もが理解出来る段階なので、額面通りにアラームをセットするだけで満足してはならない。

 

 

二段目。

「夜遊び仲間とは遊ぶな」と云う考え方。

どれだけ早寝早起をしても、交友関係の筋が悪ければリスクは飛躍的に向上する。

(勿論、朝方の生活をするだけで、夜遊び仲間と行動を共にする確率は格段に落ちるのだが。)

金科玉条的に早起きだけして、夜の闇の様な交友関係を持つ者が居るとすれば、その者こそ真の愚人であろう。

 

※先のエントリーの引用元である「日本永代蔵」には、それまで真面目だった商人が誘われた遊びに夢中になってしまい破産する話で満ち溢れている。

 

 

三段目。

これこそが極意。

「この手の交友選別思考は、真理であるが故に絶対に口に出すな。」

恐らく、ここまで自分の頭で考えさせることが、早起きメソッドの本質。

 

 

全で一

 

三段目まで自力で辿り着ける者がそこまで多くはない為、呪文の様に要点を短縮して子孫に刷り込む。

「早起きせよ!」と。

 

早起きを実践するのは10人に1人。

交友関係を自力で最適化出来るのはその中で10人に1人。

ヘイトコントロールを完璧に成し遂げ得るのは、その中で更に10人に1人。

 

千人の子孫の中から1人の「遺志を継ぐ者」が発生してくれるのであれば…

法事で若手に煙たがられる位のことは安い代償である。

 

これが「早起きをせよ!」等という陳腐な文言が、成功の第一秘訣などの様に伝えられている理由である。

馬鹿々々しく思っていたのは、愚人経由でこの奥義を伝えられたからに過ぎない。

(俺が経由地の人、ゴメンな…)

 

 

まあ、今回述べたことは所詮は仮説に過ぎないのだが…

 

 

 

成功したいあなたへ

 

「早起きしろ!」とは言わない。

それではタイトル詐欺になってしまう。

ただ、この真理に辿り着いている賢人(ていへんはかしこくないぞー)が必ずやあなたの周囲には居る筈なので

その方と親交を持つことに注力して欲しい。

本質さえ掴んでいれば、そこまで無理に早起きしなくても賢人は許してくれる。

目覚まし教徒からは白眼視されるかも知れないが、ニッコリ会釈して過ごして欲しい。

 

 

まとめ

 

全ての伝統的警句には、必ず本意が込められており

それを自分の頭で考え自分なりに実践することこそが、真の継承である。

 

奥に在る意義こそが「奥義」なのである。

 

皆で辿り着き、皆に伝えて行こう。

いつか人類が幸福な惰眠を勝ち取れるその日まで!

 


 

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20件のコメント

  1. ヤス

    今回のエントリーもありがとうございました。いつも興味深く拝見しています。
    「早起きは三文の徳」と言いますが、三文ぐらいなら二度寝するわ、と私自身、考えていました。
    しかし、真意は別のところにあるという、考察には感心しました。
    『自分の頭で考え自分なりに実践する』人間目指します。

  2. 1000$

    (月)から(木)は他人の時間、(金)から(日)は自分の時間。
    と、平日は午前3時に起きて仕事の勉強している方がいます。

    元々、よくある営業マンとして、お客様の接待に奔走していたのですがとある事件をキッカケに
    「俺は男芸者じゃねぇ!」
    と夜型から朝型に大転換を遂げられました。


    悪所通いする自分にはなかなか辛い話ではありますが、通って早く起きる術はないか。と、ええとこどりに頭を捻っております。

  3. 匿名

    金持ちがよく使う「トイレをキレイにしろ」もなにか別の心理があるのでしょうか。

  4. ハンタ

    君子危うきに近寄らずという言葉を連想しました(笑)

  5. teihen

    ヤス様

    貧困状態でも無い限り「3文」なんて利益のうちに入りませんよね。
    これって、逆に言えば発言者が「早起き自体のメリットは微々たるものなのだが~」と最初から前置きしているようにも読み取れるのです。

    なので、その副次効果については真剣に考える必要があると思います。

  6. teihen

    1000$様へ

    そうなんです。
    「ええとこどり」は不可能ではないと思います。

    例えば、江戸時代に吉原通いをする者は編み笠で顔を隠して通いました。
    (門前に編み笠のレンタル店があった程です。)

    『夜生活をしながらもそれを広言しない』くらいから始めてみるのが一番無難かも知れません。

  7. teihen

    11:57様へ

    これは典型的な公私論でしょう。
    「私的なトラブルを犯すのみならず、他人にその処理をさせてはならない。」
    と云うのが本意としか考えられません。

    このフレーズは「リーダーはトイレを自分でキレイにしろ」と云う形で語られることが多いので
    「私的トラブルの解決の為に組織のリソースを濫用するリーダーは排除せよ」
    と云う考え方が源流にあって生まれた概念かも知れません。

    特に、機械的にトイレ掃除しながらも。
    私的なトラブルのツケを組織に回そうとするようなリーダーは真の愚人ですので、かならず排除しなければなりません。

    (ですが、ある程度の知力があれば自分でトイレ掃除しているうちに、ここまでは絶対に思い至る筈です)

  8. teihen

    ハンタ様へ

    その連想は正鵠を射ていると思います。
    世間一般で言う成功とは、リスクトレード及びリスク管理に成功することに他ならないので。

  9. 1000$

    悪魔の辞典ならぬ底辺の諺として、氏の格言等に対する裏というか本質を読み解く本があったら買います。

  10. teihen

    1000$様へ

    尖った内容になるに違いないので、奥義書っぽい運用になってしまうと思います。

  11. 深夜アニメ愛好家

    深夜アニメを生でOAチェックする人間は敬して避けろということですね(違

  12. teihen

    深夜アニメ愛好家様

    この先、深夜アニメの社会的地位が向上すれば理解的姿勢を見せてもいいかも知れません。
    ただ現状は、アニメクラスタですら深夜アニメやその愛好者を自嘲している状態ですので、殊更接近する必要はないでしょう。

  13. 53∞

    お久しぶりです。

    確かに夜遅くの飲み屋の人種は
    良い人も勿論いるのですが、
    キレやすかったり、説教してきたり、
    お金使いが荒い人がいる印象です。

    私はそういった混沌の時間を避ける為に
    比較的健全な夕方の時間帯に飲み屋に入って
    飲酒を楽しんでおります。笑


    今回のエントリーにも似たような表現が
    ありましたが、結局は昔からの教訓というか、
    王道の生き方や振る舞いのようなものの大切さ
    が身に染みる今日この頃です。

    また、家に代々続いているような教訓や家風
    みたいなものもそれなりには重要なのかなと
    思うようになってきました。なかなか抗えない
    ものがありますね。

  14. teihen

    53∞様へ

    御無沙汰しておりました。


    富を獲得するまではリスクを負うことが
    富を獲得してからはリスクを回避することが
    それぞれ必要とされます。

    故に、持たざる者は多少のデメリットがあっても攻撃的・積極的であるべきであるし
    持つ者はそれらに警戒するべきでしょう。

    私も今度夕方の飲み屋を覗いてみます。
    お互い、上手く立ち回って行きましょう。

  15. 矛盾

    私もそうなんですが、
    朝が弱い人が無理に早起きしても、
    かえってその日一日の集中力が下がるんですよね。

    エジソンさんが電球を発明する前は、
    蝋燭やちょうちんの明かりで作業をしても
    暗くてお金の勘定もまちがえそうですよね。

    と思いました!!

  16. teihen

    矛盾様へ

    体質的な面は仕方がないと思います。
    ですので、朝型人間と起床の話題となったら、相手のスタイルを誉めることに徹すれば無難かな、と。

    お互い、何とか生き延びていきましょう。

  17. 若者に説教カマしたいだけのしょうもない独身ニートのおっさんw

    怪しげな宗教への勧誘かなw
    そのうちunder18女との円光かなんかでパクられそうだな
    若者を洗脳して自分の都合のいいようにしたい欲が滲み出てる典型的なインチキコンサルw
    お前らやばそうなブサイクおっさんニートなんか崇拝してどんだけバカなんだよw
    連絡先売られるかヤられるかの二択だぞw自分の力一つで攀じ登れ若者よ

  18. teihen

    若者に説教カマしたいだけのしょうもない独身ニートのおっさんw様へ

    コメントありがとうございます。
    「自分の力一つで攀じ登れ若者よ」と云う御意見に賛同致します。
    より多くの御批判を賜れるよう、いっそうの精進を心掛ける次第です。

  19. Name *

    私の経験ではありますが、雄弁は銀、沈黙は金のような言葉は高校生ぐらいのときは逆じゃね?なんで黙ってる方が金?と思ったいました。
    今から考えてみると動かない、という選択自体が相手にとって致命的になる瞬間が間違いなくあります。
    これこそが沈黙こそ金である所以でしょうか。

    もう少し見識が広ければ一見すればよくわからない格言でも、砂金を拾うように本質を掴めるのですが、なかなかうまくいきませんね

  20. teihen

    12:41様へ

    この格言は。
    「会話・対話・議論・論争」と云った意見を交わし合う状況において。
    自分の手札に「敢えて発しない」(沈黙)と云う選択肢が存在することを教えてくれているのだと思います。

    雄弁とは「単に強い手札を場に出している状況」です。
    勿論、手札が強いのは素晴らしいことですが、更に有利な状況を作る手法(沈黙)があることを知っているに越した事はありません。


    (以下、更に主観を深めて書き記します。)


    この格言は、『採り得る選択肢の中で沈黙が雄弁よりも優れている』と云う意味よりも。
    『相手の雄弁を上回るカードが無い場合は、無理に劣位のカードを出そうとするのではなく「沈黙」と云う選択肢を検討せよ。』
    と云うニュアンスで生み出されたのではないでしょうか?
    この場合、沈黙とは単に黙り込むことではなく、『発信ではなく、相手の発言の検証(揚げ足取り含む)に注力する体勢』を意味します。

    例えば、2ちゃんねる創始者のひろゆき氏は、相手の意見を潰したい時に
    「ひたすら質問を重ねていき、その最中に生じた相手意見の矛盾を執拗に突き続ける」
    自身の信頼値は毀損されますが、有効性のある手法だと思います。
    これも「雄弁に優るもの」の一つでしょう。



    以上が、『雄弁は銀 沈黙は金』に対しての私の見解です。
    共に見識を広め、快適な人生を送りたいものですね。

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