文章が書けない人が何とか書き進める方法  ~止まった筆はどうすれば歩みだしてくれるのか~


結論

 

 

「あ」と末尾に書き添えて下さい。

 

 

ぼくはにせものですだまされないでください

 

底辺は身の程知らずなので、伊達政宗や坂本龍馬に比べて己が筆不精であることを嘆いている。

(この両名が実像とかけ離れた人気を博しているのは、この良習の賜物なのだ。)

ただ、文章を書くのが苦手な人からすると筆達者として映るらしく

「文章を書くコツを教えて下さい」

と乞われる場面は多い。

 

あなたに文才が無くて底辺がそれを備えている訳ではない。

底辺は文章を読むことが昔から好きだっただけなのである。

誇張抜きで、その習慣の無い人の何千倍のテキストに目を通している。

結果、見て来た模範例の貯金が底辺に売文啜露の恩恵を与えている。

門前の小僧が自然に経を読むように、底辺は司馬遼太郎や塩野七生や井沢元彦や福沢諭吉や大前研一や邱永漢の残光を辿っている。

 

断じて、文章が書ける訳ではない。

ただ、文章を書ける人の文章を読んだ回数が他人よりやや多いだけなのである。

 

 

故に、今回のエントリーの趣旨は以下の通りである。

 

文才の有る者が無い者に教えるのではない。

才無き者が才無き者に呼びかけているのである。

 

↑ マリウス演説の塩野訳を劣化コピーしただけですよー。

 

 

実践方法

 

貴方が途中までどのような媒体に書き進めているのかは解らない。

テキストファイルか? ワードファイルか? ブログの保存機能か? それとも紙か?

もしも続きが進まない時は、書き進めた末尾に現在の日付を記すことを推奨する。

例えば、「2018年1月16日22時00分」と云うように。

別に文章が書けなくても良い。

思い立つたびにテキストを開いて日付を挿入すること。

こうすれば、少なくともテキストを開く回数は増える。

それが執筆に繋がるか否かはさておき、執筆挑戦機会が増える。

当然、全くテキストを開かない場合に比べて、筆が進む確率が上昇する。

 

あるよ。

底辺にだって。

日付ばかりが並んだ情けないテキストやメモ帳が。

 

とにかく、避けるべきなのはテキストそのものを開かなくなることなのだ。

そんな日が続けば、やがてテキストのアイコンが視界に入っても何も感じなくなってしまう。

きっとそれは、筆を執った日の心が死んだと云うことである。

 

テキストを開いて日付を記し続けて欲しい。

焦燥感に息が詰まるのなら「あ」とだけ書き足すように。

あなたは馬鹿々々しいと思うだろうか?

でも、収穫の無い今日はもっと馬鹿々々しく… いや惨めだ。

 

だから、書き掛けの文章があるのなら必ず引っ張り出して確認した日付を記し…

そして「あ」とでも書いておくこと。

 

こんな下らない小細工で『文章が書けるようになる』などと主張する気は断じてない。

言うまでもなく、実践者の底辺がこの有様だからである。

 

だが、確率は上がる。

0.1%だった校了確率が0.5%に上がる。

筆も早くなる。

1年掛かる原稿が半年で上がる事すらある。

そして、その経験だけがあなたの執筆能力を向上させる。

 

効果はある。

現に、このエントリーは日付も「あ」も挟まずに一息で書き上げられているからだ。

日付ばかり書き残していた無為の日々が無ければ、この文章が貴方の目に届くことは決してなかっただろう。

 

貴方の時が再び動き出すことを切に願う。

 


 



 

 

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12件のコメント

  1. Name *

    文書に関係あるのか微妙ですが、やりたいことリストを更新する「だけ」のクソ作業から抜け出せません。
    ええ加減今年はなんとかしたいので小っ恥ずかしながら載せみます。

    映像制作みたいな?
    ポートフォリオ兼広告を作る
    http://klist.fkgyo.com/tohoku
    中古市場に行く
    なんでもいいからブログ書く
    医者に頼らず一人で治す糖尿病
    困ったことと解決過程をひたすら描くブログ
    障害者に任せられる作業
    緊急見守り、留守番(ヘッドセットカメラでフルタイム録画)
    超簡単なスマホアプリ作成
    iPhone修理屋開業

    秋から始めた日記も「にーあおーとまたぷれい」みたいな内容が目立ち始めてます。歯痒いです。

  2. 4410

    昔、イラストの練習をしていた時に毎日〇枚描くぞとか、〇〇分描くとか決めても三日坊主で終わっていたのが、線一本だけ描けばOKにした時は長期間続いたし上手くなったということを思い出しました。

  3. teihen

    10:20様へ

    サイト作成も気分が乗らない時って全然進みませんよね。
    今回挙げられた貴方のリストに丸印が付く事を願っております。

  4. teihen

    4410様へ

    線一本理論いいですよね。
    練習って強迫観念になってしまうと苦痛なだけですから。

  5. 黄龍

    心強くなる記事をありがとうございます
    書きたい話はいくつもあるのですが
    とりあえず一つ完成させるのを目指して
    奮闘中です
    気功のテキストなのですが
    なかなか人を選ぶ中身なので言葉も
    選び選びです

  6. teihen

    黄龍様へ

    もしも「今の自分では書き切れない」と感じた場合、短いコンテンツで纏めるように設計図を作り直して下さい。
    長編で足踏みするよりも、短編を書き上げた方が筆力は養われます。

    「一つ」の定義を自分にとって苦役でない範囲に設定する癖を付けると、案外近道ですよ。

  7. しげる

    営業行きたくない→車に乗るだけ
    筋トレしたくない→運動着に着替える
    布団からでれない→天気予報見る

    私は文章を書かないのですが、他事も最初の種火が一番しんどくて、それさえやれば後は割と惰性で楽にやれる事を思い出しました。
    何となくわかってはいたたけど、言われてみてやっと気づけました。
    多忙を言い訳に最近いろいろさぼってるので、まずは起点だけ頑張ってみます。

  8. teihen

    しげる様へ

    仰る通りだと思います
    世の中惰性でプチ成功を謳歌している人も居ますし。

    お互いより便利な惰性を求めて行きましょう

  9. Name *

    底辺さま

    慈悲深いエントリありがとうございます。
    まさにいま抱えていた悩みです。

    スランプに陥ってしまいました。
    いや、習慣化すらしていないのでスランプとは違いますね。
    不特定多数の人に見られてしまう
    という自意識過剰な意識が筆を止めてしまいます。

    何か、ちょっと書き始めたり、取りかかってみるものの、
    その時のエネルギーが長続きしないのです。

    ふと、思いとどまった時に
    方向性に自信を無くし、動けなくなるのです。
    続けなければ成果物にはありつけないというのに。

    まだ心を殺したくありません。

    まずは誰にも注目されていないという心構えで
    自信を持って日付を書き込むところから再開します。

    ありがとうございます。

    また、勢いで書き始め、ふと筆が止まったまま
    途中まで書いていた原稿について
    底辺さまはどうされているのかお伺いしたいです。

    ちょっとしたアイデアで書き始めて
    最後までまとまっていない
    拙稿が書き散らかっている状況です。

  10. teihen

    6:22様へ

    スランプに関しては、たまたま貴方の中でベストの方法がまだ確立されていないだけです。
    なので、あまり気に病まないで下さいね。

    >途中まで書いていた原稿について

    文章に限ったことではないのですが、企画・コンテンツについては同時並行的に進めております。
    イメージとしては、20個の企画をストックしている状態で優先順位の高い物から処理しております。

    1、顧客が付いて納期が発生したもの
    2、企画遂行の為のインスピレーションが喚起されているもの
    3、それを実現させることによとによる名声値の向上幅が大きいもの

    ちなみに、以上が私の優先順位です。


    勿論、人によって手法は様々だと思うのですが、集中力に自身の無い方は手持ちの企画を多目に持つことを推奨します。
    ペラ紙一枚程度の自分用企画書で良いので温めておくと立ち回りに幅が出ます。

  11. 6:22

    ご返答ありがとうございます。

    スランプに関して、自己嫌悪になる必要はないのですね。
    改善の余地に気づき気持ちが楽になりました。
    いずれ浮上するものと念頭に置いて
    試行錯誤のまま前に進む事を良しと致します。

    また、気分が落ち込んだ際の
    自分なりの処方箋をいくつか保有してみます。


    抱えている複数企画の
    処理法も大変参考になります!ありがとうございます。
    いつも開く手帳に3か条を書き記しました。
    今後、方向性を見失った時に指針とさせていただきます。

    顧客がついていない状況なので、
    2、のインスピレーションの導くままに
    複数掲げている企画のどこかに情熱を
    ぶつけていれば、全体として前に進んでいる。という事ですね!

    多芸多才で、ご多忙な事とお察しいたします。
    にも関わらず迅速かつ的確なご回答感謝いたします。
    ありがとうございます。

  12. teihen

    6:22様へ

    もしも、どうしても行き詰ったらメール下さい
    何かのお役に立てるかも知れません。

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