就職難の理由から逆算した、これからの時代を生き残る方法

JacksonLudditesLL


底辺はネオ・ラッダイト主義者ではないし、貴方がそう考える様に仕向ける意図もない。

 

 



 

 

これまでの記事と重複してしまい恐縮であるが、改めて書き残しておきたい。

「ホワイトカラーの需要は激減している。」

と云う事実についてである。

 

 

IT革命により作業現場が劇的な省人化に成功したと同時に、

アウトソーシングの概念がビジネス現場に完全に浸透した事が原因である。

これに関しては良いとも悪いとも思わない。

底辺もかつてならば人手を必要とする作業をPC1台で行い。

多くの外注業者を使っているからである。

当然、ただの一人も雇用していない。

 

 

昔の漫画や小説を見て驚くのは、

現代ならば派遣社員やアルバイトが行っている作業を正社員が仕事として行っている描写が多い事である。

世界はまだ牧歌的で、「仕事」「作業」峻別されていなかったのだろう。

或いは単に社会にゆとりがあっただけなのかも知れない。

無論、現代では誰でも出来る「作業」を行う者が正社員として雇用される事はない。

 

 

先進国でホワイトカラーの需要が供給を上回っていたのが1990年代までであり、

現在の世界では「ホワイトカラーになる為に教育された人間」余っている。

彼らは(我らは)、ホワイトカラー的な価値観と教育を刷り込まれて育っており、

敵なき椅子取りゲームの不毛に世界が気付くのは、もう少し先の事になりそうな観はある。

 

 

 

 かつて大学の進学率が増えた理由

 

別に人民の向学心が高まった為ではない。

ブルーカラーの需要が減少したので、大学進学率が伸びたのだ。

無論、大学を卒業したからと言っても、大卒者の全員が知的労働に従事している訳でもなく、

接客等のルーチンワークに使われているケースも多かった。

(一般論として軍隊における将校の比率は全体の5%であるので、組織に必要な大卒者数も或いはその程度なのかも知れない)

 

ではホワイトカラーの需要が減少した今現在は? 

言うまでも無く、大学院卒が増えている。

だが、知的労働者の需要が減少しているので院卒の就職浪人は増える一方である。

 

 

 

高等教育の価値低下について

 

ビジネスが複雑化した近代。

複雑化した事業に従事する為には高度な知識と訓練された知力が必要とされた。

訓練機関としての大学は近代社会を支える為に必須であり、全世界規模で需要に応えるべく創設され続けた。

ビジネスが洗練化された現代。

事業を運営する為に、かつてほどの頭数は不要になった。

人材が必要とされていないのだから、訓練機関の価値が下がるのも致し方ないかも知れない。

もっとも、訓練機関だって生活が掛かっているのだから、生き残りに必死になる。

結果として、多くの大学がブランド化に走った。

学問の独創性や深化でブランド化を狙ってくれれば社会としては有難いのだが、

全ての教育屋が正道を歩む訳ではなかったのが残念である。

 

 

 

人間の正価とは?

 

教育に対しての配当が正比例する時代は、きっと終わったのだろう。

「そんな世界はおかしい!」

と叫ぶ気持ちも少しは理解出来る。

 

だが、人間の修練への配当額を決定するのは、あくまで市場である。

価格は大抵需給バランスが付ける。

それこそ学校で習った事だろうから深くは話さない。

 

上場企業のホワイトカラーよりも、夜勤の看護婦の方が給料が高いのだとすれば、

社会は看護婦の方を必要としているのだろう。

(事実そうだ)

大学の研究員より解体工の方が給料が良いとすれば、解体工の方が社会にとって需要があるのだろう。

 

 

 

結論は出ている

 

かつての大家族時代・地縁社会に存在した家政補助業務従事者が現代では不足している。

介護や配食なんて昔は一族の誰かにやらせていた仕事であって、

下手をすると当時の社会はそれらを「仕事」として認識していなかった可能性すらある。

社会構造が現代型になってしまった事によって生じてしまった欠如を埋めるポジションに入る事が可能か否か。

その様な試算を行うのが、現代の進路検討であるべきなのだ。

「介護職に就け」と言ってるではない。

社会を見渡して供給が不足している分野を調査して、マネタイズの可否を精査するべきである。

と云う趣旨で書かせて頂いた。

 

 やや話がマクロ化・抽象化してしまった点については、次回に卑小な例を挙げる事で埋め合わせをしたい。

(卑小な文章を書くのは簡単である。 底辺の部屋にだって鏡はあるのだから。)

 


 


About the author /


10件のコメント

  1. 1000$

    その昔、私のジイサマが
    高齢者向け集落の共同購買組織や墓参り代行が当たる!
    と、言って土に還りました。
    まさに家政補助業務の範疇だと思います。

    世間向け家政補助業には、冠婚葬祭業はブライダルや葬儀屋、結婚相談所等がありますが
    身内向け、あるいは自分向け家政補助業には、訪問介護以外にもまだ見ぬニッチがあるような気がします。
    底辺氏の冠婚葬祭ハックエントリーに関連するようなものが…

  2. あしや

    まぁ、普通にブルーカラーの仕事をすればいいんでしょうけどねw
    現在、トヨタとかの製造業では、人材派遣でもカバーできないほど、人手が足りてないと聞きましたし

  3. 匿名

    底辺君のマクロの話好きな人が多いんじゃないかな?
    俺なんかは言葉は悪いけど底辺君の大風呂敷的な所が好きで愛読させてもらってるし。

  4. 名無し

    ブルーカラーでも贅沢しないなら生きるだけの糧は得られますからね

  5. teihen

    1000$様へ

    御慧眼ですね。
    「墓参り代行」などは実現しましたしね。
    私ももっとニッチを探してみます。



    あしや様へ

    最近は、ホワイトカラー家庭の躾や教育は、肉体労働現場で働く事のマイナスにしかならないのが問題ではないかと考えているのです。

    教育を受けた人間とそうでない人間は、別々の国の存在にも近しいものですから。



    3:36様へ


    ありがとうございます。
    ですが、「ライフハック」と銘打っている以上、より身近な例を挙げた記事を提供したいと考えています。
    もっと、生活の糧に成り得る文章を書ければいいのですが。



    4:53様へ

    はい。
    ホワイト下位よりも収入は充分高いと思います。
    ただ、現代社会はステータス社会ですので。

    「従事すればステータスが下がる」
    と本人が考えている職業のハードルがとんでもなく高いのです。

  6. 匿名

    むしろ、体力も手先の器用さもなく、能力的に「ホワイトカラー下位」でいるしかない人たちもいますよね。
    塗装工も工場のラインも
    手先が器用じゃなきゃきびしいっすよ。

    と、過去に工場のライン作業の契約社員を契約半ばで解雇された、
    図工2,体育2、国語は5の現在ホワイトカラーの自分が来ました。 

  7. 匿名

    訂正
    ホワイトカラー最下位の自分がきました。
    ホワイトカラーの定義によりますが。

    むしろ、ブルーカラーで稼いでいる人は社会への貢献度が高いですよね。

  8. teihen

    10:44様へ

    人間は結局、「自分のマシな部分」を如何に早く発見出来るかで人生の難易度が変わる気がします。

    「腕力がある」
    とか
    「手先が器用」
    といった解り易い長所を皆が持っているとは限りませんので。

  9. 特命

    ホワイトカラーまじいらなさすぎw

    社会的にうつ病が増えているのは、その素敵な構造化によって
    自らの価値が下がっていることを無意識でキャッチしているからかも。

  10. teihen

    特命様

    今のホワイトカラーって、ネクタイを締めたブルーカラーの方が多いですからね。

あなたのコメントを投稿

メールアドレスは表示されません。*(アスタリスク)は入力必須項目です。