全てのマネーハック記事が絶対に金にならない理由  ※この記事を読んでも金になりません、絶対読むなッ! - 無限の地平はみな底辺

全てのマネーハック記事が絶対に金にならない理由  ※この記事を読んでも金になりません、絶対読むなッ!

2013.1.22|IT コンテンツ ライフハック 金儲け

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読者の皆様の役に立つ情報なんて、

絶対に書いてあげないんだからねッ!

 



 

皆様に対して、最初に一言お詫びする。

本当は、

「即金! 世界一簡単に金になるチープガジェットの運用方法」

云う記事をアップする予定であった。

 

原稿は完成していた。

推敲し、誤字脱字の修正も終わっていた。

しかし、公表しない事に決めた。

 

 

理由は記事が秀逸過ぎて、底辺から世間様に流出する情報量が多過ぎたからだ。

「自分のビジネスモデルを無料で晒して、

ライバルを増やして、

底辺の明日の生活が脅かされるのではないか?」

そう考えると、ブログを書くこと自体が恐ろしくなって、

絶望で夜も眠れなくなったので、プリキュアを見て寝た。

 

 

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そして、他のライフハックメディアに対して、理不尽な怒りが込み上げてきた。

「本当に儲かる情報なんか、誰も書いてないよね!?」

「底辺ばっかり、儲け情報を流出するのはおかしいよね!?」

と。

 

無論、これは底辺の八つ当たりである。

そもそも、底辺は多くの金儲け情報をライフハック系サイトから入手してきたし、

それを誰かに還元した事など、ただの一度もないのだが、

それでも自分が損をしている様な気分になったので、

他のライフハッカーの足を引っ張って、精神の平衡を保つ事に決めた。

 

金銭系ライフハック記事(マネーハック)の魂胆

 

純粋な善意から金儲けのネタを他人に公開する者はいない。

一見、無償公開に見えるマネー情報系のサイトでも、

核心の、金を儲ける為のノウハウは絶対に公開されていない。

それはそうだ。

本当にカネになるノウハウなら、自分が独占して使うに決まっている。

すると、ここで疑問が一つ発生する。

 

それでは何故、世間に良質のマネーハック系記事が溢れ、

金を儲ける為のノウハウが無償公開されているのか?

 

理由は3つ挙げられる。

 

・挙げている例が陳腐化したモデルである場合

・更に上流で自分が親として儲ける為に子を探している場合

・有効な手法ではあるが、筆者の実行能力が無い(適性・嗜好と合致しない)場合

 

一見、有効に見えるマネーハック系の公開ノウハウは、

大まかに言えば、上記3つの理由で作成される。

個別に解説していく。

 

 

「挙げている例が陳腐化したモデルである場合」

 

情報商材ブームの絶頂期、業界に非常に多かったケースである。

(逆に言えば、情報商材ブームはこの悪弊で自壊した)

即ち、過去に有効(或いは斬新的)な手段であったものの、

時間の経過と共に陳腐化(法規制がなされた、同業者が増えた等)し、

今では価値がなくなってしまったマネー情報である。

例えば、「せどりマニュアル」「ワンルームマンション投資法」などが、

これに当たるのではないだろうか?

銀行に常設している、主婦向け家計雑誌に書いてある情報を連想して頂ければ良い。

言うまでもなく、無価値である。

 

では、何故これらの情報を皆は喜悦して熟読するのか?

門外漢だからである。

未知の分野の情報は、それが出涸らしであっても新鮮に映るのだ。

 

貴方にも御自分の専門分野があると思うが、

素人は貴方の得意分野を何も知らないだろう?

業界の常識は、業界外の神秘であるからだ。

 

陳腐化したビジネスモデルは、業界外に売られる。

(業界内で陳腐化したビジネスを語るとアホ扱いされるからね)

これが、貴方の読んだ無価値なマネーハック情報の一つのパターンである。

 

 

 

 

「更に上流で自分が親として儲ける為に子を探している」

 

これが曲者パターンなのだが、

一言で説明すれば、

自社製品売りたさに金儲け情報(に偽装したコマーシャル)を流布する事である。

名指しは良くないが、名指しは良くないが、名指しは良くないが!

 

ビッグトゥモローさん」 貴方ですよ!

 

底辺も大法螺吹きなので偉そうな事を言うつもりはないのだが、

「ビッグトゥモロー」の誌面の作り方こそが、

「更に上流で自分が親として儲ける為に子を探している」

パターンそのものである。

 

例えば、ビッグトゥモロー掲載のFX情報(攻略法+成功譚)。

何故、惜しげもなく攻略方法が公開(コンビニで立ち読み可能)されているのかと言えば、

あの雑誌のスポンサーがFX会社だからである。

 

ゴールドラッシュ時に一番儲けたのは、金鉱夫向けにツルハシやジーンズを売り捌いた者だが、

彼らは喜んで鉱夫達に、金のスポットを教えた。

では、鉱夫達は得をしたのだろうか?

NOである。

雑貨商が「金の在り処と云う有益な情報」を盛大に吹聴した所為で、

金採掘と云うゼロサムゲームの参加者は膨大なものとなり、

競合者の過密現象によって、多くの参加者が多くを失った。

 

西部劇の治安の悪い田舎町を思い浮かべて欲しい。

その町は金鉱に近いが、

一攫千金を狙う無法者が絶えず流入し続けて、

治安が悪化し、金鉱脈は掘りつくされ、失敗者たちは絶望をテキーラで紛らわせている。

彼らに残ったのは、ツルハシとジーンズだけ。

果たして、「金の在り処」と云う情報は有益だったのだろうか?

 

無論、これは寓話だが、

金鉱をFXやワンルームマンションやアムウェイやらに置き換えてみれば、

人間は1ミリたりとも進歩していない事が良くわかる。

 

フランチャイズ情報等も広義の意味では同じである。

その情報を拡散する事により、

胴元が参加者から収益を上げる事が出来る。

 

そういった情報を判別するのは簡単だ。

人を誘う為の情報はいつだって、

明るく希望に満ちていて、自分でも金持ちになれそうな錯覚が起こる。

そう、まるで金鉱の在り処でも見つかったかのような、

最高の気分になれる情報なのだから。

これが世に流布するマネーハック情報の2番目のパターンである。

 

 

 

 

 「有効な手法ではあるが、筆者の実行能力が無い(適性・嗜好と合致しない)場合」

 

3番目のパターン。

無償で見聞可能な儲け話のアイデアの中では最も学ぶ価値のあるもの。

底辺は、これを「情報」と呼んでいる。

 

具体例を挙げて説明する。

 

 

生活に満足している公務員が思いついたビジネスモデル。

そもそも商売に興味が無いので、商売人なら金を取る次元の高度のアイデアでも、

躊躇なく無償で語ってくれる。

 

 

老いた智者のアイデア。

本人が若ければ確実に実行しているアイデアだが、

体が付いていかないので、実行しない。

勿体ないので若者に語る。

(ちゃんと聞いてやれよ、有益でも無益でも・・・)

 

 

実行に踏み出す勇気胆力の無いもののアイデア。

風俗業の新基軸を発案したが、治安の悪い業界に踏み込むのはハイリスクで怖い。

実行する気がないので、惜し気なく他者に披露する。

智者と思われれば、他の儲け話が舞い込む可能性もあるので、

死蔵するよりはマシと、度胸のありそうな者に提案してみる。

 

 

今、底辺が挙げたモデルケース群が、

 「有効な手法ではあるが、筆者の実行能力が無い(適性・嗜好と合致しない)場合」

である。

無論、机上の空論であることも多いが、

世に数多在る、「机上の暴論」よりは、遥かに学ぶ価値がある。

暴論例も3つ挙げておく、

 

 

・中国は日本の10倍の人口の国だ、進出すれば10倍儲かる!

・中国は日本の10分の1の人件費の国だ、進出すれば10倍儲かる!

 ・中国は日本の26倍の国土の国だ、進出すれば26倍儲かる!

 

 

まあ、底辺のブログを読むウルトラエリートな貴方は、

こんな稚拙な発想はしないと思う。

ちなみに、中国投資ブームの時にコンサルやらファンドマネージャーは

上記のセールストークで、愚人に「ジーンズ」を売りつける事に成功した。

経団連会長の米倉何某と云う男は、1兆円分の「ジーンズ」を買い込んだらしい。

 

 

話が逸れたが、

「自分の利害と無関係」

と本人が思い込んでいる分野では、

人は気前よく教えてくれるので、

そのミスマッチを狙って情報を収集する事は賢い選択である。

断っておくが、底辺が「底辺の利害と無関係」と思い込んでいる分野の情報を

貴方が収集しても徒労に終わるだろう。

底辺は地頭が悪いからだ。

道は賢者に聞くように。

 

 

総括

 

話を整理する。

世に出回る無償マネーハック情報は大別して、

 

・挙げている例が陳腐化したモデルである場合

・更に上流で自分が親として儲ける為に子を探している場合

・有効な手法ではあるが、筆者の実行能力が無い(適性・嗜好と合致しない)場合

 

等がある。

(無論、以上の3点以外にも自己顕示型やらアドバルーン型やらがあるのだが、

今回の本筋からこれ以上逸脱したくないので、解説の機会は明日以降の気分に委ねる。)

 

 

で、マネー ハック記事を読む時の基本なのだが、

その情報が如何なるスタンスにおいて書かれたものかを推理・洞察しながら読む事。

記事の内容よりも、記事の書き手を探る方が遥かに重要であるからだ。

本気で探れば、書き手のスタンスは幾らでも嗅ぎ分けることが出来る。

貴方だって、新聞社のスタンスを知りたければ、記事なんかより広告欄を見るだろう?

人間革命が丸々1ページ広告出している新聞が創価学会の悪行を報道する訳ないし、

輸出で儲けているメーカーばかりが集中して広告を出していれば、誌面で円高は叩かれている筈だ。

それと同じ要領で推察して欲しい。

「このマネーハック記事を書く事により、書き手には何のメリットがあるのだろう?」

と。

 

そして、掘り下げた情報を入手したければ、書き手の欲する物を提供出来るか考えてみてもいい。

認知目的で行っている者なら、大いに称賛して触れ回った後でファンレターを送る事は効果がある、

情報交換が目的の者なら、こちらの知る情報を匂わせてみても良いだろう。

カモを探しているのなら、先回りして被害者の愚痴を聞き取って内容だけタダ盗りしてもいい。

 

 

要は、

全ての情報はポジショントークに過ぎないので、

まずは発信先のスタンスを暴くこと、

分析が終わって、時間を割く価値のある情報と判断すれば、

相手の嗜好に合わせて探りを入れる事。

が、マネー情報を取捨選択していくコツである。

と云う話。

 

 

それではタイトル回収。

「全てのマネーハック記事は絶対に金にならない」 

何故なら、マネーハック情報は貴方の分析と考察なくして、

その真価を発揮する事はないからである。

 

 

貴方が底辺の浅薄な意図を看破する事を祈る。

コメント一覧
  • 読む価値あった。
    タイトルで見抜いたよ(笑)


    2013年1月22日 1:47 PM | 匿名 |

  • BTのFXと不動産賃貸記事は胡散臭いの前から知ってた


    2013年1月29日 11:33 AM | 匿名 |

  • タイトルワロタww


    2013年2月2日 1:37 PM | 匿名 |

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