個人事業主が信用を高める為の工夫



個人が能力相応の仕事を取れないのは信用が無いからである。

一人起業推奨派の底辺ですらフリーランサーを相手にするのは怖い。

故に、個人事業における最大の課題は、「如何に信用を獲得するか?」に尽きる。

 

 

 

少し気が早いのだが、底辺は弟を遺産受取人に指名した。

金貨の隠し場所も教えた。

底辺が不慮の死を遂げた場合に、顧客に対してアフターケアをさせる対価としてである。

 

御存知の通り底辺はこのブログではコンサル業を営んでおり、この業務は極めて属人性が高い。

(必死で探したのだが同じ芸風の人間が存在しなかった)

故に代替要員豊富な大手コンサルティングファームと違って、底辺は死亡時に顧客をフォローする事が難しい。

マッキンゼーやアクセンチュアに比べて底辺が信用面で劣るのはこの為である。

これを補う為に、遺言執行人に弟を指名した。

「底辺が死亡した場合、底辺の顧客は底辺弟によって保護される。」

現在、引き継ぎ業務を開始しているので、底辺が急死したとしても顧客の損害は最小限に抑止されるだろう。

 

以上が、フリーランスが自身の信用度を微増させる為の手段の一つである。

そのうち「急死条項」もフリーランス契約の必須事項になるだろう。

 

 

 

 

問題の本質

 

如何なる組織であっても、組織は自らの存続を第一目標とする。

(それを逆手に取ることがマネーハックの奥義なのだが)

故に、取引相手として条件が等しければ「個人」よりも「組織」が選択される。

「相手がその仕事を続ける」と云うのは何より大きな安心要素であるからである。

新興企業よりも老舗企業が、中小企業よりも大企業が取引相手として選ばれ易いのは、その所為である。

フリーランサーは所詮フリーランサーであり、いつその業務から撤退するかは本人の胸先三寸である。

本人に事業継続の意図があっても、資金がショートして夜逃げしたりプロジェクト途中で急死するケースもある。

しつこく繰り返すが、それが組織であれば代替要員が即座に補充されるのである。

 

個人にどれだけ倫理や能力があっても、その差だけは絶対に埋められない。

契約受注の成否は、未来保証(矛盾する単語だが)をどこまで相手に提供出来るかで決まるのだ。

それが国家であれ企業であれ個人であれ、契約とは未来の行動工程に対して締結されるものである。

故に、契約を継続遂行する力の無い者と、契約破棄による報復リスクを恐れない者(ロシアの名を挙げる意図はない)は好条件による契約が獲得し辛いのである。

当然、フリーランサーは前者である。

 

であるからこそフリーランサーが勝ち抜く為には、自身に契約遂行能力が無い事を前提にオファーを組み立てるべきである。

まかり間違っても、「自分は優れた人間だから組織と同等かそれ以上の仕事が出来る」と錯覚してはいけない。

貴方が今死んだとして、業務を引き継ぐ人間が誰も居ないのならば、貴方はマクドナルドの新人アルバイト以下の存在である。

 

個人で仕事を請け負う人間は、まずはこの事実を受け止めよう。

我々には信用される価値など無いと云う当然の事実を。

その認識こそが、個人が信用を高める為の最善の武器なのだから。

 

 


 


 

 

色々なビジネスマンを見てきて、底辺はたったの一つだけ事実を発見した。

「無能者とは己の欠落部分に気付き深刻に受けとめる能力の欠如した人間である。」

と。

自戒の為にも、ここに書き記しておく。

たまにこのエントリーを読み直して自己の矯正に務めたい。

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18件のコメント

  1. 匿名

    自分が底辺氏の言うところの無能でワロタw
    「自分は優れた人間だから組織と同等かそれ以上の仕事が出来る」
    と思ってるし、

    「無能者とは己の欠落部分に気付き深刻に受けとめる能力の欠如した人間である。」
    欠落部分は分かっているけど、今のところ解決法がないので気にしても仕方ないと考えています。

    底辺氏の主張は結局会社を作るのが有利だということですか?

  2. teihen

    8:01様へ

    「自分が信頼に値しない存在である事」を各々が認識するべきと云う趣旨です。

  3. バルス

    底辺君はマッキンゼーには勝ってるの?

  4. 1000$

    急死条項はフリーランス契約のスタンダードになると予想。
    問題は、そうやすやすと引継ぎ先が見つからないことですかね。
    畳む為の残務処理を委託するならともかくとして…

  5. 匿名

    「無能者とは己の欠落部分に気付き深刻に受けとめる能力の欠如した人間である。」

    紙にこの文章を書いて壁に貼っておきますわ。

  6. 匿名

    8:01ですが、
    記事の趣旨は例えばすき家のワンオペの仕事を請け負っても(あれはバイトじゃないらしい)、あなたが病気になったら業務が回らなくなるのですき家側からすれば困る、個人に仕事を頼むということはそういうリスクを抱え込むことになる。でもあなたが「私が病気になっても弟が仕事にくるんで大丈夫です」といえば仕事を取りやすくなるよってことですよね?

    でも底辺氏にコンサル頼む人は底辺氏だから頼むのであって、誰でもいいから頼むわけではないですよね?
    もしかしたらマッキンゼーに頼みたいけど高いから頼まないだけかもしれませんが。。。でも少なくとも底辺氏の人柄を見込んで頼んでいるのだと思いますよ。

    例えば、ゲームの原画家とか声優みたいなものですよ。その人が死んだら、代わりの人間はいないわけですよ。厳密には代われないわけではないですが、原画家とか声優はこの人だから買うっていうファンを何人も抱えているわけですよ。制作側からすると他の人に頼むとその意味合いが変わってしまうわけですよ。

    底辺氏のコンサルとマッキンゼーが同じ価格だとして、頼む側からすれば底辺氏に頼むのとマッキンゼーに頼むのではやはり意味合いが違うと思いますよ。

    だから個人が仕事を取る方法としてはオンリーワンもしくはナンバーワンに特化して代替要員がいないから仕事が来る。取れる。という方法もあると思うのですがいかがでしょうか?代替品になるなというのが底辺氏の主張でありますし。
    代替要員で置換可能な仕事なら会社を作って運営したほうが効率いいですし、代替可能な仕事ほど個人は企業に敵わない。だから特化する戦略なのですが、オンリーワンなのに永続性が求められるというのも無茶な話ですよね。

  7. 匿名

    逆にこの記事に気付かされた。
    人員の代替可能な会社から仕事を奪ってきた個人事業主です。
    この記事の言う事も合点はいくが、現実はそう理屈どうりでもなさそうだ。
    ではどこにアナがあるのか、…本当に人員代替性が優位点になるのかどうか…という部分ではなかろうか。『仕事に対する信頼』の本質が見えていないのではなかろうか。
    この記事の内容では、まだ表面をなでているだけで本質に辿り着いていないような感じはする。考えが間違っているとは思わないが。

  8. teihen

    バルス様へ

    卑屈・卑劣・卑小と多くの点で私が上回っております。


    1000$様へ

    ええ、代替を見つけるのは困難でしょう。
    ですが、意志さえあれば「死亡通知」の送付要員位は確保可能です。
    そして、その姿勢の有無を周囲は見ているのです。


    11:59様へ

    私は物覚えが悪いので顔に油性マジックで書いておきます。



    7:49様

    主旨に関しては賛同します。

    勿論、弟に私の代替が務まるとも思いません。
    ですが、私の死亡を伝える事が出来ます。
    私の謝意を伝える事が出来ます。
    何より、弟なりやり方で顧客をフォローする事が出来ます。
    「人柄」と仰られましたが、自分の死後に何の責任も持たない姿勢に人品はありません。

    オンリーワンに代替品が存在しない事は当然です。
    ですが、顧客に対して自身過失時(死)の代替保障を考慮しないのは不誠実なのではないでしょうか?



    また「すき家」の例えに関してですが、牛丼を食べにくる顧客は「すき家」に足を運べば必ず牛丼にありつけます。
    ですが、フリーランスの料理人宅と牛丼提供の専属契約をしても、料理人が急死した場合知らずに牛丼を食べに行ったら無駄足になります。
    ですが、料理人が家族に自分の死亡通知を顧客に送付する事を命令しておくだけで、顧客の無駄足リスクが軽減されます。
    単に自分だけの損得の話ではないのです。
    フリーランスの利益や信用度は、そう云った配慮の蓄積の結果として得られるものなのです。

    今そうでなかったとしても、フリーランスが増え続ける今後の世界では、この思考が標準となるのです。

  9. teihen

    10:58様へ

    貴方の仰る通り、代替性が優位条件がなるとは思いません。
    ですが、代替策の準備がフリーランサーにも要求される時代が既に到来しているのです。

  10. 義龍

    なぜかジャパネット・タカタを思い浮かべてしまいました。
    彼もある意味代替性の効かない存在なのでしょうか。

    「人の時間を無駄にしない」という姿勢は何より大事ですよね。
    個人でも組織人でも意外とできていない、というよりする気が無いのが多く見られます。
    彼らがその代わり自分の時間を大事にできていいるのかは知りませんが。

    すべてこなせなくとも、最低限の姿勢は示せれる人物でありたいものです。

  11. バンビ

    これって底辺君の策略なんだよな。
    底辺君に釣られて来たフリーランスの連中に丁寧に返して行くだけで底辺君の誠実アピールになってる。
    こんな計算高さが底辺君の怖い所なんだよ。

  12. teihen

    義龍様へ

    タカタ社長の替わりも幾らでも居ます。
    微小ながらヒカキン氏が喰っている部分もありますしね。
    ただ、タカタ氏は「大企業の社長がピエロを演じ続ける」と云う希少性を未だ手放しておりません。
    これにより、「代替性が無い」と周囲に錯覚させる事に成功しております。
    私はこのあり方を素晴らしいと考えます。

    >「人の時間を無駄にしない」という姿勢は何より大事ですよね。

    今後も肝に銘じます。
    (まあ、このブログが一番の時間泥棒である様な気もするのですが)



    バンビ様へ

    今日はいい天気ですね。

  13. 匿名

    不覚にも管理人のコメ返しスキルにワロタ

  14. 匿名

    相変わらず新規性が凄いな

  15. 匿名

    タカタの社長は引退するみたいです。最近報道されました。
    会長にならずに引退とか。若いように見えるけど60代半ばなんだね。

  16. teihen

    9:02様へ

    お楽しみ頂けて幸いです


    6:52様へ

    必要な物を突き詰めて行くと、「新しい物」も生まれます。


    4:12様へ

    還暦過ぎてあのテンションは凄いですな。
    脱帽します。

  17. 匿名

    最も代替性の無い人間は誰だと思いますか?

  18. teihen

    11:36様へ

    自分の代替性を認識しない人間です

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