リセールライトの定義とその区分毎の詳細解説

無題


底辺の出版したPDF本に一冊リセールライト品がある。

左カラムの著書欄にも並んでいる、「元手無しに一人で商売を立ち上げるマニュアル 」である。

幾人の方から、リセールライトの説明を詳しくして欲しいとのメールがあったので簡単に紹介する。

 

実はリセールライトの語句説明は本書内でしてあるのだが、その話をすると、

「購入の検討材料にリセールライトと云う言葉の説明を求めているんです!」

と、落語のオチの様な話の流れになってしまったので、遅まきながら語句説明。

リセールライトとは?

リセールライトとは再販売権を付与した商品である。

リセール(Resell=再販売)するライト(Rights=権利)でリセールライト。

即ち、この形態の書籍を購入した者には、当該書籍を販売する権利が付与されると云う事である。

 

一見、著作者に不利な販売方法に見えるが、そうでもなく。

大抵の場合、書籍内には著者の宣伝が盛り込まれており、

書籍が広まれば広まる程、著者の宣伝となるシステムである。

 

電子書籍大国のアメリカで考案されたシステムである。

 

 

リセールライトの種類

 

ノーマルリセールライト (Normal resell rights)

 

・商品を再販売する事が可能
・再販権を付けて再販売する事が不可能 (一次購入者のみに再販権付与)

・改変改良不可

 

原初のリセールライトの形式である。

登場当初は持て囃された。

一見、購入者も得をしそうなシステムなので。

 

 

 

マスターリセールライト (Master resell rights)

 

・商品を再販権を付けて再販売する事が可能 

・改変改良不可

 

ノーマルリセールライトの発展系である。

ノーマルの場合は一次購入者にしか再販権が付与されないので、

一次購入者の立場からすると商材販売が困難だと云う欠点があった。

著作者は再販権の付加価値で書籍を売れるので、一次購入者は書籍の需要のみで書籍を売る必要がある。

これが一次購入者から見たノーマルの欠点である。

マスターリセールライトは、何次販売者であろうとも再販権が付与され続ける。

 

つまり。

著作者からした場合、自分の直売チャンスが減る。

購入者から見た場合、自分の販売力が高まる。

 

と云うこと。

 

 

 

プライベートレーベル ライト (Private label rights)

・この記述のみでは再販売の可否は判断出来ない

・改良改変可

 

グラフィック系の商品等に多いパターン。

この表記単独では再販に関する判断は出来ないが、

リセール関連の表記には付随して可否が記されている項目である。

改変の可否は重要なので、必ずチェックする事。

 

 

リブランディングライト (Rebranding rights)

 ・内容を改変し、購入者のブランドとして販売する事が可能

 

リセールライトの究極版。

と言いたい所であるが、著作者の視点から見ると。

手抜きし放題、抽象論語り放題、丸投げ放題、責任転嫁OK。

と云う、限りなく著作者に都合の良い販売システムである。

 

 

リセールライト総括

 

リセールライトはオプションや派生形が多くて、全てのパターンを把握する事が困難である。

(今、この瞬間にも野心家が新しい形態を練り上げている。 金融商品みたいなものである。)

とは言え、この先貴方がPDF書籍を売買する時に恐らく「リセールライト」は避けては通れないであろうので、

語句の存在位は知っていて欲しい。

 

 

【追記】 何故、電子書籍の話題ばかりするのか?

 

「電子書籍関連のエントリーが多いのは何故か?」

と云う質問は多い。

「出版は古典的なライフハック術であるから。」

が底辺の回答である。

下図を御覧になって欲しい。

 

無題

 

個人がゼロからセルフブランディングして大を為す為のステップである。

ピラミッドの頂点に向かうほど、商品単価とサービスのクォリティが高くなる。

(些か極端な例えではあるが・・・)

別にネットビジネスがどうとかIT化が云々とも言わない。

古来からこのステップは小から大を為すセオリーである。

 

 

 

 無

 

多少、悪意に満ちた例えをするなら、宗教の布教はこのパターンで行われる。

ピラミッドの頂点に向かうほど、商品単価とサービスのクォリティが高くなる。

キリスト教の布教をイメージしてこの図を作った。

この図の頂点には残念ながら大友宗麟が君臨する。

(キリスト教団にとって皮肉な事に、この男の存在が日本人のキリスト教への警戒心を決定化させた)

 

 

教祖になる事や、コンサルになる事を推奨している訳ではない。

このピラミッド図は商売の基本構造の一つなので、念頭に入れておいて欲しい。

と云う事である。

昔と違って、出版に掛かるコストが低減した。

貴方にも恩恵は享受して欲しい。

参画意思が無かったとしても、貴方が持っている時代特有の権利の存在は知っておいて欲しい。

 

 

現代とは、貴方の著作を簡単に世界に知らしめる事が出来る時代である。

「IT技術の発展により、無名の庶人でも自身のコンテンツを世界に販売する事が可能になった。」

と云う事である。

これは断じて良い事でも素晴らしい事でもなく、

普通選挙が世界の人民の大多数を不幸にしたように、

発信機会の大衆化もまた必ずや人民を地獄に落とすであろう。

人間は自らの破滅の為に技術・制度を進化させる天才だからである。

20世紀の人類がコミュニティへの参画強要の過程で殺され続けたのと同様に、

21世紀の人類が個人の自立促進の過程で殺され続けるのは確定した事実であるのだが、

それでも、せめて恩恵は享受して欲しい。

それが底辺が執拗に電子書籍の作成方法や販売方法を紹介し続ける理由である。

 

 

国際化とは雇用が途上国の労働者(と云う名の奴隷)に奪われ、

富裕層・大資本の脱税によって人民へ重税が課せられる事を意味する。

中産階級と云う良民層は全て滅ぼされる。

これが21世紀の正体である。

20世紀に生まれた屑共が、ナショナリズムの次に生み出した新しい地獄の正体である。

 

 

では、悪にも奴隷にもなれない哀れな良民はどうやって生き延びれば良いのか?

「スタンドアローンの専門家として、他者・社会の問題解決能力を以て生計の一手段とすべきである。」

と、底辺は提案する。

(太古から社会計画が陳腐化する度に人類はそうしてきた)

ネット上に自分の書籍を並べて置く事は、そのモデルを現実化させる為のもっとも容易なステップである。

勿論、執筆や専門家転向を強いるつもりはない。

ただ、頭の片隅にでも底辺の提案を留めておいて欲しい。

 

 

進化が選別である以上、今度の変革もまた貴方を殺す。

IT化や国際化や自由化や平等化や汎用化や大衆化や最適化も必ず貴方を殺す。

底辺は無い知恵を振り絞って救済策を練っているが、奇跡的に解決策を発見出来たとしても、

その方策を伝える事が出来なかった全ての人民を見殺す破目に陥るであろう。

貴方も貴方に救える範囲の世界を救って欲しい。

届く範囲で手を差し伸べて欲しい。

その手段の一つとして、人間個々が出版を端緒とした問題解決の専門家となる事を提案する。

無論、結果として貴方が差し伸べた手を他の誰かが貴方を救う為に手繰るであろう。

それが世界の相互発信化の正体であると底辺は仮設立てている。

 

 

いつか幸福な未来が実現して、底辺のこの文章が嘲笑の対象にでもなってくれれば有難い。


 


 

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14件のコメント

  1. 匿名

    たしかに大友宗麟は日本におけるキリスト教の普及をかなり妨げたかもw
    教義そのものは融通が利くから日本人にも馴染みやすかったはずなのに

  2. いち

    追記と本編は分けるべき!
    底辺君の欠点は実務家と思想家が混在してて未整理なところなんだよ。
    読んでる人からしたら急に話が変わるから(底辺君にとっては本題なんだろうけど)混乱してる。

  3. 匿名


    このサイトを根本的に勘違いしているぞ
    追記が本髄で、本編はただの前フリだ
    なぜそうなってるのか解らなかったり混乱してるならなら底辺の術中にハマっている

  4. 1000$

    専門家になるには。の記事が光りますね。

    宗教というトータルライフスタイルの供給は先人がやってますので、
    変革に強い唯一無二のユニークスペシャリストを目指していきたいところ。

    中途半端なスペシャリストほどツブシがきかないのが、今の日本であります。

  5. 通りすがり

    性善説と性悪説が混じっとるぞお
    ワザとなん?

  6. 匿名

    このエントリに限らないけど
    ※欄みてると、底辺君の同類と、底辺の君の客になる人間とがハッキリ分かれてて面白いね

  7. 匿名

    管理人の心の中には悪魔と天使の皮を被った悪魔が同居しているからな

  8. 匿名

    小銭を稼ごうと電子書籍の説明を読んでたら人類救済論を読んでたでござるの巻。ニンニン

  9. teihen

    1:20様

    宗麟がキチガイ過ぎてキリスト教伝来のドラマが作れないそうです。
    キリスト教を拒絶した島津義久の方が修身が出来ていて、改宗した筈の宗麟が一つも戒律を守らないと云う悪夢(笑)




    いち様

    つい、筆が滑りました。
    猛省します。
    追記は無視して下さって結構です。




    5:16様

    本編も役立てて下さると助かります。
    あまり日本では普及していない概念なので・・・




    1000$様

    何かに特化しなければ生き残れないって、
    あまりに酷い世の中ではあると思います。
    もっと、ぬるく生きれる社会にしたいですね。





    通りすがり様

    社会は必ず性悪説で運営されるべきですし、
    サバイバル上は世界全てを猜疑するべきですが、
    人間個々の善はどこかで信じたいのです。




    8:19様

    発信し続ける事で、そう云った垣根を取り払う事が出来ればと考えております。




    8:29様

    悪魔として対価を支払う責務を全うする所存であります。




    8:45様

    小銭を稼ごうと電子書籍の説明を書いていたらコメ欄で揶揄されていたでござるの巻。
    ニンニン。

  10. 匿名

    底辺君は本当に切り返しが面白いよな。

    >悪魔として対価を支払う責務を全うする所存であります。

    こんな返しを僕もできるようになりたいよ。

  11. teihen

    1:39様

    この芸風は実生活でのデメリットが大きいので推奨しかねます。

  12. 匿名

    > 普通選挙が世界の人民の大多数を不幸にしたように、
    > 発信機会の大衆化もまた必ずや人民を地獄に落とすであろう。

    > 進化が選別である以上、今度の変革もまた貴方を殺す。
    > IT化や国際化や自由化や平等化や汎用化や大衆化や最適化も必ず貴方を殺す。

    この解釈は斬新で驚いたが、「超」的を得た表現。
    「こうなんじゃないだろうか」と思っていたことを、
    はっきりズバッと表現する能力に感服する。

  13. teihen

    6:33様

    私は悲観論が嫌いであり、この考え方も的外れであって欲しいです。
    数十年後のこの文章が幸福者達の失笑の対象になっている事が私の願いです。

  14. にわか読者

    このエントリーが、別エントリーの質問の焦点に関連していました。

    今私が公開を考えているのは、認知度を上げるためという目的では利益なのですが、現状抱えている自作商品と、受注できる仕事が少ないのが難点です。

    本エントリーでいうところのピラミッドの中から上部に当たる部分が乏しいのです。
    それらの拡充や単価を上げる等をしてから認知度を上げる公開を仕掛けるべきなのか、まずは認知度を上げてから拡充でも良いのかのバランスに関してが、質問したかったポイントです。

    当然底辺様はじめ、有能者は用意周到にして公開しています。
    しかし私のような無能者は、稚拙なりにどちらを優先すべきか、営業至上主義の底辺様としては、どう考えるのかを伺いたかった次第です。

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