ライダーマンに学ぶ、底辺から這い上がる方法



底辺にとって『仮面ライダーblack』もしくは『仮面ライダーblack RX』こそが唯一絶対の『仮面ライダー』であり、平成ライダーやら昔の1号2号やらにも興味がない。

子供の頃からグッズ類にも興味が沸かなかったし、漫画好きではあるものの石ノ森章太郎作品を面白いと感じた事はない。

彼の『漫画日本史』にしても完結させた点以外は特に論評の対象にするべき点は無かった。

(通史で描ききった事こそが偉業であるのだが)

要するに、底辺は『仮面ライダー』には何の関心もない。

 

ただ、子供の頃から強烈に気になっていた『仮面ライダー』は存在した。

それが『ライダーマン』である。

 

RAH リアルアクションヒーローズ No.462 DX ライダーマン(リニューアル版)

 

子供心にも彼がビジュアル的に浮いている事は明白だったし、その半顔マスクの下半分から覗く人間の口元にはある種の異物感があった。

その為、全身非人間である他のライダーを差し置き、底辺にとって最も気持ち悪いライダーが『ライダーマン』だったのである。

 

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2012年・2013年とニコニコ動画で仮面ライダーblackシリーズが放映されており、底辺はそれを見ていたのだが物語終盤になって『10人ライダー』なるもの達が登場した。

底辺は漠然と 「ああ、10人ライダーが助けに来ると云う事は仮面ライダーblackってシリーズ11作品目なんだな」 と考えていた。

ふと、blackと歴代仮面ライダーの視聴率を比較しようと思い立ち、過去のシリーズを調べ始めた。

他のシリーズはすぐに見つかったがライダーマンの視聴率だけは解らなかった。

「グーグルに忘れられる程、ライダーマンは不人気だったのかな?」

と訝しみながらも、ライダーマンを調べていくと意外な事実が判明した。

 

 

 

ライダーマンの実態

 

恐らく年配者にとっては「ジオングには足が無い」くらいの常識なのだろうが、

『ライダーマン』と云う独立した番組は存在しなかった。

(これは底辺にとって衝撃の事実であった)

ライダーマンは『仮面ライダーV3』のゲストキャラに過ぎなかったのである。

しかも登場時期は極めて遅く、全52話しかないにも関わらず、登場するのは43話からである。

しかも51話で戦死するので実質9話しか話に登場していない。

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しかも、ライダーマンと検索すれば必ず 『ライダーマン 弱い』 が検索候補に挙がる。

調べてみると、一度も怪人を倒した事がない。

しかも本職は科学者であって戦闘要員ではないので戦闘用の改造手術を受けておらず、特徴的な右腕のアタッチメントは全て自作とのことである。

厳密には仮面ライダーではなく、ライダーのコスプレをしたオッサンと呼んでも差支えないのかも知れない。

その後のシリーズでもライダーマンは何度かゲスト出演するものの、彼を主役にした番組は今の所存在しない。

 

 

ライダーマンは何故、ライダーの一柱に座する栄誉を得たのか?

 

彼がライダーの座に収まったのは一重にその執念によるものである。

ライダーマン役の山口豪久氏は1号ライダー役の藤岡弘氏や2号ライダー役の佐々木剛氏と同じ劇団に所属する後輩であった。

その経緯から、仮面ライダーシリーズには思い入れがあり続編企画の主演を演じたいと熱望していた。

山口氏は仮面ライダーV3の企画段階で監督宅に訪問し、主演への想いを直訴した。

残念ながら、V3役は他の俳優が演じる事が決定していたが、監督は山口氏の熱意を覚えており、ライダーマンの構想が持ち上がった時に真っ先に山口氏に声を掛けた。

ライダーマンは誕生の時点で既に執念を背負っていたのである。

 

作中でライダーマンは決してヒーロー的な生き方をしない。

元々が権力闘争に負けて悪の組織をドロップアウトした男である。

自分を陰謀に陥れたヨロイ元帥に対しての復讐のみが行動原理であり、旧主であるデストロン首領に対しては忠誠心を持ち続けていた。

その為V3がデストロン首領に対して攻撃を仕掛けた時に、身を挺して首領守ってしまった事もある。

 

だが、最後にミサイルから東京を自爆によって守り、V3から「仮面ライダー4号」の称号を追贈される。

(ようは「爆弾三勇士」の様な犠牲に対する褒賞としての追号なのである。)

つまりライダーマンは生前、仮面ライダーを自覚していなかったし、周囲もそう認識していなかった。

にも関わらず、その痛烈なインパクトで仮面ライダーの地位を獲得してしまうのである。

現に、底辺は彼をライダーシリーズの主役の一人として誤認し続けていたし、

どのライダー集合写真を見ても彼は他の主役達と対等の立ち位置で堂々と胸を張っている。

 

 

ライダーマンが僕達に教えてくれた事

 

結局、人間と云うのはインパクトである。

特に絵面が派手ならば、視覚的な印象が鮮烈ならば、その人物は実力以上に優遇される。

全世界のステーキプレートに最も多く登場する食材がパセリであるように。

舞台に彩りを添える存在はそれだけで優遇される。

パセリが肉であるか否かが大した問題ではないように、ライダーマンが正式のライダーであるか否かも大した問題では無い。

存在感は全ての正統性を超越するのである。

弱くとも、敵であろうと、登場期間が短くとも、インパクトさえあれば全てが覆るのである。

 

ライフハック的観点から言えば、ライダーマンの立ち位置には考えさせられる点が多い。

彼の立ち位置の巧妙な所は、仮面ライダーとは一言も名乗ってない点にある。

彼は『ライダーマン』であって、『仮面ライダー』ではないのである。

ただ、仮面ライダーっぽいコスチュームで、仮面ライダーと共闘(ライダーと交戦もしている)していただけである。

(故に、僭称行為は一切行っていないのである)

 

このポジショニングは、人間が社会を渡って行く上で大いに参考にするべきである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 


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13件のコメント

  1. 1000$

    テクニカルではなく、トレンドを掴んだ者が勝った例だと思います。
    私の場合、キャラ立ってないんで回数勝負ですね。
    近くに寄ったふりしてお土産持って行ってしましたねぇ。

  2. 匿名

    ライダーマンを見てこの結論に至る底辺君の発想法こそ賞賛に値する。

  3. 匿名

    謚号が「仮面ライダー4号」ってのも壮絶な話だなw
    できればもうちょっと生き様について語って欲しかったがこのブログの趣旨と外れるか

  4. 匿名

    山口豪久さんってまだそんな年でもないのに亡くなったよね
    忍者部隊月光、怪獣王子、戦えマイティジャック、電人ザボーガーなど昭和のヒーロー番組で
    子供たちにはおなじみだった
    大鉄人17ではナチス式軍服を着た悪役で、平田昭彦とのツーショットが絵になった
    すらりとしてスーツがよく似合う人だったな

  5. teihen

    1000$様へ

    私も頑張って回数こなします。
    それとも右腕を改造した方が早いのだろうか・・・



    10:02様へ

    こんな発想だから鳴かず飛ばずなのかも知れません



    11:15様へ

    そうですね、私も彼の生き様はもう少し語りたかったのですが、主旨と外れてしまいます。
    また、リアルタイムで見た事のない人間が偉そうに語るのも不自然ですしね。
    ゲドリアンなら幾らでも語れますが・・・


    4:37様へ

    私より2回り上の世代の方とお見受けしました。
    ダンディで素敵な方ですよね。
    御在命であれば、きっと素敵な御歳の召され方をされていた方だと思います。

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  9. 匿名

    ライダーマンは自分でライダーを名乗ることこそなかったが、その勇気を持つ姿勢はまさにライダーのそれであり、彼は確かにライダー4号なのだ。ライダーではないと言っているがそれは誤解であると言っておくことだけはしておきたい。
    人間は皆ライダーなんだよ。

  10. 匿名

    子供の頃、仮面ライダーごっこをするときに一番人気がなかったライダーマンがカッコよく思える日が来るとは思わなかったです。

  11. teihen

    歳を取らないと解らないカッコよさも世の中にはあるのだと思います。

  12. Name *

    電波人間タックルとの差も聞きたいな。

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