ネットで起業する方法


先日、サラリーマン時代の先輩と再会した。

実は在職中、その先輩とは殆ど話したことがなかった。

 

ただ一度だけ、底辺が退職する一週間前くらいに偶然二人きりで作業する機会があり

たまたまその時交わした会話で彼に起業願望があることを知り、連絡先を交換した相手である。

(ちなみに、底辺が退職した翌月に彼が退職した。)

底辺が、「先輩はどのような業種を狙っておられるのですか?」と尋ねると、「介護」という回答が返ってきた。

実はその回答に対して底辺は「トレンドに沿い過ぎているのではないか?」と内心不満を感じていた。

結局、その先輩とだけ年賀状の遣り取りが続き、先日7年ぶり位の再会となった。

先輩は宣言通り老人相手の宅配弁当の会社を立ち上げ、オーナーとして信頼する夫婦に事業を託しておられた。

これこそが正統派の起業であると思う。

(正統派であるからこそ、底辺は先輩に対する敬意をより深めたのだが。)

だからこそ、彼のスタイルは万人に対して推奨出来ない。

彼は学部選択の段階から起業を意識していたし、飛込アリの営業職を2社10年経験している。

風貌は極めて誠実であり(それは内面の発露に過ぎないのだが)、陽気で辛抱強い性格をしていた。

「地元で開業したので大勢の旧友達が見物に来て大変だった」という一言が全てであろう。

彼の成功例は同スペック以上の人間にしか推奨出来ない。

前フリ終わり

 

 

王道は王のみが押し通れる最短ルート

 

底辺は殆どの相談者に対して、この型の起業スタイルを勧めていない。

上述の先輩の取った行動を要約すると下記の通りであり

 

・勤めている会社を退職し

・それまで蓄えた資金を使って拠点を購入し

・一から飛び込み営業

・経営を委託できる程の良質の従業員を確保

 

ここまで王道な(或いは古風な)開業スタイルを取れる人間は、このブログに辿り着かない気がするからである。

 

大半の相談者は、もっとローリスクローリターンな手法を求めている。

傾向としてはオンラインビジネス希望者が最も多い。

今回のエントリーは上記の話の流れを踏まえた上で「ネット起業を語る。

自己の力量を冷徹に計算して読んで頂きたい。

強者が弱者に合わせた回り道を歩むのは徒労であるし、弱者が強者の歩む難路に踏み込むのは愚の骨頂である。

 

 

ネット起業

 

と言っても、これらは皆が既に理解していることである。

(各自の中で言語化されているか否かはさておき。)

だからこそか、底辺に対しての起業相談も「ネットインフラを使用した起業であることが多い。

 

『ネットは単なる増幅装置ですから、リアルと絡めないと【そんなに】儲かりませんよ』

とアドバイスしても、その部分はあまり聞き入れて貰えない。

多くの人が【そんなに】儲けようとは思ってないし、ネット回線内で完結する話であればそれに越した事はないからである。

(要は生活の足しとなる小商いが欲しいだけなのだ。)

ここまでの話を踏まえた上で、そんな【あなたが】ネットで起業する方法を掘り下げていく。

 

 

何かの専門家になるのが一番

結論から言えば、オンライン完結型の起業をしたい人は『何かの専門家』になるべきである。

要は最初は事業体を持たずに、ピンのプロフェッショナルとしてキャリアを始めよ、ということである。

 

「~のことなら~さんに聞くのが一番。」

と認知されていると、その分野での仕事が舞い込みやすい。

逆に、どんなに勤労意欲を知られていようが、無芸の人には雑用夫以外の仕事を頼みにくい。

 

無論、「~専門家」になったところでいきなり大儲け出来る訳ではないのだが、一番の最短ルートではある。

底辺も昔記事化したが、下記のリンクの方がよりシンプルかつ有効性が高いのでそちらを紹介する。

 

絶対に試したくない!4週間で「専門家」になる簡単な方法

 

早い話が、「あなたが何らかの専門家である」ことを世の中に知らしめよ、ということである。

本当にそれが好ましいとも思わないが、ネットオンリーでも構わないと思う。

 

「~専門家」の肩書を上手に名乗ることが出来れば、その業界の人間へのアプローチは全て営業となる。

営業対象が明確化される一点で、自身を専門家化することには価値があると言えよう。

 

何の専門家になるべきか?

 

現在、あなたが既に知識・情報・愛着を持っている分野で、専門家化の手法を試してみるべきだと思う。

自分の詳しい分野であれば、学ぶことよりもフォーマットの選定にエネルギーを集中出来るからである。

専門家化+マネタイズの型をマスターしながら、一番金になる分野を探しても構わない。

大切な事は、段取りをマスターすることに他ならないので。

 

専門家の目安

 

専門家と素人を分けるポイントは無限に存在するのだが、明確な目安を2点挙げてみる。

 

・google検索結果以上の専門知識を持っている事

・成果物を集めたポートフォリオを所有していること

 (但し、ポートフォリオはクリック一つで閲覧出来るように纏められている必要がある。)

 

 

特に、現代はその気になれば一通りの知識・事例を身に着けることが出来る世の中である。

素人が何となく検索して解る範囲しか引き出しの無い人間は辛い。

(検索で表示される程度の情報も咀嚼出来ていないうちは専門家を名乗る資格はない。)

 

誰でも専門家開業可能な時代だからこそ

 

 

繰り返す。

現代は学習システムが見事に完備された時代である。

大抵の専門知識は意欲だけで一定レベルまで身に着けることが可能である。

勿論、皆忙しいので、緊急性の無い学問を学ぶことはほぼないが。

だからこそ、空いた時間・エネルギーを予め何かの分野に投下しておき、店を開いておくこと(物の例えである)は正しい。

 

誰もがマーケットに直結できる時代に、自分だけが何の商材も持たないのはあまりに辛い。

「何もしない」ということは、あなただけが相対的に貧しくなることを意味しているのだから。

 


 

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14件のコメント

  1. ティミドウルフ

    “「何もしない」ということは、あなただけが相対的に貧しくなることを意味しているのだから”
    という最後の一文は、日々やるやる詐欺を繰り返している意志薄弱な自分に何度も言い聞かせたい言葉です。

    専門家になるのにコストがかからない恵まれた時代に生まれたことを感謝して日々を過ごそうと思います。

  2. gira

    >正統派
    儲けを生み出す構造が時代と共に変わっていっても、その根本的な
    ところは大昔からずっと変わらない。
    他者との良好な信頼関係を築き得た者だけが最後の勝利者たりえる、ということですかね。

  3. teihen

    gira様へ

    ゼロから上に行く人って、周囲から受けている敬意や信頼の桁が違いますからね。
    自分がそういう人種(正統派)なのか否かを早めに判断して、属性にあった戦い方を狙うのが成功のコツなのでしょう。

  4. teihen

    ティミドウルフ様

    みんな結構あれこれと奔走してますからね。
    学習・宣伝・交流の三点は昔に比べて相当コストが下がっているので、そのメリットを活かしていきましょう。

  5. ヤス

    今回の記事もありがとうございました。
    新年度から何かを始めるのではなく、今から下準備をする大切さを学びました。

  6. teihen

    ヤス様へ

    私は学習に勝る準備はないのではないか、と最近改めて感じはじめております。
    お互い、効率の良い学びを得たいものですね。

  7. 53∞

    お久しぶりです。

    既にファミリーによる家業の
    ビジネスも完成し、一族で
    コツコツとですが、ストックを
    作りつつあります。私個人と
    しても、ネットを駆使して日銭を
    稼ぐ事も出来るようになりました。

    ここまで来ると謎の境地と
    言いますか、サラリーパーソンは
    究極的には資本主義社会では奴隷
    と変わらないという本質に気付いて
    しまったのですが、最近はやや
    無気力です。周りのみんなは組織人
    なので、日常の暇つぶしの
    相手をしてもらう事は不可能でして。

    既に自分の中でですが、
    人生の勝利要件であろう生活に
    必要な要素(金や時間や人間関係)
    をある程度手に入れた先は何を
    すれば良いのでしょうか。

    暇過ぎて悩んでおります。
    やはり、小さなビジネスを興す
    ような方向性が面白いのではないか
    という漠然とした感覚です。
    後は何かを創作するくらいしか
    やる事が浮かびません。

    こんな事を言ったら
    失礼かもしれないですが、
    他に面白そうな事が無くて、
    そう感じました。
    (普通に遊んだりダラダラするのが
    あまり得意な性格では無いようです)

  8. teihen

    53∞様

    順調のようですね、おめでとうございます。
    個人の勝利条件を満たした後は、家門の勝利条件を考えてみるのは如何でしょうか?
    富やノウハウも子孫に継承することが出来なければゼロですので。

    若しくは、社会還元ですね。
    安定した国家を構築することこそが、子孫への最高の贈り物になりますので。

  9. Name *

    最近ブームのAIになんとか絡んでいけないか思案している者です。
    AI開発者には能力上なれないので、ユーザーとしての専門家になれないかと考えて、
    オープンソースのライブラリ調べたり、数学の復習をしております。

    と言っても
    ・ブームが終わったあとに、社会に定着しているのか
    ・AIがコモディティ化したあとは、誰でも簡単に使えるんだろうな(というか今でもブラックボックスのまま使える)
    などの心配があります。

    そこでいくらか内容を知っていることになんのアドバンテージがあるのやらと思いつつ、
    新しい道具が現れた時はその周辺で商売をする人々がいたことを思い出し自分を励ましてます。今回のエントリも自分の行動に反映させたいです。

    それにしても・・・大学で学んだ内容も、卒業証書も満足に換金できなかった負け犬としては
    大学で勉強した日々が少しでも役に立ってほしい。

    これ以上、金と時間を溝に捨てたという後悔に囚われるのはつらいのや・・・。
    我ながら不毛な思考だなぁ。

    今回も示唆に富む内容ありがとうございました。

  10. teihen

    9:38様へ

    素晴らしいお考えだと思います。
    知りえた情報を纏めて発信し続けるだけでも、効果は大きいのではないでしょうか?

    メジャー化しつつある新技術に関しては、初心者向け解説の需要は大きいです。
    (PC黎明期のように)
    所有権が自分にあるコンテンツを集めて下さい。

  11. TOMIN

    お久しぶりです。
    飽き性な自分が、日銭を得ながらなんとか自分の持っている事業が1年以上続いているのに、我ながら驚いているところでした。
    それを区切ってか、許可の申請を先日警察署へ届けた次第でございます。これも底辺様へご相談させて頂いた結果だと存じております。ブログのコメントで失礼いたしますが、ありがとうございます。
    記事とは関係ないかもしれませんが、方向性を考えているときに自分が今どの立ち位置にいるかわからない時があります。
    自分の立ち位置を再考できる何か良い方法とかあれば教えていただきたいです。

  12. teihen

    TOMIN様へ

    順調のようですね。
    許可申請は古物商でしょうか。
    商売繁盛を祈ります。


    自分の立ち位置が分からない時は、年代の近い同業者を横目で見て比較して下さい。
    売上や名声の大小はよくわかる筈です。

    また、自分をビジネス漫画のゲストキャラとして登場させた時に、どのような描写になってしまうかを冷徹に想定して下さい。
    そこから2枚落とした姿が、他者から見たあなたです。

  13. 居古阿凪 英知

    最近正直精根尽きた感があります。

    単に体調が悪化したのと、日中通うところができたので可処分時間が無くなっただけだと思いたいですが。

    自分が納得できるブログ一記事書き上げるのには多分最低でも数ヶ月かかると分かってからなかなかその準備に取りかかれません。

    とりあえず日記になってしまっていますが、自分の切り売りの練習と思ってブログを更新しています。

    何かに習熟するためには継続が、継続のためには健康と時間が大事ですね。

    現状の私には何かの専門家になるにはどちらも欠けてますが、とりあえず、こんな私でもニュースになるようなことがあった場合、テレビのテロップには無職ではなく、自営業と出るのだという点だけは一般人よりは習熟しているなと思っております(笑)

    毎回勉強になります。ありがとうございます。

  14. teihen

    居古阿凪 英知様へ

    体力が無い時期は、どうしても気力も弱まります。
    そういう時は無理に仕事をこなそうとするのではなく、現状のエネルギーでこなせる作業を探して下さい。
    リターンは少なくても良いので、仕事を小さく小さくしていくことを意識して下さい。

    応援しております。

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